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梓「ぱられる!」

ライトノベル新刊情報サイト「ラノベ総合案内所」が出来ました.

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:30:46.70 ID:F8SGTYqX0
ここは何処だろう。

何で自分がここにいるのかも分からない。
気付いたらここにいた。

この大自然の中に・・・。
周りには木々が生い茂っている。

目の前に大きな崖がある。

唯「離してよ?!!」

聞き慣れた声が崖の上から聞こえて来る。
その先を声の先を見ると

唯「あずにゃん・・・。」

何物かに囚われた唯先輩がいる。
ちょうど崖の影になっていて見えない。

私は未だに状況がつかめず混乱している。

??「返してほしければ助けに来い。」

梓「あ、まっ・・・」

私がそう言う前に唯先輩は消えてしまった。
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:36:38.75 ID:F8SGTYqX0
・・・
頭の整理がつかず、そのままボーっとしていると
得体の知れないものが近付いてきた。

梓「木の・・・お化け?」

根っこで歩き、手のような鋭い枝がある。
木のお化けはその枝でいきなり私に襲いかかって来た。

梓「えっ!?」

辛うじて避けることが出来た。
頬からはつーっと血が垂れる。

梓「え!?ちょちょっと何なの?」

私はやっと正気に戻り、逃げ出す。
ちょっと走ったあとに振り返って見る。
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:39:53.71 ID:F8SGTYqX0
梓「あれ?」

どうやら脚は遅いらしい。
根っこだからか・・・?

安心していると右肩を何かが貫いた。

梓「えっ・・・?」

木のお化けの枝が貫いてた。

梓「あの枝、伸びるの!?」

私は無理矢理手で枝を折った。
梓に刺さっていた枝は灰となり消滅したが
向こうにダメージはほとんど無さそうだ。

しかも3匹、5匹と集まって数が増えている。
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:42:50.85 ID:F8SGTYqX0
梓「やばっ・・・。」

梓はひたすら逃げた。
がむしゃらに走った。

すると目の前に虹色の楕円があった。

梓「なにこれ・・・。」

いや、もうツッコミ切れないくらい
色々おかしいんだけども。

後ろを振り向いて見ると
数えきれないほどの木のお化けが・・・。
枝を私に向かって構えている。

梓「えーい!もうどうにでもなれ!!」

梓は虹色の楕円に飛び込んだ。
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:47:12.17 ID:F8SGTYqX0
??

梓「痛っ・・・。」

私は気がつくと自分の部屋にいた。
肩の怪我は・・・消えている。
一体今のは何だったんだろうか。

梓「そういえば今、何時。」

私は携帯を取り出す。
すると、着信とメールが共に1件入っていた。
両方とも唯先輩だった。
私はメールを読む。
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:51:49.88 ID:F8SGTYqX0
From 唯センパイ
Sub 落ち着いて読んでね

本当は電話で伝えたかったんだけど
あずにゃん電話に出なかったからメール送っておくね。

落ち着いて読んでほしいんだけど
きっとあずにゃんはそのうち
見たこともない世界に飛ばされちゃうと思う。
そしたらすぐに虹色の楕円を探して飛び込んで!
そうすれば現実世界に戻れるよ。

もしかしたら得体の知れないものが
襲ってくるかも知れないけど
その時はむったんを想像して。
あの世界では楽器を具現化出来るよ!
でも身近にあって愛着してる楽器じゃないとダメなんだ。
そのまま攻撃が出来るから。

消したい時は気を落ち着かせれば消せるし
一度具現化した楽器は
つけてる名前を叫べば再び具現化出来るよ。

それじゃあ、あずにゃん・・・バイバイ
愛してるよ

平沢唯
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 21:57:46.49 ID:F8SGTYqX0
唯先輩らしくない絵文字がひとつもないメールだった。
えっと・・・思考回路が追い付かない。
それに最後のバイバイって・・・?
あらかじめ自分がさらわれるのが分かっていたのか?
なら何故助けを求めようとしないのか。
どうしてこちらから向こうの世界の戻り方を
書いてくれていないのか。

優しい唯先輩のことだ。
恋人である私の身を
案じてくれていたのだろう。

とりあえず私は唯先輩の家に向かうことにした。
もしかしたらメールは唯先輩の悪戯で
たまたま私がそれに近い夢を見たのかも知れない。
きっとそうだ。

自分にそう言い聞かせてるものの私の足取りは早かった。
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:03:45.94 ID:F8SGTYqX0
平沢家

憂「あ、梓ちゃんいらっしゃい」

梓「唯先輩いる?」

憂「2階で勉強してるよ?」

梓「ちょっとお邪魔するね」

私は急いでに家に上がり2階に上がった。

憂「?」

梓「唯先輩!!」

バンと大きな音を立てて私は唯先輩の部屋に入る。

梓「・・・。」

憂「梓ちゃん、どうしたの?・・・え?」

いない。
いるはずの唯先輩がいない。
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:09:17.74 ID:F8SGTYqX0
憂「そんな・・・。私家にずっといたから
お姉ちゃんが外に出たのは有り得ないよ!」

梓「憂!落ち着いて!!」

無理な話だ。私が一番落ち着いてない。

梓「とりあえず、家の中探してみよ?」

憂「うん・・・」

しかし、いくら探しても唯先輩は見つからない。

憂「お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・」ウルウル

梓「・・・私多分唯先輩が何処に行ったか分かるよ。」

憂「えっ?」

梓「軽音部の先輩方、ここに呼んでも良いかな?」

憂「う、うん・・・」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:15:33.98 ID:F8SGTYqX0
?しばらくして?

律「唯が行方不明ってどういうことだよ」

梓「とりあえず聞いて下さい」

かくかくしかじか

紬「そんなことが・・・」

澪「いきなり信じろって言われても」

梓「私だって信じられないですよ」

律「でも唯のメールもあるし、実際唯の居場所も分からないし」

憂「うぅ・・・お姉ちゃん・・・」

律「仮に梓の話が本当だとしてこれからどうするよ?」

澪律紬梓憂「うーん・・・」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:20:32.75 ID:F8SGTYqX0
澪「唯のメールが本当なら私たちは
向こうの世界で戦えるはずだよな?」

梓「そうだと思います」

律「あとはどうやって向こうの世界に行くかだな」

紬「そのワープするための楕円は今何処に?」

梓「それが分からないんです・・・。
気付いたら部屋にいて、そんなもの部屋には無かったんです」

澪「とりあえず梓の家に行ってみよう」

憂「私も行きます!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:31:12.47 ID:F8SGTYqX0
?中野家?

梓「ここが私の部屋で・・・って、え?」

澪「虹色の楕円が」

紬「梓ちゃんの部屋に」

律「あるな・・・」

憂「お姉ちゃん・・・」

私の部屋にはあの世界にあったものと同じ
虹色の楕円があった。

律「これで梓の話は本当だったことになるな」

梓「まだ信じてくれてなかったんですか!」

律「すぐに信じろって方が難しいと思うぞ」

梓「うっ・・・」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:37:30.00 ID:F8SGTYqX0
紬「まあまあ」

澪「今はそれ所じゃないだろ?唯を助けるのが先決だ」

梓「そうですね!」

律「それじゃ、行こうぜ!!」

紬「ちょっと待って」

澪律梓憂「?」

紬「何かしら準備して行った方が良くないかしら」

澪「確かにそうだな。手ぶらというのも無謀過ぎる」

律「各自家に一旦戻って準備しよう」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:43:45.57 ID:F8SGTYqX0
?しばらくして?

再び中野家

律「それじゃあ今度こそ・・・」

紬「行くわよ?」

梓「はい!!」

澪「・・・いざ行くとなると怖くなってきた」ガクガク

憂「今行くよ!お姉ちゃん」

私たちは重い荷物を持って
一斉に虹色の楕円に飛び込んだ。
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:45:13.91 ID:F8SGTYqX0
??

どさっ

律「いてて・・・」

澪「うーん・・・」

紬「ここが梓ちゃんの言ってた向こうの世界・・・」

憂「木がたくさん」

梓「うっ・・・」

律「!? 梓、肩が!」

梓「そういえば現実に戻る前に攻撃されたんでした・・・」

憂「木が動いてるよ!!」

今の状況は私が虹色の楕円に
飛び込む直前の状態と全く同じだった。

律「いきなりピンチかよ」

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:51:10.64 ID:F8SGTYqX0
律「とりあえず唯が言ってたように
楽器を想像すれば良いんだな。」

律先輩が目を閉じてから数秒後
律先輩の目の前にドラムが現れた。

律「おおっ!これを叩けば良いんだな」

チチッチ チチッチ チチッチ チチッチ チチッチ チチッチ チチッチ チチッチ
ドン タン ドン タン

律先輩が走り気味の8ビートを刻むと同時に
ドラムから衝撃波が飛び出す。

梓「凄い・・・」

紬「あれだけいた木のお化けが・・・」

憂「みるみるうちに・・・」

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 22:57:28.54 ID:F8SGTYqX0
そして

律「全部片付いたか」

梓「律先輩凄いです!」

紬「りっちゃんカッコ良かったわ!」

律「たはは、照れるじゃんか//」

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」

律「帰ってこーい・・・」

紬「それより梓ちゃん、怪我が・・・」

梓「こっちに来ると怪我が復活するみたいですね。
右肩で良かったです。左だったらギター背負えないですから」

紬「私、救急箱持って来たから!」

律「おお!流石ムギ」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:02:45.48 ID:F8SGTYqX0
紬「あら?そういえば荷物がないわ」

律「あ、私もだ。何処かに落としたか!?」

憂「というかこっちに来た時に荷物持ってましたっけ?」

梓「無かったね・・・」

紬「どうしよう・・・」

梓「それより皆さん、楽器を一度具現化させておきましょう。
一度具現化させれば後は名前だけで具現化出来るみたいですから」

澪「そうだな」

律「ドラ美!!」

律先輩が叫ぶと、ドラムが出て来る。

律「おお、本当だ!こりゃ便利」

私、澪先輩、ムギ先輩は楽器を具現化させる。
しかし、憂はおろおろしている。
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:08:29.14 ID:F8SGTYqX0
憂「私はどうすれば・・・」

澪律紬梓「あっ・・・」

憂は楽器を持っていない。

梓「とりあえずギー太は?」

憂「試したんだけど・・・出て来ない」

律「じゃあさ!憂ちゃんの愛着があるものなら
具現化出来るんじゃないか?」

紬「試してみましょう」

憂「えっと・・・じゃあ」

憂が目を閉じて数秒後。
憂の目の前におたまとフライパンが現れた。

梓「憂は本当に家事が好きだね・・・」

憂「えへへ。でもこれ律先輩みたいに衝撃波が出ないよ?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:13:56.94 ID:F8SGTYqX0
しばらく色々検証してみた結果
・自分の愛着のある物なら具現化が可能
・自分の家に存在しない物は具現化不可
・具現化した物は現実世界同様に使える
・楽器以外は攻撃出来ない
・名前がついていない物に関しては
いちいち想像しなければならない
ということが分かった。
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:15:43.95 ID:F8SGTYqX0

梓「じゃあ憂は攻撃出来ないってことになるね」

憂「ごめんなさい・・・」

律「でも憂ちゃんのおかげでご飯食べれるぞ」モグモグ

具現化した食材と調理器具で憂が作った料理をみんなで食べている。
それにしても食材まで具現化出来るなんて凄いな。

紬「憂ちゃんのおかげで梓ちゃんの治療も出来たし♪」モグモグ

憂「お姉ちゃん、良く転んで怪我するから
救急箱にも愛着があったみたい」モグモグ

憂は家にあるほとんどの物を具現化出来そうだ・・・。

律「憂ちゃんはRPGでいう魔法使いみたいだな!」

憂「律さん大袈裟ですよ//」

紬「素敵ね」キラキラ

澪「さて、これからどうする?」

梓「とりあえず私が一番最初にいた場所まで戻りましょう
そう、遠くないはずです。」

澪「そうだな」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:19:45.41 ID:F8SGTYqX0
そして

梓「この崖の上に唯先輩と唯先輩をさらった奴がいたんです」

憂「この崖を登るはちょっと・・・」

律「無理だな・・・」

澪「どうしよう・・・」

律「崖の右か左の方に行ってみるしかないな」

梓「二手に分かれます?」

澪「それは良いけど・・・どうやって合流するんだ?
もしかしたら片方は行き止まりかも知れないだろ」

梓「そうですね・・・」

律「なあ、携帯を具現化出来ないか?
いつも使ってるんだし、愛着はあるだろ」

紬「やってみましょう」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:24:45.22 ID:F8SGTYqX0
携帯を具現化出来たけど・・・

律「圏外とは・・・」

梓「考えてみれば電波なんかないから当たり前ですね・・・」

澪「誰か無線を家にある人いないのか?」

律「そんな奴いないだろ!」

紬「あるかも知れないけど・・・
多分、具現化は出来ないわ」

澪「時間はかかるけどみんなで両方行ってみるか」

律「そうだな。
よし!澪じゃんけんするぞ!
私が勝ったら左、澪が勝ったら右!」

律先輩が勝ったので左に行くことになった。
ちなみに私が最初に逃げた方向は右。

しばらく歩いていると
再び木のお化けが大量に現れた。

律「よし、じゃあまた私のドラ美で・・・」

紬「待って!りっちゃん」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:31:17.49 ID:F8SGTYqX0
律「どうしたんだ?ムギ」

紬「あの敵はそんなに強くないし
りっちゃん以外も実践慣れしておくべきだと思うの
それにみんながどういう攻撃が
出来る知る良い機会じゃない?」

律「それもそうだな!」

梓「じゃあ私から行きます!むったん!!」

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」

律「澪はこんなんで大丈夫なのか・・・」

私はギターコードを押さえて軽くストロークする。
むったんから衝撃波が放たれる。

憂「梓ちゃん凄い!!」

梓「えへへ//」

紬「でもりっちゃん程威力はないみたい
まだ生きてるわよ」

梓「よし!」

私が押さえるコードを変えると
衝撃波も様々に変化した。
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:36:23.42 ID:F8SGTYqX0
紬「凄いわね・・・」

律「よし・・・多少片付いたし
次は澪な!」

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」

律「・・・」

律「・・・ムギ
澪を現実に引き戻しておくから先頼んだ」

紬「よしきたー」

紬「キー坊!!」

ムギ先輩の前にキーボードが現れる。

紬「じゃあ手始めにクラッシックでも」

ムギ先輩は音色をピアノにし
クラッシックを弾き始めた。
ゆるやかなで綺麗な音が奏でる。

梓「ってあれ?効いてませんよ?」

紬「あれー?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:40:28.70 ID:F8SGTYqX0
憂「でも向こうも攻撃してこないですし動かないですよ」

紬「じゃあ次はCagayake!GIRLSで」

ムギ先輩は音色をシンセ・リードに切り替える。
すると小さな衝撃波が機関銃のように飛び出していく。

梓「凄い・・・。まるでマシンガンのように・・・」

紬「こんな感じかしら、うふふ
あとは澪ちゃん任せたわ」

澪「任せとけムギ!エリザベス!!」

梓「あ、復活してる」

澪先輩がベースを指弾きする。
しかし大きな音がするだけで
澪先輩のベースからは衝撃波出ない。

澪「・・・え?」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:45:15.62 ID:F8SGTYqX0
梓「何で・・・?」

しかしその瞬間、木のお化けが倒れる。

律「・・・え?」

紬「澪ちゃん!どんどん演奏して!」

澪「う、うん!」

澪先輩が演奏すると1匹1匹確実に倒れていく。

澪「こんなもんか」

律「全部片付いたな」

澪「さあ、どんどん行くぞ!」

梓「澪先輩が急にやる気に!?」

律「演奏が楽しいんだろ」

そしてまたしばらくして


律「今度はケンタウルスか」

澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナ…」

律「もういいから」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:49:42.94 ID:F8SGTYqX0
ケンタウルスは私に目掛けて襲いかかって来た。
私はむったんで演奏する。
が、ケンタウルスは止まらず突っ込んでくる。

梓「・・・え?」

律「効いてない?」

澪「梓!」
紬「梓ちゃん!」

澪先輩とムギ先輩の演奏で
何とかケンタウルスは倒れた。

憂「危なかったね梓ちゃん」

梓「うん。澪先輩、ムギ先輩ありがとうございます」

律「敵がだんだん強くなってきたな」

紬「このままじゃちょっと厳しいかも知れないわね」

澪「何か演奏に一工夫加えてみてはどうだろう」

紬「そうね」

私たちはそうして試行錯誤しながら先に進んでみた。
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/09(日) 23:54:21.40 ID:F8SGTYqX0
律「なかなか上手くいったな」

澪「そうだな。みんなで演奏すると威力上がるし」

紬「私だけこれといった大技がないわね」

梓「その分、追加効果が凄いですよ!」

憂「みんなの能力をノートにまとめてみたよ!!」

憂・・・いつの間に。
しかもノートまで具現化したの。
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:01:26.81 ID:GSJw9O7/0
1ページ目

中野梓

攻撃:F
連射:D
範囲:B
体力:A
素早:A

押さえるコードによって衝撃波が変化する。

大技:ピックスクラッチ
レーザービームのような衝撃波を放つ。
貫通性能があり攻撃時間が長い。
攻撃:S 連射:G 範囲:G
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:02:30.79 ID:GSJw9O7/0
2ページ目

秋山澪

攻撃:A
連射:D
範囲:G
体力:A
素早:B

見えない衝撃波を放つ。

大技:グリッサンド
ソニックブームを放つ。
攻撃範囲が広く連射が可能。
攻撃:F 連射:B 範囲:B
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:03:17.09 ID:GSJw9O7/0
3ページ

田井中律

攻撃:A
連射:A
範囲:A
体力:G
素早:G

力強い衝撃波を乱打出来る

大技:16ビート
基本攻撃の2倍の攻撃と連射を誇る
攻撃:A 連射:A 範囲:A
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:04:48.63 ID:GSJw9O7/0
4ページ

琴吹紬

攻撃:音色によって変化
連射:音色によって変化
範囲:音色によって変化
体力:D
素早:G

クラリネット
攻撃:D 連射:D 範囲:D
一番平均的な攻撃

シンセ・リード
攻撃:G 連射:S 範囲:G
マシンガンのように小さな衝撃派を放つ

ピアノ
攻撃:0 連射:D 範囲:B
敵の戦闘士気を大幅に下げることが出来る

ロックオルガン
攻撃:E 連射:E 範囲:E
相手を一定時間麻痺させることが出来る

ギター・ベース・ドラムの音も出せるので
それぞれの1/4の力で同じ攻撃が可能

大技:無し
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:10:54.40 ID:GSJw9O7/0
(体力は継続的に演奏出来るかどうかです)

憂「どう・・・かな?」

梓「凄いよ!よくまとまってる!」

憂「えへへ//私これくらいしか出来ないから」

紬「充分よ憂ちゃん!」

律「にしても私とムギは攻撃を回避出来ないのはつらいよな」

梓「特に律先輩は連続で演奏出来ないので危ないですね」

澪「その分攻撃がえげつないけどな・・・」

律「よし!これで大丈夫だろ」

梓「先に進みましょう」

私たち先に進んだ。
それにしてもこの崖何処まで続くんだろう。

律「これ何処まで続くんだ??」

律先輩が私が思ったことを口にする。

紬「お茶にしましょう」パァァ
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:16:48.98 ID:GSJw9O7/0
そういってムギ先輩はお茶を具現化させる。
憂もお菓子を作っている。

澪「まったく、緊張感がないな」

梓「でも休憩しとかないと体力もたないですよね」

澪「それもそうだな」

そう、ここに進むまで相当な数の敵と戦って来た。
スライムやらユニコーンやらコウモリやら色々出た。
進むにつれ敵が強くなっているが
私たちも演奏が上手くなっているので
何とかなっているのだった。

しかし、スライム戦はつらかった。
私たちのあんなところやこんなところに侵入してきて・・・
あああああ、思い出したくない///////
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:21:31.15 ID:GSJw9O7/0
澪「それにしても梓と唯が付き合うだなんてなー」

梓「//」

澪「最初はびっくりしたけどお似合いだよな」

梓「ありがとうございます//」

澪「だから早く助けてあげなきゃな
唯のためにも梓のためにも・・・」

梓「はい!」

雑談も終わり休憩を済ませて先に進む。

律「や、やけに歩くのがつらいな」

澪「あれ?」

律「どうした、澪?」

澪「崖・・・低くなってないか?」

紬「あ!本当だわ」

梓「急ぎましょう!」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:26:50.94 ID:GSJw9O7/0
段々と低くなっていき
そろそろ地面と崖が同じ高さになりそうになった。

紬「恐らく螺旋になっているのね」

梓「憂・・・」

憂「どうしたの?梓ちゃん」

梓「憂は現実世界に戻った方が良いと思う」

憂「え?」

澪「・・・」

梓「多分、崖の高さが下がってくる速度が上がってきてるから
螺旋は螺旋でも山みたいになってるんだと思う」

澪「となると崖の上は恐らくそう広くはないってことだろ、梓?」

梓「・・・はい」

梓「私の勘だけど、事は終わりに近づいてる
私たちは演奏を上手くすれば強くなれるけど
憂はそもそも武器がない」

憂「・・・で、でも!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:34:09.30 ID:GSJw9O7/0
澪「私たちじゃもう憂ちゃんを守れないかも知れない」

梓「憂がいなくなったら誰が唯先輩のお世話するの?」

律(お世話って・・・)

梓「それに憂がいない世界に戻って唯先輩は喜ぶと思う?」

憂「・・・」

澪「私たちを信じて欲しい
必ず唯を助けだして帰るから」

憂「分かりました」

律「でもどうやって・・・」

梓「そこに出口がありますよ」

と言って梓は指をさす。
その先には虹色の楕円がある。
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:39:40.17 ID:GSJw9O7/0
紬「さっきまで無かったのに・・・」

梓「どうやら私の意思で自由に出せるようです」

憂はゆっくりと歩き出す

憂「それじゃ梓ちゃん
お姉ちゃん助け出してね!絶対だよ!!」

梓「任せて!」

律「私たちに任せろ!」

憂「律さん、紬さん、澪さん、梓ちゃん
お姉ちゃんをよろしくお願いします」

そう言って憂は現実世界に戻って行った。
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:40:25.64 ID:GSJw9O7/0
??

いててっ。
なんだか体が重い。
背中にこちらを出る時に持って行った荷物が乗っている。
周りを見渡す。
梓ちゃんの部屋だ。
私だけ・・・私だけ帰ってきてしまった。
いや違う。
みんな帰って来る!お姉ちゃんを連れて
大丈夫だ。

ピピピピピピピピピピピピッ

何の音だろう。
そして、憂の目の前は真っ白になった。

??
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:54:42.61 ID:GSJw9O7/0
憂が現実世界に戻ると
憂が具現化したものは全て消滅した。

律「さあ、行くか!」

そして少し歩いたあと
崖と地面が繋がっていた。

紬「いよいよね!」

澪「ああ」

梓「何か人がいますけど」

崖を登り切ったところに3人ほど人がいる。
そして・・・何故か2匹のトラがいる・・・。

人「・・・」

律「この世界で初めて人を見たな」

人「ここは通さない」

律「へっ?」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:55:35.34 ID:GSJw9O7/0
澪「律危ない!」

人が襲いかかって来た。
律先輩は辛うじて避ける。

紬「りっちゃん大丈夫?」

律「へっ、分かりやすくて良いぜ!ドラ美」

澪「よし、みんな行くぞ!」

梓「はい!」

紬「よしきたー!」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 00:59:21.63 ID:GSJw9O7/0
-バトルSTART-


トラが律先輩に襲いかかる。

律「これでもくらえ!」

律先輩が8ビートを演奏する。
トラは衝撃波の間を難なく抜けて行く。

律「なん・・・だと・・・」

梓「ピックスクラッチ!」

私の攻撃は綺麗にトラの体を突き抜けた。
トラは律先輩の目の前で倒れた

律「さんきゅー、梓」

紬「それにしても何て速さ・・・」

人「ふん、なかなかやるようだな」

梓「まだまだ!やってやるです!!」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:03:35.51 ID:GSJw9O7/0
人「それならこちらも」

すると三人はベース、キーボード、ドラムを具現化させた。

澪「え、私たちと同じ?」

人「自分たちだけ出来ると思うなよ」

敵のベースが演奏する。
(以下ベースの人→B キーボードの人→K ドラムの人→D)

梓「がはっ」

私に何かが衝突し、私の体の体は簡単に吹っ飛んだ。
見えない攻撃がここまでタチが悪いとは・・・。

澪「梓っ!」

B「人の心配している場合か?」ククッ

澪「何?」

律「澪!後ろ」

その時、澪先輩の左肩にトラが噛みついた。
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:08:08.46 ID:GSJw9O7/0
澪「うあ・・・」

律「澪!」

澪「こんの・・・!離れろ!」

澪先輩はベースを演奏するが
近過ぎて当たらない。

律「くそ、私のドラムじゃ澪を巻き込んでしまう」

助けなきゃ・・・。
でも体が動かない。
肋骨を何本か持っていかれてるみたいだ・・・。
動こうとすると激痛がする。
たった1撃でこれか。
改めて自分の体の小ささを実感する。

梓「うぐっ」ゲホゲホ
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:10:46.51 ID:GSJw9O7/0
B「ほう、まだ生きがあるか」

D「それではとどめを指しておきましょうか」

紬「そうはさせないわ、ロックオルガン」

K「そう簡単に物事は上手くいかないんだよ、お譲ちゃん」

紬「!?私のロックオルガンが消された?」

K「ロックオルガン同士の対決だ。退いたら仲間全員動けなくなるぜ」

紬「それはあなたも同じでしょ!」

ムギ先輩はKと勝負を始めた。
澪先輩はグリッサンドを連発し、何とかトラを離せたようだ。
しかし、連発したため澪先輩の体力はほとんどない。

梓「ピックスクラッチ!」

またもや私の攻撃はトラに命中し
さらに運良く貫通してBの右肩に当てた。
と、同時に私は力尽きた。
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:15:36.85 ID:GSJw9O7/0
・・・

目が覚めると
残るはBだけになっている。
しかしみんなも弱り切っている

B「まさかここまでやるとはな
しかしここまで弱っていれば
人1人以下も同然!」

律「くそ?・・・」

梓「そんなことないです!」

澪「梓!?」

B「起きたか」

梓「みんなで演奏すれば、+じゃなくて×になるんです!」

紬「そうよ!」

梓「みなさんいきますよ、ふわふわ時間!」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:19:32.49 ID:GSJw9O7/0
演奏はとても酷かった。
律先輩のリズムは酷く遅いし
澪先輩もストロークが出来てない
ムギ先輩は指がしっかり動いてない

私に限っては立てないので寝そべって演奏している。

でも息だけはぴったりあっていた。

大きな衝撃波となりBに衝突する。

B「ぐ・・・、ふん、ここまでか。せいぜい頑張るんだな」

そう言い残してBは消滅した。

何とか勝てたのか。
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:24:54.15 ID:GSJw9O7/0
紬「梓ちゃん、大丈夫?」

律「そういうムギだって指がぼろぼろじゃないか」

紬「りっちゃんだって手の皮剥けてるじゃない」

澪「梓?大丈夫か?」

梓「大丈夫ですよ・・・痛いですけど」

澪「立てる?」

梓「・・・」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:26:25.51 ID:GSJw9O7/0
律「しゃーないな、ほら」

律先輩が腕を掴んで私を起こす。

梓「痛い痛い痛い!律先輩もっと優しく!」

律「文句言わない」

梓「大雑把過ぎですよ、全く」

そして律先輩と肩を組む。

澪「梓、助けてくれてありがとな」

梓「そんな・・・大したことないです」

律「大したことないなら自分で歩け」

梓「・・・嘘です。すっごい大変でした」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:27:05.07 ID:GSJw9O7/0
律「ははは」

紬「ふふふ」

澪「あはは」

梓「えへへ」

澪「さあ、進もうか」

律紬梓「おー!」ヘロヘロ
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:35:24.73 ID:GSJw9O7/0
進んでいくと私の前に
現れるはずのない人間が立っていた。

梓「憂・・・?」

澪律紬「えっ?」

律「な、何で憂ちゃんがいるんだ?」

澪「もしかして戻って来ちゃったのか?」

紬「それにしたって私たちより
先の場所にいるのはおかしいわ」

梓「それに何か様子がおかしいです!」

何かぶつぶつ言ってるし
右手には包丁を持っている。
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:40:42.21 ID:GSJw9O7/0
梓「う、憂・・・?」

憂(?)「・・・・・・・・なの?」

梓「・・・何言ってるの憂?」

憂(?)「どうして梓ちゃんなの?」

そういって憂は私に襲いかかって来た。
私は律先輩から離れてしまう。

不味い・・・。
私一人じゃ立てない。

憂(?)「どうして梓ちゃんなの!?
私はお姉ちゃんのこと大好きなのに
どうして梓ちゃんがお姉ちゃんの恋人なの!?
梓ちゃん何かに渡さない渡さない渡さない
わタさナイワたサナイワたサナイわたサナい」

梓「憂、落ち着いて!」

澪「おい!この憂ちゃん影ないぞ!!」

えっ!?

律「しかも他にも憂ちゃんがいるぞ」

私たちの周りに憂が集まって来る。
しまった・・・敵か。
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:45:57.28 ID:GSJw9O7/0
偽憂「梓ちゃンナんカにワたサナイ
軽音部ナんカにワたサナい
オネエチャンハワタシダケノモノ」

憂が私の上にのしかかり包丁を構える。

あー。
流石にこれは無理かな、どうしようもない。
唯先輩を助けられなかったか。
それじゃみなさん、また・・・。

澪「あずさああああああああああああああ」

憂が包丁を振り降ろそうとしたその瞬間・・・

??「憂!めっ!!」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:52:00.27 ID:GSJw9O7/0
聞き慣れた声がした。
唯・・・先輩?

偽憂「オネエ・・・チャン」

唯「あずにゃん傷つけたら怒るよ!私の大切な恋人なんだから」

憂「あ・・・、あ・・・」

唯「それにね、あずにゃんが恋人になったからって
憂が好きなのは変わらないよ。」

唯先輩がそう言った瞬間
偽の憂は全て消滅した。

唯「ふう・・・。」

律「唯・・・本当に唯なのか?」

澪「影は・・・ちゃんとある!」

紬「唯ちゃん!唯ちゃんなのね!?」

唯「へへー、正真正銘平沢唯だよ!」

梓「唯せんぱ??い!!」

私は這いずりながら泣きながら
唯先輩に抱き付いた。
相当酷い光景だな・・・これ。
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:54:26.25 ID:GSJw9O7/0
紬「感動の再開ね」

澪「良い詩が書けそう!」

律「これで1件落着だな!」

唯「ううん、まだだよりっちゃん」

律「え?」

澪「唯をさらったのは偽物の憂ちゃんじゃないのか?」

唯「違うよ」サラリ

紬「で、でも今のうち逃げれば・・・」

唯「ダメだよムギちゃん。
今は力が弱ってるから逃げれたけど
ここでまた逃げたらまたいつかさらわれちゃう」

唯「最初はさらわれたままで良いと思ってたけど
みんなにここまで迷惑かけたんだから
何が何でも戻らないとね!」

唯「みんな!助けに来てくれてありがとう!!」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:57:15.99 ID:GSJw9O7/0
紬「それで唯ちゃんをさらった人の正体って・・・」

唯「ごめんね、それはまだ教えられないんだ」

唯「さあ、先に進もう。道案内は私がするよ!!」

唯先輩は私と肩を組んだ。

歩いている途中、偽物の憂が何回も出た。
しかし唯先輩が一喝するとすぐに消滅した。
憂だけではなく、律先輩、澪先輩、ムギ先輩の偽物も出現した。
どうやらこの偽物はその人間の負の感情のみで動いているらしい。
ということは憂は私に嫉妬していたってことか。
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 01:58:43.28 ID:GSJw9O7/0
律先輩の偽物は
偽律「澪?寂しいよ?構ってよ?」
と近づいてきた。
澪先輩が「律、うるさい!」ゴチン
と頭を殴ると消滅した。

澪先輩の偽物は
偽澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」
と近づいてきて
律先輩が「み?お、大丈夫だからな?」ナデナデ
と頭をなでると消滅した。

ムギ先輩の偽物は
偽紬「どうして私にはスキンシップがないの!?」
と近づいて来て
私が抱きつくか律先輩が頭を叩くと消滅した。

ちなみにこれは唯先輩が全て教えてくれた。
唯先輩は人見抜く力を持っているということを証明していた。
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:02:52.68 ID:GSJw9O7/0
しかし・・・
何故私の偽物はいないのだろうか。
いない方がいいに決まっているのだが。
私は口に出さなかったが唯先輩以外
みんな同じことを疑問に思っていただろう。

唯「ついたよ」

??「やっと・・・来たか」

梓「・・・そういうことですか」

紬「え・・・あれって」

律澪「梓!?」

梓「唯先輩ご迷惑をおかけしました」

唯「いえいえ」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:06:19.83 ID:GSJw9O7/0
偽梓「よくここまでたどり着いたな」

梓「先輩方のおかげです」

梓「すみませんが、ここは私に任せてくれませんか?」

紬「でも・・・」

唯「ムギちゃん」

唯先輩が少し強い口調で言う。

律「分かった。私たちはこの場を離れよう」

梓「ありがとうございます」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:11:57.02 ID:GSJw9O7/0
そして

梓「まさか私が黒幕だったとわね」

偽梓「驚いたか?」

梓「で、私の負の感情って何よ?先輩方にまで迷惑かけて」

少しイラついてるのか口調がおかしいのが自分でもわかる

偽梓「それは自分が一番分かってるだろう?」

梓「・・・。」

そろそろ唯先輩が卒業してしまう不安
自分と唯先輩がレズであるうやむや
そして唯先輩への嫉妬と独占欲

恐らくこれだろう。
しかも、憂ではなく私の偽物が唯先輩をさらったことから
私は憂より独占欲が強いことになる。
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:14:15.97 ID:GSJw9O7/0
梓「違う?」

偽梓「その通りだ」

梓「驚いた。心読めるのねあなた」

偽梓「私はお前であり、お前は私だ。
心を読むなどたやすい」

梓「そっか。私もあなたの狙い分かってるしね」

偽梓「ふん」

梓「今回の件で気付いたよ。唯先輩は私の元から離れたりしないって。
唯先輩が他の人と仲良くしてるのを見て嫉妬したこともあったけど
それは唯先輩が優しいからなんだよね。
あなたはそれを私に教えてくれた。
ありがとう。」

そう私が言ったあと
偽の私の表情が明るくなった。
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:15:56.07 ID:GSJw9O7/0
偽梓「もう大丈夫?」

梓「不安はいっぱいあるけど大丈夫だよ。
私にはかけがえのない仲間がいるから・・・」

偽梓「そっか。じゃあやっと私は消えることが出来るのね。
私なんかいない方が良いもの」

梓「そんなことないよ。あなたがいなければ私は気付かなかった。
私の心の中からあなたは出てきてくれた。
あなたは優しいよ」

偽梓「ふふっ、それはあなた自身の優しさよ。
もう私を生みださないでね?」

梓「約束は出来ない。人間だからね。
でも努力はする。」

偽梓「そう、なら安心ね。私、あなたの偽物で良かった。」

そう言い残して私の偽物は
笑顔で消滅した。

さようなら。

私は声にならない声でそう呟いた。
さあ先輩方のところへ戻ろう!
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:18:21.61 ID:GSJw9O7/0
・・・
ってカッコつけたは良いけど
私一人じゃ歩けないんだった・・・。
どうしよう。

アレ?
急に視界が悪く・・・?

そして梓の目の前は真っ白になった
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:19:57.99 ID:GSJw9O7/0
??
??

梓「はっ!」ガバッ

ここは・・・?
布団?
私の部屋だ。

今の・・・もしかして夢?

やっぱり夢だったのか。
ずいぶん長い夢だったなあ。
それに細かい所までしっかり覚えている。

私は時計に目をやる。

11:32 ㈬

・・・
えーっと
・・・・・・
遅刻じゃん!!!!

私は急いで準備して家を飛び出した。

??
??
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:22:38.17 ID:GSJw9O7/0
??
??

唯「ん?むにゃむにゃ」

憂「!?」

唯「あれ?夢かあ。憂おはy・・・」

憂「お姉ちゃん!!」

ダキッ!
起きるなり憂が抱きついて来ました。
こんな朝も悪くないです。
でもこんな姿をあずにゃんが見たら嫉妬しそうです。

それにしても不思議な夢だったなあ。

唯「どうしたの?憂」

憂「だって、だって、だってお姉ちゃんいくら起こしても起きないから」グス

憂「このまま、起きないのかなって・・・」

唯「大丈夫だよ、憂。限にお姉ちゃん起きたでしょ?」

憂「・・・うん」グスグス
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:24:12.07 ID:GSJw9O7/0
ところで今何時なのかな?
私は時計に目をやる。

11:32 ㈬

唯「・・・憂、学校は?」

憂「お姉ちゃんが心配で行けなかったんだよぉ?」

唯「そっか、ありがとう憂」ギュ

憂「//」

私は優しい優しい妹を抱きしめてあげました。

唯「じゃあ学校行こうか。」

憂「うん!!」

??
??
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 02:26:42.13 ID:GSJw9O7/0
??
??

急いで学校へ向かっていると
律先輩と澪先輩に合流した。

律「あれ?梓も遅刻か??」

梓「律先輩と澪先輩もですか?」

澪「しかもあそこにいるのムギじゃないか?」

律「あ、本当だ!お?い!ムギ?!」

紬「あら、りっちゃん。それに澪ちゃん、梓ちゃん。」

澪「何だ、皆して遅刻か」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:03:38.30 ID:GSJw9O7/0
規制にやられてました

紬「斎藤が起こしてくれたらしいんだけど」

律「うちも家族が起こしてくれたらしいんだけど」

澪「私もそうだったんだけど、全く起きなかったって言われた」

律紬「私もそう言われた(わ)」

律「変な夢みたしな?」

澪紬「私も」

まさかとは思うけど・・・
まさかね・・・。

ん?
あれはもしかして唯先輩と憂?
126: しっかり5分間隔で投下します 2011/01/10(月) 03:08:13.14 ID:VDNcIF6+0
梓「唯せんぱ?い!!」

唯「おお!あずにゃん!」

憂「みなさんおはようございます」

律「結局みんな遅刻か?。珍しいこともあるんだな」

澪「そうだなー」

紬「私遅刻するの、夢だったの?♪」

律「どんな夢だよ・・・」

梓「唯せんぱぁい・・・」

私は唯先輩に泣きながら抱きついた。
やわらかくて良い匂い。そして温かい。
何よりほっとする。
憂がちょっと怖い目で見てたけど
すぐに緩い顔に戻った。
まるで祝福してくれてるみたいに。
ありがとう、憂。
127: あれ?ID変わってる? 2011/01/10(月) 03:13:48.11 ID:VDNcIF6+0
唯「まさかあずにゃんから抱きついてきてくれるとは!」

梓「だって怖い夢みたんです」

唯「夢でも泣きながら抱きついて来てくれたし私は幸せ者だよ」

梓「え?」

紬律澪憂(ん?)

梓「もしかして崖の上で、ですか?」

唯「あれ?何であずにゃん知ってるの?」

紬律澪(もしかして・・・)

澪「梓、今日見た夢、話してくれないか?」

梓「はい」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:18:23.08 ID:VDNcIF6+0
・・・

澪「全く同じ夢・・・」

律「最後のだけは梓のみの出来事だから知らないけどな」

紬「そして憂ちゃんを除き、みんな同じ時間に起床」

梓「これは偶然とは思えないですね」

憂「私だけ先に戻っちゃったから早く目が覚めたんだね」

紬「非現実的だけど認めるしかないわね」

梓「ご迷惑をおかけしました・・・」

律「しかし、まさか梓だったとはなぁ」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:23:05.98 ID:VDNcIF6+0
憂「え?お姉ちゃんさらったの梓ちゃんだったの?」ゴゴゴ

梓「う、憂ストップ!私の偽物!!」

憂「偽物でもさらったんでしょ?」

梓「あのねえ・・・。憂の偽物なんか私のこと殺そうとしたんだよ?」

憂「・・・え?」

梓「唯先輩が来なかったらどうなってたことやら」

唯「えへへー」

憂「あ、梓ちゃ・・・ごめ・・・」グスヒック

憂が泣きだす。
私は慌てて

梓「だ、大丈夫だって!ほら私生きてるし
あの世界の偽物はそういうものだってこと。
だから私のも許して?」

憂「・・・うん」グス
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:28:15.66 ID:VDNcIF6+0
唯「あ?ずっにゃん!」

梓「にゃっ!?」

唯先輩が抱きついてきた
そして私もそのまま抱きついた

唯「おお、今日はあずにゃんが素直だ!」

梓「そりゃ、あんな夢みればそうなりますって」グス

律「ヒューヒュー、お二人さん熱いねえ」

澪「//」

紬「●REC」

憂「ニコニコ」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:34:19.85 ID:VDNcIF6+0
梓「ほ、ほら早く学校行きますよ!」

律「はいはい」

梓「唯先輩・・・」

唯「ん?」

梓「これからも・・・ずっと一緒にいて下さいね」

唯「もちろんだよ!」

梓「唯先輩、大好きです」













おしまい
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:35:06.47 ID:VDNcIF6+0
見てくれた皆さんありがとうございました!
初SS、さらに初スレということで
gdgdなところがあったとは思いますが
最後まで終わらせることが出来て良かったです
正直内容が思い切り厨二っぽいので叩かれまくると
思っていたのですが、皆さん優しくて安心しました。
SSを書くのがこんなに大変だとは思いませんでした。
でも、楽しかったのでまた書いてみたいと思います!
何かアドバイスとかあったらお願いします。

あとおまけがあるのでそちらも良かったらどうぞ
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:37:03.66 ID:VDNcIF6+0
おまけ

その日の放課後

律「しかしあの夢、最後は壮絶だったなあ」

澪「え?」

律「いきなり穴に吸い込まれるんだもん」

澪「え?え?え?」

律「それじゃ、またな!澪」

澪「うん・・・」

澪(私は梓と分かれたあと
しばらくして目の前が真っ白になっただけだぞ)

その日の夜

ブーッブーッブーッ

澪「ん?聡から電話か。もしもし?」

聡「姉ちゃんがいないんだ!」

澪「・・・え?」

澪編に続く(?)
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 03:58:36.21 ID:Hsc0MHJG0
結構おもしろかったよ
VIP的にはエロかぶっ飛び系が伸びるけどこういうのもたまには良いかな
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 08:16:37.89 ID:YY7CR8up0
おもしろい
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 09:40:38.32 ID:VDNcIF6+0
皆さん感想ありがとうございました!
意外にも定評だったようで
続編の制作も考えています

しかしいきなり別スレをたてて
続編書いても分かるものなんでしょうか・・・

しかも今日からネットが使えなくなるので
携帯からの投稿になりそうです
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 09:46:20.23 ID:AOEkt5BD0
面白かった乙!
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/01/10(月) 10:20:57.23 ID:Q2/oYEW50
よかった!

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