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少女「やっ…ん……」

ライトノベル新刊情報サイト「ラノベ総合案内所」が出来ました.

2: 1 2010/12/25(土) 22:38:10.49 ID:mZkYkbGO0
男「おいしい?」

男「ねぇ、おいしい?」

少女「………」

男「せっかくのケーキなのに……」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 22:39:52.39 ID:mZkYkbGO0
ポロッ…ポロッ…

男「すごくおいしいね、このケーキ」

ポロッ…ポロッ…

男「………」

男「」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 22:42:18.64 ID:mZkYkbGO0
男「ほら、アーンして」

男「ほら、アーン」

少女「……」

もぐ…もぐ…

男「ね?おいしいよね」

男「ほら、アーン」

少女「………」

少女「…うぐっ……けほっ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 22:46:08.56 ID:mZkYkbGO0
げぼっ……バタ…バタ…

男「」

男「…きたない」

ドカッ!

少女「うっ…」

男「きたないなぁ」

男「ふいてよ」

男「ほら、雑巾」

少女「げほっ……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 22:50:01.49 ID:mZkYkbGO0
少女「……うっ……えぐっ…」

男「……」

少女「……う…やだ……」

男「え?」

うっ…えぐっ…

男「自分で汚したんだから、自分で綺麗にしないと」
男「……」

少女「家に、帰ら せてください」

男「……」

男「」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 22:54:42.92 ID:mZkYkbGO0
ボカッ!

少女「っ…!」

男「おとなしくしてれば、酷いことしないから」

男「だからもう、さっきみたいなこと言っちゃ駄目だよ」

少女「…」

男「ほら、ちゃんと口拭いて」

少女「」

男「分かったら返事をしよう」

男「……」

ぐいっ

少女「!…」

ぶちっ…ぶちっ…(少女の頭髪を男が毟りとる)

少女「いっ…痛っ……」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:01:31.96 ID:mZkYkbGO0
男「」

男「ごめんね、痛かったよね…」

男「だから、ちゃんと返事してね…って」

男「もうさっきみたいなこと、言っちゃ駄目だからね?」

少女「………」

男「………」

男「」

少女「は…い」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:02:54.54 ID:mZkYkbGO0
男「うん、良い子だね」

男「ほら、とりあえず口拭いて」

少女「…はい」

ふきふき

男「よし、それじゃあ次は床を拭かないとね」

少女「はい…」

ふきふき

ふきふき
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:06:57.88 ID:mZkYkbGO0
男「うん、だいたい綺麗になったね」

男「あとは僕がやるから、ひとまず君の口をゆすがないとね」

少女「はい…」



洗面所

少女(ぐちゅぐちゅ)

少女(びちゃ…)

男「どう?綺麗になったかな?」

少女「…」

男「ほら、アーンして」

少女「はい…」

男「……うん、もう綺麗になったね」

男「………」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:11:49.72 ID:mZkYkbGO0
男「君のお母さん、心配してるかな」

少女「………」

男「お母さん、心配してないのかな?」

少女「……お父さんも」

男「…」

少女「……お父さんもお母さんも、心配してると思います」

男「…」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:26:30.76 ID:mZkYkbGO0
男「………」

男「もう、プレゼントってもらったの?」

少女「…まだです」

男「…そう」

男「……」

男「僕の家は貧乏でさあ」

少女「…」

男「クリスマスはもちろん、誕生日にもプレゼントをもらったことがないんだ」

少女「…」

男「ああ…数える程度だけど、誕生日プレゼントはもらったことがあったかな」

男「だけどそれも酷いもんでさ、千円もしないような、申し訳程度のものだったよ」

男「貧乏だから、欲しいものなんて僕の口から言ったことはなかった」

少女「…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:32:46.33 ID:mZkYkbGO0
男「僕が何も言わないもんだから、僕の親はきっと手のかからない子だとでも思ったんだろうね」

男「でもさ、それって親のエゴだよ」

男「僕は散々ガマンしたのに、見返りなんて何もなかった」

少女「……」

男「どう思う?」

少女「…」

男「僕は、クリスマスも誕生日も、誰にも愛されることなく一人きりだったんだ」

男「哀れだよね」

少女「…」

男「………」

男「かわいそうだと思うでしょ?」

少女「……」コクッ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:38:48.53 ID:mZkYkbGO0
男「…」

男「そうでしょ」

男「君はいいよね、親の愛にも恵まれて」

少女「…」

男「…かわいいもんね」

男「僕なんてこの通り、親譲りの不細工だからね」

少女「…」

男「君のお母さんも、きっと美人だろうね」

男「いいなぁ…」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:41:40.58 ID:mZkYkbGO0
男「………」

男「君の唇って、小ちゃくてかわいいね」

男「お母さん譲りかなぁ…」

少女「…」

少女「!…」

少女「やっ…ん……」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:43:33.06 ID:mZkYkbGO0
少女「やっ……嫌っ……」

男「………」

チュ…クチュ…

男「はぁ…はぁ…」

少女「やっ……んっ…」

男「…足、細くてすべすべだね」

ハァ…ハァ…

少女「い…やっ……」

ハァ…ハァ…

少女「…!」
少女「ヤっ…イヤ……いやぁ…」

ハァ…ハァ…

少女「いぎっ……」

ハァ…ハァ…
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:49:59.58 ID:mZkYkbGO0
──────────
─────


少女「今日は早く帰ってきてね」

男「おう」

少女「ちゃんとケーキ買ってきてね」

男「おーう」

少女「忘れちゃ駄目だよぉ」

男「おう」

少女「……絶対だよぉ」

男「俺はそんなに信用されてないのか…」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/25(土) 23:52:20.30 ID:mZkYkbGO0

女(クスッ…)

男「……絶っ対に忘れないから、お前も良い子で待ってるんだぞ」

少女(ニコッ)

男「いってきます」

女「いってらっしゃい」

少女「いってらっしゃーい!」

────…
────………………

…ァ…ハァ…

…ハァ…ハァ…

男「ハァ…ハァ…」

少女「」

男「うっ…!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:01:26.28 ID:QEYztHQz0
少女「」

男「はぁ…」

男「………」

男「腹減ったな」

男「こういう場面って食欲わかないのが普通らしいけど」

男「…やっぱり僕は普通じゃないみたいだね」

少女「」

男「………」

男「君もカップ麺食べるかい?」

男「…」

少女「」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:03:29.70 ID:QEYztHQz0
男(ズルズルズル…)

少女「」

男「………」

男(ズズズー…)

ベチャ…

男「あー…またこぼしちゃったよ」

男「…」

男「ねえ、麺が床に落ちちゃったから、綺麗にしてよ」

少女「」

ドカッ!

少女「げほっ……」

男「ほら」

少女「………」

少女「…」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:07:53.82 ID:QEYztHQz0
男「ああ、違う違う」

男「雑巾なんて使わないでよ」

少女「…」

男「君の夕飯がまだでしょう?」

男「床に落ちた麺を食べてよ」

少女「…」

男「ケーキのカスもこぼれちゃってるから、それも食べていいよ」

男「……早く食べてよ」

少女「」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:09:40.69 ID:QEYztHQz0
少女「……」

男「」

ぐいっ

少女「ひっ…」

ぎゅう(男によって全裸にされたままの少女の、未発達の胸を、男が無理矢理に鷲掴みする)

少女「っ!……」

ぎちぎち

少女「痛いっ!…ヤっ……」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:12:57.72 ID:QEYztHQz0
男「」

男「……」

ドサッ(突き飛ばすようにして男が少女を解放する)

少女「っ…」

男「」

男「………」

男「いいからさっさと食えよ」

少女「………」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:19:45.49 ID:QEYztHQz0
少女「…」

男「まずは返事だろ?」

少女「…」

少女「はい…」

少女「……」

少女(もぐ……)

男「そうそう、やればできるじゃん」

少女(もぐ……)

少女(えぐっ)

男「……」

少女(もぐっ…ひっく……もぐ……)

少女(もぐ……)

少女(げぼっ)
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:22:02.09 ID:QEYztHQz0
ボタボタボタ…

男「」

男「…どうしてそういちいち吐くかなあ」

ドカッ 

少女「」ゴロン…

男「ほら、口は僕が拭いてあげるから」

少女「」

男「ほら、あとは床を雑巾で綺麗にしないと」

少女「………」

ふきふき

男「……」

ふきふき
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:29:45.17 ID:QEYztHQz0
プチッ
──ブーン──

男「今日はテレビも特番ばかりで嫌んなっちゃうよ」

──チュン──チュン(テレビのチャンネルを変えては画面を眺め、またチャンネルを変えるを男が繰り返す)

少女「………」

──チュン──チュン

少女「………」

テレビ(ワハハハハ)

少女「………」

少女「…」

少女(ジョボジョボジョボ)

男「!」

男「…漏らしやがった」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:32:26.37 ID:QEYztHQz0
少女「」

男「もう雑巾残ってないから、君の服で拭いてよ」

少女「」

男「ほら…ちゃんと洗濯してあげるから」

少女「」

男「早くしろよ」

少女「」

ふきふき

ふきふき

男「……」

ふきふき
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:50:36.94 ID:QEYztHQz0
男「…………」

男「…夕方よりも、色っぽくなったね」

少女「…」

男「ねえ、これ舐めてよ」
男(無言で少女の口元に性器を近づける)

少女「」

男「…」

がしっ

少女「!」
少女「ヤっ…嫌っ!いやっ…」

男「…漏らした、罰…だからね」

ぐいっ

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 00:58:14.37 ID:QEYztHQz0
・・・・

男「うっ…!」

少女(!)

少女「げほっげほっ」

男「…」

男「ああ、溢しちゃったね」

少女「」

男「ちゃんと全部舐めとってね」

少女「」

少女「……」

チロ…チロ…

少女(……)

少女(クスッ)

少女(家で飼ってる犬みたい)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:03:28.29 ID:QEYztHQz0
男「…」

男「何を笑ってるの?」

男「……僕のこと笑ってるの?」

少女(クスッ)
少女「 汚 い 」

男「」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:13:34.37 ID:QEYztHQz0
ドカッ!

少女「っ…」

ドカッ!

少女「うぐっ」

ドカッ!

少女「げほっ…」

男「」

男「……」

男「……もう吐けもしないだろ」

少女「…」

男「想像以上にガキって馬鹿なんだね」 

少女(…馬鹿はオマエだろ…)

男「」

男「何だよその目」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:19:39.56 ID:QEYztHQz0
ドゴッ!

少女「」ゴロン…

少女「」

男「………」

男「そんな目で…」

少女「」

男「…そんな目で見るなよ」

ドカッ!

少女「げほっ……」

少女「」

少女(……クスッ)

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:27:54.81 ID:QEYztHQz0
男「ハァ…ハァ…」

男「………」

がしっ

ハァ…ハァ…

少女「ヤっ…!」

ボカッ!

少女「っ…」

少女「………」

少女(今なら、スキだらけだ)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:35:32.79 ID:QEYztHQz0
少女「」ジタバタ…

男「ハァ…ハァ…」

少女「嫌っ!嫌ぁあああ!!」

男「!」

男「おい!」

少女「嫌あああ!!!」

ボカッ!

少女「ひっ……嫌ぁああ!」

ジタバタジタバタ

男「おい、おい!」

男「…」

ぐいっ!(男が少女を床に押し付ける)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:41:33.59 ID:QEYztHQz0
少女(ジタバタ)

少女(ジタバタ)

少女(グタッ…)

男「ハァ…ハァ…」

男「ハァ………」

少女「」

男「………」

男(…もう落ち着いたか…?)
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 01:52:24.32 ID:QEYztHQz0
少女「」

少女「………」

グサッ(目潰し)

男「」

男「」

男「…!…!」(男の目から血が飛び出す)

少女「」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 02:02:50.79 ID:QEYztHQz0
ぶんっ!(少女が男を突き飛ばして跳ね起きる)

男「アアア!!」

男「アガアアアァ!!」

ドターン

バターン(男が所構わず暴れまわる)

ガンッ

少女「げほっ……」

男「…ァ…………」

男「」(殴った感触をもとに、男が少女のいる方を向く)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 02:17:00.95 ID:QEYztHQz0
男「ァアァアアア!!!」

スカッ…

男「ァ………」

少女「」(位置を察知されないよう、乱れる呼吸を必死に抑える)

男「ハァ…ハァ…ハァ…」

男「」

ガシャーン!

少女(ビクッ!)

ガシャーン!
ゴトーン!(男が手当たり次第に家財道具を四方八方に投げつけ、タンスなどを押し倒す)
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 02:30:04.85 ID:aseo71UZ0
少女(ハァ…ハァ…)

ガシャーン!

少女(……!)

少女(玄関が、タンスで塞がれた…)

少女(……)

少女(…反撃しないと…)

(ガタンっ)少女が床の家財道具につまずく

少女「」

男「…………」

男(ドタドタドタドタドタ)
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 02:35:56.76 ID:aseo71UZ0
男「アアアア!!」

ブンッ(スカッ…)

男「」

男「何処だ!」

ガターン!

男「何処だよ!」

ガシャーン!

少女(ハァ…ハァ…)

少女(包丁がない……)

ドターン!

少女(!…鋏……)
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 02:44:24.05 ID:aseo71UZ0
男「ハァ…ハァ…」

ドターン!

男「ハァ…ハァ…」

男「…………」

男「」

男「出てってねえだろうなあ!!」

男「まだいるんだろうが!!」

男「何処にい…」

グサッ

男「」

男「……あ」

少女「ハァ…ハァ…」

少女「」

ザクッ
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 02:51:34.75 ID:aseo71UZ0
男「うあ…」

ザクッ

男「っ…」

ザクッ

……ビシュッ

少女「」

男「あ…ぁ……」

ザクッ

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:00:43.03 ID:aseo71UZ0
ビシャッ(男の血しぶきが飛ぶ)

少女「」

少女「…………」

男(モゾ…)

少女「ひっ」

グサッ

ブシャッ

男「」

少女「…………」

ゲシッ(少女が横たわる男を蹴る)

男「」ゴロ…ン
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:03:50.00 ID:aseo71UZ0
ドンドンドンッ

少女「ひっ」

ドンドンドンッ
??「大丈夫ですかぁあ?」

少女「」

ドンドンドンッ
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:13:25.15 ID:aseo71UZ0
ガチャガチャガチャ(ドアノブを何者かが回そうとする)

??「すいませぇえん」
??「返事してくださぁあい」

少女「………」

少女「…」(血にまみれて横たわる男に目をやる)

ドンドンドンッ
??「誰かいませんかぁあ?」

少女「…」

少女(人殺し……)
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:24:35.45 ID:aseo71UZ0
少女(人を殺すのは、最低だって…)

??(…誰もいないんじゃないですか?)

??(そんなわけないじゃない…!さっきまで凄い物音だったんだから)

少女(でも、仕方なかったんだから…)

少女(……みんな、分かってくれる)

ドンドンドンッ
??「すいませーーん!!」

少女(お父さんも……お母さんも……)

少女(……………)
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:30:27.69 ID:aseo71UZ0
ドンドンドンッ
??「……」

(…ガタッ)

??「…!」

??「ねぇ、いま物音したでしょう!」

(…ガタッ)

??「すいませーん!!お宅から大きな物音が続いているとの通報を受けて伺いましたー!」

(シーン…)

??「……何か問題はありませんかー!」

ガチャ…
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:38:40.01 ID:aseo71UZ0
キィ…

??「…!!」

??「なっ…どうしたのお嬢ちゃん?!」

少女「」

??「お家の…お父さんやお母さんは?!」

??「ちょっと、そこの家一人暮らしですよ…!」

少女「」

??「………」(警官らしき男が屋内へと入ってゆく)

少女「」

??「……寒いでしょお嬢ちゃん!」

中年と思われる女が上着を少女にかぶせる
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 03:54:19.23 ID:aseo71UZ0
・・・・・・・・・


警官「…それで、あなたが抵抗したら、押さえ付けられたのね?」

少女「はい…」

警官「その後……男の顔に攻撃したのかな?」

少女「はい…」

警官「そして…」

少女「………げぼっ」

警官「!…」

警官(今日はこのくらいで……)
(彼女も精神的に………して……)
(明日また………)
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 04:22:35.21 ID:aseo71UZ0
・・・・・・・・・

女「………」

男「…今日はなぁ、みんなでケーキ食べに行くぞー」

少女「……」

男「…食べたかっただろう、ケーキ」

男「………」

少女「うん」

男「!…」

男「そうだよなぁ、ケーキ好きだもんなぁ」

少女「うん」


だれもいないけどそろそろ終わらせようと思います
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 04:29:02.97 ID:aseo71UZ0
女「………グスッ」

男「お、おい、泣くことなんかないだろお…」

少女「…」

少女「お父さんが泣かせたー!」

男「なっ…!お父さんが何したって言うんだ?」

少女「…じゃあ私が泣かせたの?」

男「」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 04:31:51.37 ID:aseo71UZ0
女「…そんなわけないじゃない」

男「………」

女「……お父さんが泣かせたのよ」

男「おっ……おい!」

少女「やっぱりお父さんのせいだぁ」

男「二人して…ひどいんじゃないかー?」

女(クスッ)



少女「…」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 04:38:13.15 ID:aseo71UZ0
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

女友「ねぇ、大丈夫なの?」

少女「う、うん…頑張る」

女友(ドキドキドキ)

少女(ドキドキ…)

少女「もぐ……」

少女「…」

女友「…………」

少女「……ゴクッ」

女友「…」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 04:45:15.91 ID:aseo71UZ0
女友「……」

女友「…どう?」

少女「……大丈夫」

女友「!…」

女友「やったじゃん、食べられたよ!!」

少女「う、うん…」

女友「ちょっと!あんたもっと喜びなさいよ!!」

少女「ちょっと他のお客さんが見てるってば…」 

女友「…」

女友「……♪」

少女「なんで友ちゃんがそんなに嬉しそうなのよぉ…」

女友「だからあんたがもっと喜びなさいって!」

少女「う、うん……」

少女「…♪」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 04:58:20.28 ID:aseo71UZ0
・・・・・・・・・

ガチャッ
少女「お母さん!」

女「!…な、何よ…」

少女「ケーキ!!」

女「…」

少女「私ケーキ食べられた!」

女「……あら」

少女「…もっと喜んでよぉ」

女「………グスッ」

少女「えっ…ちょっとぉ……なんで泣くのよぉ……」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 05:02:37.80 ID:aseo71UZ0
女「…だって、六年間もずっと食べられなかった…グスッ…のに…」

少女「……女友ちゃんと一緒に帰ってる途中でね、新しくオープンしたお店の前通ったんだけど…」

少女「なんか…今ならいけるって気がして」

女「…グスッ」

女「女友ちゃんに、感謝しないとね」

少女「…うん!」

少女「…でも、私も頑張ったんだからね」

女(クスッ)

女「そうね…頑張ったね…」

少女「………今日はお父さんにケーキを頼もう」

女「…お父さんも、びっくりするね」

少女(ニコッ)
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 05:27:13.87 ID:aseo71UZ0
例の事件の後、両親と一緒に食べたケーキを少女は吐いてしまった。

彼女の中で、あの日の記憶と強く結び付いてしまったからだろう。

しかし今日、少女はあの日のトラウマからまた一歩踏み出したのだ。

それは、事件の後転校した先で知り合った友人や、家族のおかげでもあった。

そして何より、彼女自身がひねくれることなく、悩みながらも真っ直ぐに生きてきたことによるものだった。


少女「いただきます」

男「…無理はするなよ」

少女「う、うん…」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 05:32:21.53 ID:aseo71UZ0
事件による彼女の男性不信も、少女を気遣いながらも自然に振る舞うよう努めた彼女の父親のおかげで解消されつつある。


少女「もぐ…」

男「ど、どうだ…?」

女「………」

少女「…おいしい」

男「……そうか」

少女「そんな大袈裟に胸を撫で下ろさないでよ…」

男「お、おう…」

女(クスッ)

女「ほら、せっかく豪華なご飯が冷めちゃうから、早くみんなで食べよう」

少女「うん」

少女「いただきます」


忌まわしいクリスマスの記憶も、新たな思い出によって塗りかえられようとしている


(おわり)
100: VIPにゃん【0日目】◆IGEMrmvKLI 2010/12/26(日) 05:43:55.18 ID:oD7J4rK50
おつ
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 07:49:28.88 ID:rL0bAOCN0
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/12/26(日) 10:36:54.00 ID:R055sviY0


>>101
少女視点では男なんて皆一緒、という意味で登場人物の男性は皆「男」なのではないだろうか

コメント

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