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シャロ「エリーさん、ミルキィホームズから抜けてくれませんか」

ライトノベル新刊情報サイト「ラノベ総合案内所」が出来ました.

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 15:46:13.94 ID:2/dZIClv0
ある日


エリー「今日は山菜がいっぱい採れた」

エリー「少しでもみんなの足しになればいいんだけど……。ただいま」

ネロ「本当、ダメダメで使えないって感じだよなー」

エリー(ドア越しから声が……)

ネロ「エリーは」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 15:53:43.15 ID:2/dZIClv0
ネロ「いつもウジウジしてるだけで何の役にも立たないっていうかさー」

コーデリア「そうよね。正直、トイズがなくなってからなおのこと
      ミルキィホームズにとっていらない子よねぇ」

エリー「……っ!?」

シャロ「皆さん、やめましょうよ! エリーさんのいないときに
    こんな話するなんて。感じ悪いですよ?!」

ネロ「なんだよ。シャロはそう思わないのかよ」

シャロ「思いません。エリーさんもミルキィホームズにとって大切なメンバーの一人ですよ!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:01:14.71 ID:2/dZIClv0
ネロ「ちぇ。もしシャロも同じ考えだったらエリーを追い出せたのにな」

コーデリア「残念よね。エリーに気を遣ってるのなら、無理しなくていいのよ」

シャロ「二人とも、そんなこと思ってたんですか! ひどい、ひどすぎます!」
    とにかく、これからこんな話はもうしないでくださいね」

エリー「あ、あのぉ。ただいま……」

シャロ「あ、エリーさん。おかえりなさい。お疲れ様ですぅー!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:09:15.07 ID:2/dZIClv0
ネロ「なんだよ、エリー。ちゃんと僕の食べ物とってきたんだろうなー」

エリー「う、うん」

ネロ「なんだこれっぽっちじゃん。これじゃ全然お腹の足しにならないよ!」

エリー「ご、ごめんなさい」

コーデリア「エリー。悪いけどもう一度、採りに行ってくれないかしら」

シャロ「いいんですよ、エリーさん。足りない分は私のをお二人にあげますから」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:12:53.07 ID:2/dZIClv0
シャロ「それならいいですよね?」

コーデリア「まぁ、そういうことなら」

ネロ「ちぇ。せいぜいシャロに感謝するんだな、エリー」

エリー「……」

コーデリア「それじゃあ、お腹も減ったことだしさっそく頂きましょう」

エリー「あのぉ」

ネロ「なんだよ。言っとくけどエリーの分はないからな」

エリー「……はい」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:18:39.83 ID:2/dZIClv0
シャロ「エリーさん、こっちこっち」

エリー「シャロ?」

シャロ「じゃん、うまうま棒です!」

エリー「どこでそんなご馳走を?」

シャロ「細かいことはいいじゃないですかー。
    さぁ、二人でこれを食べちゃいましょう」

エリー「で、でも、ネロやコーデリアさんにも分けないと……」

シャロ「いいんですよ。二人とも、エリーさんの採ってきた
    山菜を勝手に食べちゃってるんですから。罰です!」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:24:02.16 ID:2/dZIClv0
エリー「でもでもぉ……」

シャロ「ほら、すっごくおいしいですよー」ポリポリ

エリー「……」

エリー「じゃあ、少しだけ……」ポリポリ

エリー「……おいしい」

シャロ「よかったですねー、エリーさん」

エリー「うん」

シャロ「エリーさん、あまりネロたちのこと怒らないであげてくださいね」

エリー「シャロ?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:30:19.61 ID:2/dZIClv0
シャロ「みんなトイズがなくなったばかりですから
    いらいらしてエリーさんにあたってるだけだと思いますから」

エリー「……」

シャロ「決してエリーさんからミルキィホームズから抜けようなんて言い出さないでくださいね」

エリー「うん、わかった……。シャロ」

シャロ「やったですぅー! さぁ、嫌なことは忘れて二人でうまうま棒食べちゃいましょう?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:41:12.37 ID:2/dZIClv0
次の日

二十里「さぁ、名残惜しい僕の授業も今日はここまで!
    帰ってからも僕に関する予習復習を欠かさず、明日の僕の授業へ臨みたまへ!」

シャロ「今日の授業も全部終わったですぅー! さて、皆さん。
    今日の放課後は何しましょう」

コーデリア「そうねぇ。また、収穫にでも行こうかしらね」

ネロ「その前に」

コーデリア「どうしたのよ、ネロ。やけに不機嫌ね」

ネロ「エリー、ちょっと一緒に屋上へ来てくんないかぁ」

エリー「え……。私?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:45:34.79 ID:2/dZIClv0
シャロ「どうしたんですか、ネロ。エリーさんに用があるなら
     ここで話した方が早いですよー」

コーデリア「そうよ」

ネロ「いいから。僕はエリーにだけ用があるんだ。
   二人は引っ込んでてくれよな」

エリー「あの、ネロ……」

ネロ「いいから早く来いって!」

エリー「うっ……ネロ、行くから襟首引っ張らないで」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:52:14.07 ID:2/dZIClv0
屋上

エリー「ネ、ネロ……。それで私に用って何」

ネロ「しらじらしいな。エリーさ、まだ僕がこんなに怒ってるかわからない訳?」

エリー「ごめん……わからない」

ネロ「やっぱり、エリーってこういう奴だったんだな。まぁ、前々から思ってたけど」

エリー「何のことをいってるの、ネロ……」

ネロ「お前、僕のお菓子こっそり食べたろ?」

エリー「え……。お菓子?」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 16:58:10.57 ID:2/dZIClv0
ネロ「とぼけても無駄だぞ。今日見たら、僕の隠してたお菓子がなくなってたんだ」

エリー「私、ネロのお菓子なんて知らない……。本当なの、信じて」

ネロ「嘘だね! ちゃんと証人だっているんだから」

エリー「そんなぁ……」

ネロ「仲間に平気で嘘つくなんて。正直、エリーのこと
   ますます見損なったよ。いや、もう同じ仲間だなんて思いたくないね」

エリー「……」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:04:36.85 ID:2/dZIClv0
コーデリア「やっと戻ってきた。遅かったわね」

シャロ「一体、二人で何をやってたんですかぁ?」

ネロ「別に。大したことじゃないし」

エリー「……」

コーデリア「それじゃあ、みんな揃ったし。出かけましょう」



シャロ「エリーさん、あまり元気ありませんよ……。その顔、泣いてたんですか?」

エリー「シャロ。ううん、なんでもないの……。私なら大丈夫だから」

シャロ「嘘ですっ。さっき、ネロと何かあったんですね?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:12:34.82 ID:2/dZIClv0
シャロ「ちゃんと本当のこと話してください。私たちは仲間じゃないですか!」

エリー「仲間……。実は」



シャロ「ひどい! エリーさんを泥棒呼ばわりなんて、そんなのネロの言いがかりです!」

エリー「でも、ネロ全然信じてくれなくて……。私どうしたらいいか」

シャロ「二人で真犯人を見つけましょう!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:33:21.18 ID:2/dZIClv0
コーデリア「二人とも、なにしてるの。早く行くわよー」

シャロ「あ、はーい」

ネロ「エリーは来なくて良いけど」

エリー「……」

シャロ「気にしないでください。帰ったら二人で真犯人を
    見つけて、エリーさんの無実を証明してみせます」

エリー「ありがとう、シャロ……」

シャロ「当然です。私もエリーさんも同じミルキィホームズなんですから!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:44:53.95 ID:2/dZIClv0
シャロ「さて、最初はどこから行きましょうか」

コーデリア「もちろん、乙女たちの行くところといったらぁ?♪
       デパチカ巡りに決まってるじゃないのぉ?♪」

ネロ「わはは、コーデリアおかしいー!」

シャロ「コーデリアさん、おもしろいです?!」

エリー「うふふ」

コーデリア「エリーは笑わないでよ」

エリー「ご、ごめんなさい……」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:49:39.59 ID:2/dZIClv0
シャロ「あ、根津君です。根津くぅん」

根津「なんだ、お前らか」

ネロ「お前もデパチカ巡りか?」

根津「そんなわけねぇーだろ。お前らと一緒にすんな」

ネロ「丁度いいや。同じクラスのよしみで何かおごってよ」

根津「なんで俺がお前らなんかに!」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 17:56:19.42 ID:2/dZIClv0
ネロ「二十里先生ですらおごってくれるのになぁ」

根津「え、トゥエンティがお前らに?」

ネロ「所詮、お前は二十里先生以下ってことなのかぁ」

根津「ちくしょー! わかったよ。おごればいいんだろ!」

ネロ「やりぃー」

シャロ「あれ。私たち、二十里先生に何かおごってもらったことなんてありましたっけ?」

ネロ「嘘も方便だよ。これで収穫の手間が省けるだろ」

コーデリア「そりゃ二十里先生なんかを引き合いに出されれば誰だって
       プライド揺らぐわよねぇ。まったくネロも策士ね」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:03:53.70 ID:2/dZIClv0
根津「で。何が食べたいんだよ?」

ネロ「んーとね。じゃあ、あのアイス屋のアイスクリーム!」

シャロ「わぁー、大きくておいしそうです」

ネロ「ほら、早く買ってよ」

根津「げ。よりによって高そうなの選びやがって。
   お前ら遠慮ってものないのかよ!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:06:58.92 ID:2/dZIClv0
ネロ「いいんだぜぇ、取り消しにしてやっても」

根津「くそー、覚えてろよ……」

コーデリア「じゃあ、お言葉に甘えてごちそうになっちゃおうかしらねぇ」

シャロ「ありがとう根津君!」

根津「ほら、お前も何か頼めよ」

エリー「え」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:07:58.15 ID:2/dZIClv0
エリー「でも。悪いんじゃ……」

根津「約束しちまったんだから仕方ねぇだろ。ほら早くしろよ」

エリー「え、えっと。じゃあ……」

ネロ「別にエリーの分は頼まなくていいよ」

エリー「……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:13:06.09 ID:2/dZIClv0
根津「は? 頼まなくていいよってお前」

エリー「いいんです。初めから断ろうと思ってたから……」

根津「あっそ」

ネロ「3人であそこのベンチにでも座って食べようぜ」

コーデリア「さんせーい」

シャロ「あわわ、待ってくださいよー二人ともぉ?」

エリー「……」

根津「なんていうかお前ら、本当にチームワークばらばらになったんだな」

エリー「え……」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:26:37.63 ID:2/dZIClv0
根津「どう見てもあの三人とお前との間に壁があるように見えるんだけどな」

エリー「そんなこと……」

根津「正直さ、お前ミルキィホームズ抜けた方がいいんじゃないのか?」

エリー「そんな……!」

根津「どうせ普段もあんな関係で毎日過ごしてるんだろ?
    それじゃあストレス溜まるだけだろ。俺なら嫌だね」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:27:45.95 ID:2/dZIClv0
エリー「……」

根津「それにお前がやめて、解散とかになった方が
    俺たちにとって好都合だし」

エリー「どういう意味ですか、それ?」

根津「なんでもねぇよ。それで、結局お前はどうしたい訳?」

エリー「えっと、私は私は……」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:35:25.90 ID:2/dZIClv0
シャロ「根津君っ!」

根津「うわぁ! びっくりした」

シャロ「エリーさんに変なこと言わないでください!」

根津「変なことなんて言ってねぇよ。ただ俺は
    ミルキィホームズなんかやめちまった方が
    いいんじゃないのかって言ってるだけだよ」

シャロ「普通に言ってるじゃないですかー。
    エリーさんがミルキィホームズをやめたいなんてそんなこと
    絶対ありえません。ですよね、エリーさん?」

エリー「え、あ、うん……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:44:51.49 ID:2/dZIClv0
シャロ「ほらほらー」

根津「あっそ。別に俺はどっちでもいいんだけどな」

シャロ「だったら初めから余計なこと言わないでくださいよー」

根津「あーはいはい、俺が悪かったよ」

ネロ「ごちそうさん。アイス、うまかったよ」

根津「このかりは絶対忘れないからな。あばよ、ダメダメホームズ」

ネロ「ダメダメっていうな!」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 18:54:18.38 ID:2/dZIClv0
屋根裏

コーデリア「ふぅ。収穫に出ておきながらこう言うのも何だけど
        今日は思わぬ収穫だったわねぇ」

ネロ「ほんとほんと。あんなおいしいアイスクリーム
   久しぶりに食べたよ。あんなおいしいものを
   食べれなかった奴はかわいそうでならないよなぁ」

エリー「……」

エリー「あの、シャロ」

シャロ「はい。なんでしょう」

エリー「約束の犯人探しのことなんだけど」

シャロ「ごめんなさい。今、お腹いっぱいなんでそれは後にしてくれませんか?」

エリー「うん……わかった」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 19:08:36.99 ID:2/dZIClv0
学院

エリー「私のことなんだし、シャロが手伝えなくても
     私一人で真実を見つけなくちゃ……」

二十里「おぉやぁ?、哀れなミルキィホームズ(緑くん)じゃないか」

エリー「二十里先生?」

二十里「なにやら悩み多き顔をしているね。僕にはわかるよ。
     なぜわかるかって? それは君が僕と同じ顔をしているからだよ。
     そう、僕の美しさが僕を悩ませるんだ。これは探偵の君たちでも
     一生解決できないだろうね、ハン」

エリー「……」

二十里「僕がなぜ美しいのかという以外の質問なら
     君の相談に乗ってあげられそうだ。どうするかい?」

エリー「えっと、じゃあ。少しだけ」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 19:28:55.46 ID:2/dZIClv0
二十里「お菓子泥棒を探してる?」

エリー「はい……」

二十里「ワァイ? たかだかお菓子泥棒で血眼になるのはなぜだぁい?
     ハート泥棒の僕の罪の重さと比べれば実にチープなファントムじゃないか!」

エリー「でも、盗まれたネロがすごく怒ってるので……」

二十里「あはぁん。さては仲間割れかな、ミルキィホームズぅ」

エリー「……」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:25:11.93 ID:2/dZIClv0
二十里「お菓子ごときで崩れる友情、それすなわち偽りの友情! ドゥユーアンダースタン?」

エリー「私はただネロと仲直りしたくて……」

二十里「ノンノン。相手にその気がなければ、何をやっても同じこと。
     僕ほどの美しさを兼ね備えなければインポッシブル!」

エリー「ではどうすれば……」

二十里「哀れな子羊緑君、ここは悲劇のヒロインらしく
     ミルキィたちと距離を置いた方がいいんじゃナーイ?」

エリー「でもでも……」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:35:34.59 ID:2/dZIClv0
シャロ「エリーさぁん!」

エリー「あ、シャロ?」

シャロ「遅れて申し訳ないです。もう大丈夫ですから、
     二人でさっそく犯人捜査始めましょーう」

二十里「ダメじゃないか。私たち二人のワンツゥワンの
     秘密の授業に割って入ってきては。僕の授業を
     いち早く受けたい気持ちはわかるが、それにはまずは
     アポイントを取ってから出直してくれたまへ!」

シャロ「さぁ、エリーさん。ミルキィホームズ?ネロ?コーデリアさん
     出動ですよー」

エリー「あぁ、待ってシャロ」

タタタタタ
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:45:29.85 ID:2/dZIClv0
エリー「でもシャロ。どうやって真犯人を探せば……」

シャロ「エリーさん」

エリー「なに?」

シャロ「さっき二十里先生と何を話してたんですか?」

エリー「えっと。だから、真犯人の手がかりを」

シャロ「おかしいですね。私が来たときはミルキィホームズを
    やめた方がいいようなことを言ってた気がするんですが」

エリー「え、あ。それは……」

シャロ「まぁ、私の気のせいですよね。だってエリーさんが
    ミルキィホームズをやめたいなんてありませんしね!」

エリー「う、うん」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 20:52:32.10 ID:2/dZIClv0
シャロ「ああ、そんなことよりネロのお菓子を盗んだ真犯人ですね」

エリー「何の手がかりもないし、ネロの言う話じゃ
     私が盗んだところを見たっていう人が
     居るみたいだからまずその人から話を聞くべきなのかな……」

シャロ「エリーさん」

エリー「えっと、なに?」

シャロ「もうかまぼこが真犯人っていうことでよくありませんか?」

エリー「え……?」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:02:48.50 ID:2/dZIClv0
シャロ「だってだって、かまぼこって前科があるじゃないですか」

エリー「でも、それだけでかまぼこを犯人扱いするのは……」

シャロ「もう、いいじゃないですか? それで」

エリー「……シャロ」

シャロ「じゃあつまり、エリーさんはかまぼこじゃなく私か
     コーデリアさんを疑っている訳なんですね」

エリー「別にそういうつもりじゃ……」

シャロ「ですよねー。じゃあ、犯人はかまぼこで決まりです。
    ミルキィホームズ、今日も問題解決です! イェーイ!」

エリー「……」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:15:43.99 ID:2/dZIClv0
シャロ「皆さーん、注目!」

ネロ「なんだよ、シャロ。大きな声出して」

コーデリア「何かあったの」

シャロ「エリーさんから重大なお話があるみたいですよー。聞いてください」

エリー「え、あ。シャロ……私別に」

シャロ「ほら、エリーさん。ちゃんと真実を教えてあげてください!」

コーデリア「一体、なんな訳?」

ネロ「なんだよ、エリー。用があるなら早く言えよ」

エリー「えっと、だから、その……」
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:24:39.21 ID:2/dZIClv0
ネロ「言いたいことがあるならハッキリしゃべれって!」

エリー「ひっ、ごめんなさい……。実はさっきのネロの話なんだけど」

ネロ「さっきの話って何?」

エリー「だから、私がネロのお菓子を盗んだっていう……」

ネロ「ああ。そのことか」

コーデリア「えぇ。エリー、あなたそんな最低なことしたの!?」

エリー「ち、違うの……。本当に私は犯人じゃなくて……」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:32:31.88 ID:2/dZIClv0
ネロ「この期に及んでまだ言い逃れする気かよ」

エリー「本当に違うの、ネロ。あれは私じゃなくて」

ネロ「信じられないね」

シャロ「ですから、エリーさんが一人で真犯人を見つけてきたんですよ! ね、エリーさん?」

エリー「う、うん……」

ネロ「じゃあ、教えてくれよその真犯人とやらをさぁ」

エリー「それは……その……か、かまぼこ」

ネロ「はぁ!?」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 21:51:19.47 ID:2/dZIClv0
コーデリア「ちょっと、エリー。それ本気で言ってるの?」

ネロ「かまぼこが何もしゃべれない猫なのをいいことに
   まんまと自分の罪を押し付ける気なんだね」

エリー「……」

シャロ「とにかく犯人はかまぼこだったんです。
     エリーさんもネロも誰も悪くなかったんです。
     これでみんなも仲直りですー!」

ネロ「僕は嫌だよ。せっかく嫌なことだから忘れようと思ったのに
   いきなり蒸し返して動物のせいだなんて言い出すなんて
   もう付き合ってられないよ。コーデリア、あっち行こ」

コーデリア「ええ」

エリー「……ぅぅ」

シャロ「エリーさん、泣かないでください。こういうこともありますよ」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 22:06:50.38 ID:2/dZIClv0
アンリエット「石流さん。最近のミルキィホームズはどうですか?」

石流「はい。ラットいえ、根津君や二十里先生の話によりますと
    日が進むごとに関係が悪化しているようで」


アンリエット「具体的には?」

石流「なんでも、メンバーの一人と埋められない隔たりができてるようで
    この分ならミルキィホームズ崩壊の日もそう遠くはないかと」

アンリエット「そうですか」

石流「まさに会長の思惑通りにことが進んでいるということになりますね。
   さすがアル、いえアンリエット様でいらっしゃいます」

アンリエット「別に私は何もしておりませんわ。彼女らが勝手に破滅の道へと
        歩んでいっているだけのことです」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 22:23:10.99 ID:2/dZIClv0
石流「もう潮時でしょうね」

アンリエット「自然消滅するであろうミルキィホームズを
        我々怪盗が静かに見届けるのも悪くはないでしょう。
        根津さんや二十里先生には、以降ミルキィホームズと
        不必要な干渉は極力避けるよう伝えておいてください」

石流「了解しました」

アンリエット「……」

アンリエット「ミルキィホームズもついに滅亡ですのね」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 22:29:19.66 ID:2/dZIClv0
数日後

コーデリア「ふぁ。おはよー」

ネロ「おはよー。あぁ、ねむ」

エリー「へくしょん!」

シャロ「あれれ。エリーさん、もしかしてカゼですか?」

エリー「そうかも……」

ネロ「なんだよ。絶対移すなよ」

エリー「う、うん……」

シャロ「一人だけ掛け布団もなしで、床で寝てれば仕方ないです。
    だから、ネロもそんなこと言っちゃダメですよ。えっと、マスクマスクっと」

エリー「……」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 22:46:07.22 ID:2/dZIClv0
食堂

石流「さぁ、朝食だ。思う存分食え」

ネロ「思う存分食えって、また芋一個じゃないかよー!」

コーデリア「ネロもう怒るのやめましょう。
       無駄なエネルギー使って余計にお腹が減るだけよ」

シャロ「そうですよ、ここはいつもどおりみんなで仲良く分け合いましょう」

ネロ「ちぇ。先に言っておくけどエリーの分はないからなぁ」

エリー「うん、私のならいいから……。今あまり食欲ないみたいだから、ゴホゴホ」
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:10:48.19 ID:2/dZIClv0
夕方

ネロ「はぁ。今日もパッとしない一日だったなぁ」

コーデリア「ぼやかないの。ますます疲れがたまるじゃない」

ネロ「それさ、誰かさんと同じ空間に居るからじゃないのー?」

エリー「ゴホゴホ……」

ドサッ

ネロ「ん?」

シャロ「どうしたんですか、エリーさん?」

エリー「いぇ……なんか、少し目眩が……ケホケホ」

コーデリア「もしかして、本当にカゼなんじゃないの?」
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:17:51.63 ID:2/dZIClv0
シャロ「そうなんですか。早めにマスクして良かったですー」

コーデリア「仕方ないわね。一応、お医者さんを呼んでおきましょう。
        私、寮の人に電話借りてくるわね」

エリー「すみません、ケホケホ……」

ネロ「まったく、手を焼かせるなよな」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:19:06.68 ID:2/dZIClv0
数分後


ネロ「おかえり。コーデリア。医者、後どのくらいで着きそうだって?」

コーデリア「それがどういう訳か、この寮の電話一つも通じないみたいなのよ」

ネロ「マジ?」

シャロ「なんでですか?」

コーデリア「知らないわよ……」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:25:01.95 ID:2/dZIClv0
エリー「ケホケホ、ゴホゴホ!」

コーデリア「このまま放っておいたらエリーやばいんじゃない!?」

ネロ「とりあえず、僕は学院行ってアンリエット生徒会長に知らせてくるよ!」

コーデリア「じゃあ、私は近くに診療所がないか寮の人に聞いてくるわ」

シャロ「えっと、えと……。じゃあ、私は神に祈ってます!」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:37:00.48 ID:2/dZIClv0
数分後

シャロ「どうでしたか? 二人とも」

ネロ「ダメだ。学院にいる人もうみんな帰っちゃってたよ。コーデリアの方は?」

コーデリア「あるにはあるんだけど歩きだと結構かかりそうな所ばかりで
       エリー担いでたんじゃ倍以上かかるかも……」

エリー「ハァハァ……ハァハァ」

ネロ「どうするんだよ?」

シャロ「ど、どうしましょう!?」

コーデリア「……」

コーデリア「もしかして、これなら!」
タタタタタ

ネロ「おい、コーデリア。どこへ行くんだよ!?」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:43:10.58 ID:2/dZIClv0
コーデリア「……」

コーデリア「お願いトイズ、戻ってきて。
       そして感じるのよ、コーデリア。
       あの音を……」

コーデリア「……」

ピキーン

コーデリア「聞こえた! あっちね」

ダダダダダダ!!
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/23(火) 23:54:49.77 ID:2/dZIClv0
ウーウー

小衣「待ってなさい、怪盗帝国! 今日こそこのIQ1300の天才美少女
   明智小衣がひっ捕まえてやるわ!」

次子「なぁ、小衣」

小衣「なによ?」

平乃「私たちのパトカーの後ろから猛スピードで近づいてくるのがいますけど」

小衣「どうせ、どっかの走り屋でしょ? 今、私たちは怪盗帝国が出没したっていう
    報せを受けて出動してるのよ。そんな小さいヤマは無視しておきなさい」

咲「でも、車じゃなくて人間みたいだよ」

小衣「なにぃ!?」

コーデリア「その車止まれー!」

小衣「あいつはミルキィホームズの片割れじゃない!」
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 00:08:43.59 ID:aIVeK7At0
コーデリア「はぁはぁ……走り疲れたぁ。救急車かと思ったら、パトカーのサイレンだったなんて……」

小衣「なんなのよ! 私たちはね、あんたたちダメダメホームズと違ってすっごく
   忙しいんだからね。余計な時間とらせるな!」

コーデリア「この際救急車でも、パトカーでもどちらでもいいわ。
       お願いします、このパトカーで病人を病院まで運んでください!」

小衣「ちょっと、いきなり何言い出すかと思えば。この車はパトカーよ。
   急病なら119番して救急車呼べばいいじゃないの」

コーデリア「時間がないんです。エリーとても苦しそうで!」

小衣「でもねぇ、今私たちは出動中で」

平乃「小衣さん。今、入った無線によりますと怪盗帝国たちは引き上げたそうですよー」

小衣「えぇ!?」
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 00:16:45.79 ID:aIVeK7At0
コーデリア「みんな、安心して。G4の人たちが病院までエリーを連れてってくれるって!」

ネロ「お。でかした、コーデリア」

シャロ「これで一安心ですぅ!」

小衣「さあ、早く乗せさない。急いでるんでしょ」

コーデリア「はい」

エリー「ハァハァ……」

次子「うわぁ、これは辛そうだな」

咲「もしかしたらただのカゼじゃないかもね」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 00:25:21.72 ID:aIVeK7At0
小衣「ちょっと! なにアンタまで乗ろうとしてるのよ!」

ネロ「僕も行くんだ」

コーデリア「じゃあ、私も!」

シャロ「私も小衣ちゃんとドライブしたいですー」

小衣「何いってんのよ。これ以上、乗れないわよ」

ネロ「じゃあ、明智が降りろ」

小衣「なんだとぉ!」

平乃「まぁまぁ。では、もうパトカーもう一台手配しますから。
   残りのお三方はそれに乗って病院に向かってもらうのはどうでしょう?」

コーデリア「ありがとうございます」
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 00:40:40.18 ID:aIVeK7At0
病院

シャロ「どうなんですかー、エリーさんの様態は?」

医者「正直言ってすごぶる悪いですね。しかもただのカゼでは
   ないようです。彼女は不治の病に侵されています。
   このままでは長く持ってあと五日くらいでしょう」

コーデリア「そんな!」

ネロ「じゃあもうエリーはあのまま死んじゃうのかよ!」

医者「しかし、心配御無用。ヨコハマの医療技術を結集させて
    造られたこの万能医療機器・ダウ゛ンチなら
    こんな病気ものの3秒で治るでしょう」

シャロ「よかったですー!」

ネロ「まったく驚かすなよなー」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 00:48:34.55 ID:aIVeK7At0
医者「では早速作動させましょう」

ポチッ

医者「おや?」

コーデリア「どうしたんですか」

医者「おかしいなぁ。動かないぞ……。
    昨日点検したときは問題なかったはずなのに」

ネロ「おい、どうするんだよ。ヤブ医者!」

コーデリア「このままじゃエリーが!」

エリー「ハァハァ……ゴホゴホ」

ネロ「エリー……」
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 00:56:24.39 ID:aIVeK7At0
ネロ「ちょっとどいて」

医者「え?」

ネロ「よっと」

バキ

医者「ちょっとあなた、ダウ゛ンチに何をしてるんですか!
    鉄べらなんて差し込んで、素人がダウ゛ンチを壊したどうするつもりで」

シャロ「おっ。ネロ、ダイレクトハックを使うのですね」

ネロ「うん。トイズがないから使えるかわからないけど、やってみる」

医者「ダイレクトなんですか。新しい医療法か何かですか?」

ネロ「お願い……僕のトイズ、戻って!」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:06:10.59 ID:aIVeK7At0
ネロ「……」

エリー「ケホケホ、ゴホゴホゴホ」

ネロ「お願い!」

ピキーン

ネロ「む! そこだ!」

バリバリバリ

ウィーン

医者「おぉ。動きましたぞ!」

コーデリア「本当!?」

シャロ「やりましたね、ネロ」

ネロ「まさか、本当に発動できたなんて……」
226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:12:55.38 ID:aIVeK7At0
5日後
病室

エリー「う、うーん……」

シャロ「あ。エリーさん!」

コーデリア「やっと気づいたようね」

エリー「シャロ、コーデリアさん……。ここは」

コーデリア「病院よ。あなた、倒れた日から五日もずっと寝てたんだから」

エリー「私、そんなに長く……?」
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:18:38.05 ID:aIVeK7At0
コーデリア「あの日、大変だったのよ。あなたの病気、普通のカゼじゃなかったみたいだし」

エリー「そうだったんですか」

ネロ「そうだよ!」

エリー「ネロ……?」

ネロ「いきなりぶっ倒れてさ、みんなてんてこ舞いだったんだぞ。
    エリーはのんきに気絶してるだけでしらなかっただろうけどさ」

エリー「……。ごめんなさい、私みんなにそんな迷惑をかけてたなんて」
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:29:22.79 ID:aIVeK7At0
ネロ「でも本当によかったよ、エリーが無事で」

エリー「え」

ネロ「と、当然だろ! せっかく僕のトイズ使って
   医療機器動かしたのによくならなかったら僕の立場ないじゃん!」

エリー「ネロ、トイズ戻ったの……?」

ネロ「うん。一瞬だけだったけどね」

コーデリア「私もあの日に一度だけ戻ったわ」
238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:33:56.48 ID:aIVeK7At0
ネロ「それと、トイズが戻ってきて気づいたんだ。
   僕のトイズは、エリーやミルキィホームズのみんな
   のためにあるんだって。なのにそのトイズが
   なくなったからってエリーにあたってた。本当にごめん」

エリー「ネロ……」

コーデリア「私もごめんなさい。一番年上の私があなたの
       苦しさを理解してあげなければいけなかったのに」

エリー「もういいんです……」
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:36:15.39 ID:aIVeK7At0
ネロ「なに泣いてるんだよ?」

エリー「私、うれしくて。みんなで私なんかのことを助けてくれたことが……。
    ありがとうネロ、コーデリアさん、シャロ」

コーデリア「当たり前でしょ」

ネロ「僕たち、同じミルキィホームズなんだから」

エリー「……うん!」
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:42:12.39 ID:aIVeK7At0
ネロ「それじゃあ、エリーの意識も戻ったことだし」

コーデリア「私たちはお医者さんにこのこと報告してくるわね」

シャロ「わかりましたー。では私はエリーさんとここで残ってます」

ガラガラ

シャロ「それにしても、本当に良かったですよー。エリーさんに何事もなくて」

エリー「ありがとう、シャロ。心配かけてごめんね。もう大丈夫だから」

シャロ「エリーさん」

エリー「なに?」

シャロ「ミルキィホームズから抜けてくれませんか」
250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:50:05.11 ID:aIVeK7At0
エリー「え、今なんて」

シャロ「ミルキィホームズから抜けてくれませんか」

エリー「どうしてそんな……」

シャロ「私は知ってます。エリーさんはミルキィホームズをやめたかったことを」

エリー「で、でも……。あの二人とも仲直りできたから……」

シャロ「どうせしばらくしたら、また同じことになります。そうに決まってます」
251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 01:57:28.42 ID:aIVeK7At0
シャロ「今だから正直に言います。この間、ネロのお菓子がなくなった事件
     覚えてますよね。あの真犯人は私なんです」

エリー「え、ウソ……シャロが。そんな」

シャロ「でも正確言えば、エリーさんも犯人です。私と一緒に食べたんですから」

エリー「シャロと一緒に食べたって……まさか、あの日の
     前日に食べたうまうま棒って!」

シャロ「それとネロにエリーさんが盗んだことを言ったのも私です」
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 02:09:23.19 ID:aIVeK7At0
エリー「ど、どうして。どうしてそんなことを」

シャロ「ミルキィホームズを守るためです」

エリー「守るため?」

シャロ「ミルキィホームズを結成してから、エリーさんの性格をよく知りました。
    正直、探偵に向いてない人だと思いました」

エリー「そんな、私……」

シャロ「そんな人をミルキィホームズに入れて一緒に活動していたら
    絶対、いつかチームワークが乱れてダメダメになっちゃいます。
    現にダメダメになりました。私たちはトイズを失って」

エリー「そ、それは私のせいじゃ……」

シャロ「それで考えたんです。エリーさんにはミルキィホームズを抜けてもらおうって」
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 02:26:18.98 ID:aIVeK7At0
シャロ「だから私はエリーさんが自分からやめるように色々仕組みました」

エリー「でも、シャロ。あんなにやめないでって」

シャロ「やだなぁ、エリーさん。あんなの演技ですよ」

エリー「っ……」

シャロ「あれ、エリーさん驚いてるんですか。ってなんでですかー」

エリー「シャロ……」

シャロ「でも、色々失敗して結局仲直りしちゃったみたいですね。
     でもまた同じことになります。もう色々と小細工するの
     面倒くさいので正直に言っちゃいました。えへへ」
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 02:38:10.05 ID:aIVeK7At0
シャロ「それで結局、やめてもらえますかエリーさん?」

エリー「え、その。私、やめたくない……。
    せっかくみんなとまたわかりあえたのに」

シャロ「エリーさん、断るんですか。そうですか。それじゃあ仕方ないです」

エリー「シャロ……なにを、ぅぅ!」

シャロ「手を触れなくても軽い物を動かせるトイズ……。
     これならタオルに指紋を付けずに簡単に
     エリーさんの首を絞められます。えへへ」

エリー「シ……シャろぉ……うぐぅ」
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 02:48:38.49 ID:aIVeK7At0
エリー「ぁぅぁぐぅ……シャぁぅ」

シャロ「恨まないでください、エリーさん。
     これもミルキィホームズのためなんですよ」

エリー「ぅぅぁ……」

シャロ「エリーさんなら喜んで死んでくれるはずですよね。
     ミルキィホームズのためなんですから。えへへ」

エリー「っぁぐ……ぁっ」

シャロ「私が守るんです。未来のミルキィホームズを」


アンリエット「それはお門違いではないかしら。シャーロック・シェリンフォード」

シャロ「ア、アンリエット生徒会長ぅ!?」
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:01:36.96 ID:aIVeK7At0
シャロ「どうしてここに?」

エリー「ケホッケホッ……」

アンリエット「あなたともあろうものが仲間を、ミルキィホームズを
       過小評価してるとは。とんだ茶番ですわね」

シャロ「そんなことないです。わ、私はミルキィホームズのみんな大好き!
    だからこうやってミルキィホームズを守ろうと」

アンリエット「それが茶番だと言っているのですわ」

シャロ「え」

アンリエット「今までやってこれたのも、あなたのそばに三人の
        仲間がいたからではなくて? ならば一人でも
        欠いたらそれはもはや本当のミルキィホームズではなくなるのではなくて?」
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:09:40.04 ID:aIVeK7At0
アンリエット「あなたは守るべきはずの仲間を自分で傷つけているのよ」

シャロ「アンリエットさん……わ、私。私。うわぁーん!」

アンリエット「気づけたのならそれでいいのです、シャーロック」

シャロ「でも、もうダメです! 私、エリーさんにあんなひどいこと
    してしまいましたぁ……。もうダメなんですぅー、うわぁーん」

アンリエット「幻惑のトイズ……」

シャロ「ふぇ?」

ポワーン
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:15:03.38 ID:aIVeK7At0




ネロ「おい、二人とも。起きろよ。起きろってば!」

シャロ「……ううん。あれ……ここは」

エリー「うう……どこ……?」

ネロ「だから病室だって。同じこと言わせるなよな」

シャロ「あ、そっか」

コーデリア「まったく。せっかくエリーの意識戻って
       お医者さん呼びに来たのに、今度はエリーだけじゃなく
       シャロも一緒に寝てるんだもん。びっくりしちゃったわ」
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:18:37.49 ID:aIVeK7At0
シャロ「えっと。私たち、寝てたんですかー?」

ネロ「そうだよ。戻ってきてたら、二人ともすでに寝てたよ」

エリー「えっと……じゃあ、あれは」

コーデリア「どうかしたの二人とも?」

シャロ「いえ、それならいいんです!」

エリー「なんか怖い夢見てたみたいで……」

ネロ「ふーん」
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:23:52.48 ID:aIVeK7At0
コーデリア「またエリーが寝てるものだから、また容態が悪くなったんじゃ
       ないかって心配したわ」

エリー「すみません」

コーデリア「それにしてもあの日は色々と不思議なことが
       多かったわよねー。電話がつながらなかったり
       医療機器が動かなかったり」

シャロ「本当ですよねー。一体なんだったんでしょう」

ネロ「まぁ、どうでもいいじゃん。そのおかげでこうやって
   エリーが無事で、仲直りもできたんだしさ」

シャロ「ですね!」


アンリエット「……フッ」
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:28:40.85 ID:aIVeK7At0
シャロ「さて、エリーさんが無事退院したら
    また皆さんでなくなったトイズ探し、がんばりましょう!」

コーデリア「そうね」

エリー「ええ」

ネロ「だな」

シャロ「ミルキィホームズ再出発です!」

一同「おー!」

END
296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:31:43.49 ID:Vz4tlyna0
犯人にされただけのかまぼこww

297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:31:59.42 ID:qVUAszs5O
>>1
かなり楽しめたよ
298: 2010/11/24(水) 03:34:58.64 ID:aIVeK7At0
これで思い残すことはなくて寝れる・・・。
読んでくれた人、ありがとう。そしておやすみ。
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:43:19.64 ID:zT+M4P/b0
素晴らしいでござる
301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 03:48:47.02 ID:1GoMGo0iP
乙乙お
304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 04:16:40.89 ID:22TBobCf0

生徒会長マジおかん

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