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律「唯のテンションが下がらない」

ライトノベル新刊情報サイト「ラノベ総合案内所」が出来ました.

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 16:51:01.95 ID:rgtXhubyO
 ある日の音楽準備室

唯「とおーい!!」ドバーン

澪律紬「っ!?」ビクッ

唯「おはようみんな! 言ってももう3時半だけどね!」

澪「ゆ、ゆい?」

唯「イェイ、澪ちゃーん!」ダキッ

澪「うわあぁあ!?」

 ワシッ

唯「うーん、やわらか……」モミシモミシ

澪「ちょ……っ!!」

 ドゴスン

唯「はぷすっ」

唯「いててぇ……えへへ」サスサス
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 16:54:10.06 ID:rgtXhubyO

澪「……まったくぅ」

律「唯ー……なにしとんじゃい」

唯「りっちゃあん、澪ちゃんにぶたれた!」ヒシッ

律「だぁーっ、くっつくな!」

紬「今日の唯ちゃんは元気ねぇ」

律「元気すぎる!」グイグイ

唯「うおー、離すものかー!」ギュウー

律「あーもう……いいや」

唯「へへぇ」ムギュ

唯「ん? ……」クンクン

律「どこ嗅いでんだ」ペチン

唯「いい匂いするよ?」

律「しないわ!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 16:57:18.73 ID:rgtXhubyO

紬「りっちゃん良い匂いするの?」ガタンッ

律「ええい、くーるーなー!」

紬「えぇー?」

澪「唯もいいかげん離れてやれ」ガシッ

唯「ぐっ……力では澪ちゃんには勝てないっ!」ズルズル

唯「ならば」ポフン

澪「……頭をうずめるな」

律「ふぅー。いやぁ、もうね……」

律「唯、どうした……?」

唯「極楽ぅ」

律「聞けよ」

唯「りっちゃん。今は、今だけを見つめていようよ」

律「……いや、いきなり決め台詞みたいなこと言われても」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:00:13.61 ID:rgtXhubyO

律「というか! その今が問題で……」

唯「ムギちゃーん!」スルリ

 たたっ

律「……まぁいいか」

唯「ムギちゃん抱っこー」

紬「どんと来いです!」

唯「わーい!」ピョン

 ギュッ

澪「子供みたいだな」

律「うーむ……」

唯「えへへぇ、ムギちゃんもいい匂いー」

紬「そうかしら? 唯ちゃんもあったかいわよー」

唯「おほほほぉ」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:03:19.43 ID:rgtXhubyO

澪「……」

紬「うふふふふふ」グルグル

唯「あははははは」グルグル

律「……まわりだしたな」

澪「あぁ。まわってるな」

律「……」

澪「……」

 ぐるぐるぐる……

律「……」

澪「……まわってる」

律「……うん」

澪「……」

律「……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:06:06.74 ID:rgtXhubyO

――――

律(そんなこんなで部活の終わる時間になりました)

律「さて、そろそろ帰るぞ」

唯「えーっ?」グルングルン

 グルン… ストッ

唯「もっと……わ、ととっ」

紬「ゆ、唯ちゃ」ガシッ

紬「ふわぁららら」フラフラ

 ドターン!

澪「目も当てられないな」

唯「うおおおおぉぉ……」ピクピク

紬「う……くぅ」

律「まったく。今更つっこむのもなんだけど……なーにやってんだよ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:09:20.25 ID:rgtXhubyO

律「ほれ、唯。しょってってやるから」

唯「ああう……すまないねぇ」ギュッ

律「澪はムギをしょってやれ」

澪「あぁ。ムギ、肩につかまれ」

紬「澪っぺさん……ありがとう」ギュ

澪「誰? ……よっこらせっと」

律「ほーら。カバンぐらいは自分で持て」

律(ギターはしょうがないよな。さすがにそこまで面倒みきれん)

唯「ギー太をおぉ」

律「……わ、わーったよ」

律(重てえええぇぇ)グギギ

澪「……」チラ

律「うおおおし、帰るぞおお……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:12:39.81 ID:rgtXhubyO

 下駄箱

紬「ありがとう澪ちゃん、もう大丈夫よ」

澪「あ、そうか?」

 スルッ スト

澪「そしたら私、ベースを取ってくるよ。少し待ってて」

律「はやくしろよー」

澪「ああ、急ぐよ」

紬「りっちゃん。ギター持つわよ」

律「おお、サンキュ。……唯」ユサ

唯「んお?」

律「唯はまだ歩けないか?」

唯「りっちゃんは……わたしをなめてるね」

律「じゃあもう降りろよ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:15:17.16 ID:rgtXhubyO

唯「あ」ストッ

唯「と、ちょ、はふんっ」バタリ

律「……」

紬「りっちゃん」

律「すまん……」グイ

唯「お世話をかけます、りっちゃん隊長……」ギュ

律「さて、と」

澪「ごめん、待たせたな」

律「いや。行こうか」

 テクテク…

澪「律、平気か?」

律「大丈夫大丈夫。いくらでも歩けそうだ」

澪「ならいいけど……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:18:10.75 ID:rgtXhubyO

 テクテク…

律「……」

 スンッ スンスン

律「……ん?」

唯「んー♪」スリスリ

律「……おい、唯」

唯「あのねぇ、りっちゃん」

律「……なんだよ?」

唯「ムギちゃんも澪ちゃんもいい匂いするけど……私はりっちゃんの匂いが一番好きだよ!」

澪「ぶふっ!」

紬「唯ちゃんてば……」

律(こんな道の真ん中でおぶさったまんま、よくこんな事言えるなぁ、こいつ)

唯「あれぇー、なにぃ? りっちゃん怒ってるの?」

律「別に」ムス
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:21:07.86 ID:rgtXhubyO

唯「んふふー」スリン

律「……」

 テクテク…

澪「律?」

律「へ?」

澪「そのまま唯を送ってくのか?」

律「ん? あ、もうここまで来たのか」

律「どうする、唯?」

紬「なんだったら、私がおぶっていってもいいけれど」

唯「りっちゃんの背中が良いの!」

紬「ふ……」

澪「すっかり懐かれたみたいだな」

律「言い方が拾った仔犬みたいだ」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:24:16.03 ID:rgtXhubyO

律「ま、そういう訳で。しょうがないから送ることにするよ」

澪「わかった。また明日な」

律「じゃあな」

唯「ばいばい澪ちゃーん」

紬「またね、澪ちゃん」

 テクテク

律「……」ワシャ

律(ん? なんかうなじがやけに涼しい……)

唯「むふ……」ペロ

律「わっひゃあ!」

紬「りっちゃん!?」

唯「んんうっ……急に動かないでよ。もう」ベロベロ

律「こっ、ばかぁ! やめろって、ひひひゃ!」ゾゾッ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:25:30.90 ID:UubK1F6d0
wwwwwやっぱこのふたりはじゃれてるのがいいなw
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:27:13.67 ID:rgtXhubyO

紬「な、なにしてるのりっちゃん?」

律「ゆ、ひゅいがっ!」

紬「……唯ちゃんを回してる時の私もこんな風に見えてたのかしら」

唯「……」チュチュッ

律「おい、むぎぃ……何この世の終わりみたいな顔してるんだよ」

紬「いいえ、何も。それでは私、ここから電車ですので」

律「懐かしいな。初めて会った日に戻ったようだよ」

唯「ムギちゃんばいばーい」

律「……ま、じゃあな」

紬「はい、さようなら」シュタタタ

律「……」

律「唯、そろそろ降りれば?」

唯「ふふ。やっと二人きりになれたね、りっちゃん」

律「あのなぁ」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:30:17.06 ID:rgtXhubyO

律(会話が成立しないよーもういやだよー)テクテク

唯「りっちゃん、聞いてる??」

律「……」

唯「……まむっ」

律「だぁっ! 耳! 噛むない!」

唯「おっ、りっちゃん耳弱い?」

律「ちがわい!」

唯「えりゃっ」カプ

 ザラッ ジュチッ

律「だー! だー! やめろぉ気持ち悪いっ!」

唯「気持ち悪くないもん、気持ちいいもんっ!」

律「ぞわぞわいってる、耳がぞわぞわいってるから!!」バタバタ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:33:13.44 ID:rgtXhubyO

律「……ったあーもう! さっさと帰るぞ馬鹿!」スタスタ

唯「おー、いこー!」

律「おーおー」

律(くそ、耳がつめてえ)

律(思いっきりツバつけて舐めてるじゃんか……)

律(耳を拭いてくれ、と言っても今の唯が応じるわけがないしな)

律(なるたけ早く唯を家に届けるしかないか)

 スタスタ

唯「ねえねえ、りっちゃん」

律「……どした?」

唯「今日はうちに泊まってくんだよね?」

律「……」

律「うん?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:36:08.98 ID:rgtXhubyO

律「いつからそんな話に?」

唯「え?」

律「いや、だからえっと……私、普通に帰るけど」

唯「もー、りっちゃん付き合い悪いなぁ! こんな楽しいのに帰ろうだなんて」

律「お前が一人でぶっ飛んでるだけだ!」

唯「えー!? りっちゃんだってノッてくれたじゃん」

律「乗ったんじゃなくて反応したって言うの」

唯「反応した? 反応しちゃったんじゃないの?」

律「あのな」ゴチン

律(自重しないなーこいつ)

唯「へへへ……というわけで、泊まってくよねりっちゃん?」

律「ううん、泊まってかないよ?」

唯「What?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:39:11.59 ID:rgtXhubyO

律「Whatじゃねえよ。明日も学校あるんだし、泊まってくわけにもいかないだろ」

唯「いやでも、うち今日両親いないよ?」

律「お前の中で泊まっていい条件はそれだけか!」

唯「うん。逆にこの状況で泊まっちゃいけない理由ってある? ないよね!」

律「いや、だから明日学校で」

唯「私も明日学校だよ?」

唯「なぁ、りつ……一緒に死のう?」

律「似てないぞ」

唯「そこはお世辞でも似てる似てるーとか言わないと盛り上がんないでしょ、もー!」ハムッ

律「耳ぃ!」

唯「りっちゃん、覚悟しなさい! 私の家に泊まるんだよ!」

律「……わかったよ。夜更かししないならな」

律(家の前で適当に急用ができたふりでもすれば大丈夫だよな)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:42:18.05 ID:rgtXhubyO

唯「りっちゃーん、りんり?ん」ツンツン

律(正直、今日の唯にはついていけない)

律(まぁ、ひと晩一人で放置しておけば元に戻るだろ)

 スタスタ…

律「うし、着いたぞ。降りなさい」

唯「はーい」ストッ

唯「さぁりっちゃん、入って入って」ガチャ

律「あぁ。ん、ちょっと待って」

唯「どしたの?」

律(携帯携帯っと)

律「母さんだ。どうしたんだろ」ポチッ

律「うん。……うん、えっ何?」

律「は……なに? なに言って……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:45:07.10 ID:rgtXhubyO

律「……わかった、すぐ行く。うん……じゃ」パタン

律「唯、スマン。急な用事が出来た」

唯「どうしたの?」

律「弟が事故に遭ったらしい。今病院に運ばれたそうだ」

唯「……大丈夫なの?」

律「分からない。今からそれを確かめに行く」

唯「……」

唯「そっか。弟さんならしょうがないね」

律「悪い。じゃーな」ダッ

唯「うん、バイバイ」

律(……案外あっさり解放してくれたな)タッタッ

律(きょうだいのことだからなぁ。唯にも身につまされるものがあるってことか)

律「……」ピタ

律(なんだ……胸騒ぎがする)
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:48:19.75 ID:rgtXhubyO

律「……そうだ、澪にも話を合わせてもらった方がいいか」

 カチカチ

 プルルルル…

澪『もしもし、律?』

律「おう澪。急に悪いな」

澪『どうしたんだ? 唯が犬でも追っかけて道路に飛び出してトラックに轢かれたか?』

律「うん、明日覚悟しとけよ。で、ちょっと澪に頼みたいことがあるんだけどさ」

澪『ごめん。なに、頼みたいこと?』

律「ああ。悪いんだけど、澪は今晩、私と一緒に病院にいたってことにしてくれないか?」

律「聡が事故に遭ったっていう設定で。実際は、ほんの軽傷な?」

澪『いいけど……なんでそんな事』

律「いやぁ……さ。唯が泊まってけってしつこくて」

律「明日も学校だし、何より唯はあの調子だろ。まともに寝れる気がしない」

澪『……』
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:51:06.85 ID:rgtXhubyO

律「澪?」

澪『……律、おまえ……知ってるけどさ、知りながら訊くけど……馬鹿だろ?』

律「なっ! ほとんど一瞬で考えたんだぞ、これ!」

澪『筋書きのことじゃない。なんで唯の誘いを断るんだ』

律「なんで、って……だから言っただろ」

澪『はぁー……』

律「……」

澪『イケメンりっちゃんが聞いて呆れるな』

律「聞いたことねーぞ」

澪『律さ、律に放置されることで唯はどうするか、よく考えてみろよ』

律「どうって……一人でほっときゃ、勝手に落ち着くだろうけど」

澪『一人ならな。でも唯は違うだろ?』

律「はっ」

律「……憂ちゃん」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:54:13.29 ID:rgtXhubyO

澪『今日の唯は、いつもと違った』

澪『どこがおかしかったかというと……誰彼構わずスキンシップを求めてきたあたりか』

律「……いつもより数段激しく、だよな」

澪『そう。だから……』

律「憂ちゃんが危ない!?」

澪『律、急ぐんだ! いま憂ちゃんを救えるのは律しかいない!』

澪『憂ちゃんはまだ中学生なんだ。唯の一時のノリで操を散らさすわけにはいかない!』

律「……!」

律「すまんっ、ありがとう澪!」

 パチンッ

律「すぐに戻らないと……」

律(もう少しだけ頑張れ、私の足腰……!)クルッ

 タッタッタッタッ…
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 17:57:12.71 ID:rgtXhubyO

――――

 平沢家 居間

唯「ぐ、ぐゅ、ぎーだがぁ……」エグエグ

憂「お、落ち着いてお姉ちゃん? 大丈夫だから、ね?」

唯「う、ふっ、う……ううぅぅ……」ギュー

憂「わっ、わっ」トサッ

唯「ギー太ぁあ!」

憂「憂だよお姉ちゃん!」

唯「あはぁ……へへ、やっと見つけたよギー太」

憂「憂だって言ってるんだけど」

 ガタンッ

憂「……あっ!? ちょっとまってお姉ちゃん、誰かが……」

唯「今日も頑張ろうね、ギー太……」

憂「誰か侵入してきてるんだってば!!」ジタバタ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:00:19.47 ID:rgtXhubyO

 ガチャッ

律「ここか!」

憂「あっ」ピタ

唯「あれぇー、柔らかいねぇギー太……」フニフニ

律「……」

 ツカツカ

律「憂ちゃんから離れろ、唯!」

唯「あぁーあぁー……」ズルズル

憂「り、律さん。どうしたんですか?」

律「憂ちゃん、無事か?」

憂「無事って言うか……」

唯「ひ、ぐしゅ……」

律「……え、唯?」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:03:27.29 ID:rgtXhubyO

律(なんで泣いてるんだ……?)

唯「……」

憂「律さ」

律「ごめん、憂ちゃん」

憂「……」

憂「では、おねがいします」クスッ

 スタスタ…

律「……唯。ごめんな」

唯「りっちゃん……どうして?」

律「どうしてって」

唯「弟くん、事故に遭ったんじゃないの……?」

律「あんなの……」

律「……そんなの、どうでもいいから」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:06:12.75 ID:rgtXhubyO

唯「どうでもいいって……」

律「ごめんな、唯。置いていって」

律(唯が泣いてたのは……私が帰っちまったからだよな)

律(そりゃそうだよ。唯だって、わざとでもなきゃあそこまで空気読めない行動しないって)

律(じゃあなんでわざとそんなことをしたか……それはきっと)

唯「ううん、いいんだよりっちゃん……」

律「……なぁ、唯」

唯「ぐす……なぁに?」

律「やっぱり今日、唯の家に泊まりたい」

唯「……えへへ」

律「良いか?」

唯「うんっ。泊まって泊まって!」ギュッ

律(……あったかい)ギュ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:09:09.32 ID:rgtXhubyO

律「……」

唯「……」

唯「よ、よーし! 私の部屋いこっか!」

律「お、おう」

律(……しかし、まぁ)

律(唯は不安じゃないのか? 私たち、まだどっちも好きだなんて言ってないのに)

唯「りっちゃん?」

律「あぁ、行く、行くよ」

 トン トトン

唯「ありがとう、りっちゃんが来てくれて助かった」

律「ん……」

 トン トン

唯「とりあえず、晩ご飯まで遊ぼうよ!」ガチャ

律「……だな」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:12:18.29 ID:rgtXhubyO

――――

 憂の部屋

憂「……」

 ドドッ ドタン ドスッ

律『やーめーろー!』

唯『シーツオバケだぞー!』

 バタバタ…

律『まーた抱きつく!』

律『……こらー!』

律『っひゃう!』

 ゴソ ゴソ…

憂「……よかった、元気になって」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:15:10.21 ID:rgtXhubyO

――――

 22時 唯の部屋

唯「おぉ、おかえりりっちゃん」

律「ん、お風呂ありがとうよ」

唯「お気になさらず。……では」

律「……」サッ

唯「りっちゃん嗅がせてよ?」フラフラ

律「よせよ、追っかけっこはまた汗かくから」

唯「逃げなきゃいいじゃーん」

律「嗅ぐこともないだろ?」テクテク

唯「嗅がなきゃだめだよ。お風呂上がりのりっちゃんなんて」テクテク

律「いやな、シャンプーとかお前の家の使った訳だし、唯の匂いしかしないって」スタスタ

唯「そうかもしんないけど、嗅ぎたいじゃん」スタスタ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:18:16.68 ID:rgtXhubyO

律「あのな……」スタスタ

唯「……」スタスタ

律「っ……」ドタドタ

唯「……」ドタドタ

律「無言で追っかけてくるな!」

唯「……ぬふふ」

律「おい、唯……もうやめようぜ、汗出てきた」

唯「……」ピタ

律「……サンキュ」

律「よっこらせ。……はーっ、暑い」パタパタ

唯「……」

律「……?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:21:11.28 ID:rgtXhubyO

唯「りっちゃん、誘ってるの?」

律「……あの」

律(あんまり真剣な顔するなよ)フイッ

唯「……」

律(違うって答えなきゃ)

律「ちっ、違うわ! なんでそうなるんじゃい!」

唯「……だって今のりっちゃんエッチかったんだもん」

唯「そんなベッドに座っちゃってさぁ」

律「はっ……は、あのなぁ」

唯「ねぇりっちゃん、嗅いでいいよね?」

律「もう……いいけどさぁ」

唯「やったー!」ガバッ

律「ちょっ、ぷ!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:22:25.34 ID:UubK1F6d0
ふふふ、かわいすぎて泣きそう
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:24:14.45 ID:rgtXhubyO

 ギシィ

律(……やばいっ)

唯「んー」ギュー

 クン クンッ

律「まて、抱きつくなんて聞いてない……」

唯「え? いいじゃん別にぃ」

唯「何か駄目なことでもあるの?」

律「……」

唯「……」クンクン

律「無言はやめろって」

唯「……」スゥー

律「なぁ……」

唯「ふふっ。……」スゥー
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:26:45.67 ID:Gm9yAxf70
りっちゃんは押しに弱いなぁ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:27:25.47 ID:rgtXhubyO

律(なにか言ってくれれば茶化せるのに)

律(雰囲気がどんどん静かになってるのを感じる……)

律(暑いな……汗かいてきちまった)

唯「お?」

律「……どうした」

唯「えへへ……」ギュ

 スン スン

律「……」

唯「ね、りっちゃん。いいよね」

律「……なにが?」

唯「りっちゃんを舐めたくなっちゃった。首のとこ」

唯「こんないい匂いしてるんだもん。ね? ね?」

律「……私は食い物か」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:30:09.64 ID:rgtXhubyO

唯「大丈夫。噛んだりしないから」

唯「ちょっとペロっと舐めさせてください」

律「……あのさ、唯」

律「どうして今度は先にことわってくれるんだ?」

律「さっき、帰り道じゃ勝手に舐めてきたのにさ」

唯「……」

律「……」

 ペロ

律「……」

唯「……」ピチャ

律「……」

唯「ふぅ……」ペロペロ

律(……息が熱い)
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:32:26.75 ID:fi+P9ilI0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!1111111111111
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:33:12.52 ID:rgtXhubyO

律「……」

 レロレロ… プチュッ

唯「ん」ヂュッ

律「唯……なぁ」

唯「……」

 チュッ レロォ

律「……っ」

律(話を聞いてくれよ。私の話に応じてくれよ)

律(それだけじゃ……唯はよくても、私は満足できないんだ)

唯「……」ピチャ…

律「っはあ……」

律「……唯、」

唯「だめだよ、りっちゃん」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:36:09.10 ID:rgtXhubyO

唯「言ったらだめになっちゃう」

律「……」

律「そうかも……しんないけどっ」

唯「……」ニコッ

律(だよな……)

律(私たちはただ、友達同士でふざけあってただけ)

律(そうしておくのが一番正しい……が)

唯「……りっちゃん。私が泣いてた理由、教えるね」

律「ん……?」

律「私が帰ったから……」

唯「しぃっ」

律「……」コク

唯「私が泣いてたのは、ギー太をムギちゃんに預けたままにしちゃってたから」

唯「ただそれだけ。それっきりなんだよ」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:39:22.44 ID:rgtXhubyO

律「……ふふっ」

唯「えへへ、勘違いだねりっちゃん。なのに超真剣な目で『ごめんな、唯』って」

律「はは……だな、おかしいや」

唯「面白いよね。……だから、この話を……明日みんなにもするね」

律「……もし、ウケなかったらどうする?」

唯「そしたら、ただ私たちはお泊りでテンションが上がってたんだって思おうよ」

律「うん……」

唯「でも、やっぱり楽しかったから……私たち二人だけのときに、面白かったねって話そう」

唯「楽しくない話をみんなにするのは、迷惑だから」

律「そうだな。……澪たちとも笑えたらいいけど、楽しかったら二人だけだっていい」

律「……だから唯。もっと、楽しい話にしような」

唯「……えへ」


  おわりちゃん
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:42:33.90 ID:UubK1F6d0
乙かれー久々に二人のじゃれあいが見れてよかったー
また書いてくだせぇ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:43:44.83 ID:WywSVSNh0
貴重な唯律をありがとう おつかれちゃん
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 18:55:18.12 ID:Gm9yAxf70
俺 も テ ン シ ョ ン 上 が っ て き た 乙
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/24(水) 19:27:34.49 ID:nALZA1O5O
全シーンの映像と声が脳内で再生されました

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