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友人「幼女拾ってきた」 幼女「んッ…んぅー!」

ライトノベル新刊情報サイト「ラノベ総合案内所」が出来ました.

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:31:06.93 ID:f+2ADbarP
「ねえ、ちょっとついて来てよ」

昼休み、友人にそう呼ばれて放送室に連れ込まれた。

いったいなんだろう? 
でも、放送部の仕事がまだ残っていたし丁度良いだろうと思った。


放送室に入ってすぐ脇にある機材室の扉をあけると


幼女「――ん…ッ! んーッ!!」


両手を縛られ、口元をガムテープで塞がれた幼い女の子の光景が、そこにはあった。
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:33:12.31 ID:f+2ADbarP

オレ「…え、なに、これ?」

友人「すげぇだろ?」

オレ「いや、すごいって…おまえ、なにやってんの?」


手足をハンカチで縛られた状態で、声にならない呻き声を吐き出す幼女。

幼女「んッ…んぅー!」

床にのた打ち回るたびに、可愛らしいキャミソールがひらひらと舞う。


友人「校舎に迷い込んだらしくてさ、思わず捕まえて拾ってきちゃったよ」

オレ「拾ってきたって…おまえなにやったか分かってんの?」

友人「わかってるって、ほら」


幼女の拘束をほどいた友人は、脇に手を入れて小さな体を持ち上げた。

友人「あまりにも可愛いからさ。ほら、俺たちロリコン同盟組んでるじゃんさ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:35:06.38 ID:f+2ADbarP

オレ「同盟って…」

確かに組んでいた。

小学生のころから仲の良い俺たちは、昔から共に時間を過ごしてきた。

中学に入ったころにアニメや漫画にハマり、いつの日だったか、そんなくだらない同盟を立ち上げた記憶がある。


友人「ほら」

幼女「ひゃぅっ!」

キャミソールの上から忍びこんだ友人の腕。

幼くして柔らかい胸に手が触れると同時に、目の表情を変える。
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:36:07.50 ID:f+2ADbarP

オレ「お、おい! マジでヤバいって……!」

友人「なんだよ、おまえだって幼女大好きって普段から言ってるじゃないか」

オレ「いや、好きだけど……さ」


いくらなんでも、誘拐はまずいだろう。


幼女「――ッ! んーんー!」

ゆっくりと乳房を撫で回されながら、目に涙を浮かべる幼女。

幼女「んーっ、うぇ、んぅー! んぅー!」

顔を天井に向けたまま、頬に涙が伝っている。

それを見て、底知れない罪悪感と、心の奥から湧き溢れる興奮を覚える。


幼女「…っ!…んっ」

やがて大きな瞳を羞恥の色に変えてゆくその幼女の過程を、オレは唖然と味わうのだった…。
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:37:33.46 ID:f+2ADbarP


帰りのホームルーム。

クラス担任は必要事項を伝え済ませると、クラス委員の名前を呼んだ。

「――起立、礼!」


放課後。

友人「んじゃ、いくか」

オレ「おう」


2人揃って教室を出ようとしたとき、

担任「待ちなさい、ふたりとも」

後ろから呼びかけられ、思わずビクッと身を仰け反った。
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:39:33.25 ID:f+2ADbarP


担任「今日はやけに2人とも落ち着きがないわね、何かあったの?」

新任教師の岸本は容姿も整った綺麗な女性で、なにより仕事熱心で、その真摯な姿に職員からの評価も高い。


オレ「いや、ちょっと…」

昼休みの後からずっとソワソワしていた俺たち。
他人からしても、明らかに様子がおかしく見えていたに違いない。


友人「いや?俺たち、ちょっとこれからダブルデートなんすよ。 なっ!」

オレ「う、うん」

担任「ふぅーん……」

岸本の視線が、俺たちの体を上下に吟味する。

担任「……まあいいわ。気持ち悪いわね」


何か隠しているのは恐らくバレているようだった。
しかし彼女にとっては、それほど重要なことでは無いのだろう。

そのまま踵を返して事務机へと戻っていった。
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:40:58.72 ID:f+2ADbarP

友人「おい、しっかり鍵かけたか?」

オレ「オーケー、準備万端だ」


俺たち2人は周囲の目を見張りながら放送室に入り、機材室の扉に手をかけた。


幼女「…うぅ」

そこには当然のごとく拘束に身を包まれた幼女の姿があった。

半べそをかいて時々鼻を啜る。口元のガムテープは貼り付けたままだ。


友人「よし、じゃあまずは……」

オレ「あのさ、聞きそびれたんだけど」

友人が行動に移る前に、オレは口を開いた。
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:42:31.30 ID:f+2ADbarP

友人「なんだよ?」

オレ「この子、これからどうするんだ?」

友人「どうするって、外に解放できるわけないだろ」

たしかに、幼くとも人の顔を覚えられるだけの記憶力はあるだろう、
警察に捜査でもされたら、呆気無く俺たちが捕まってしまうのは目に見えていた。


オレ「え、それって……じゃあ……」

一つしかあるまい。


友人「この子を、この放送室に監禁する」

途端に、幼女の瞳が絶望へと変わり果てていくのがハッキリと分かった。
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:44:24.19 ID:f+2ADbarP
オレ「そんなのムリだって! 絶対バレるって!」

友人「だってそれしか方法がないだろ! こうなった以上はさぁー」

オレ「でも、先生にだってすぐ見つかるかも…」


しかし、どうだろう。

この放送部は、俺たち以外が幽霊部員で構成されている。
担当の顧問も部員のやる気の無さに完全にさじを投げてしまい、「勝手にやっててくれ」状態。

つまり放送部自体が機能してないのだ。
それゆえに教師や生徒の立ち入りが皆無に近いのは事実であり……。


友人「さてと、はじめっか」

その言葉を合図に、友人は幼女のキャミソールをめくった。

幼女「…っ!」

前側に小さいリボンのついた白生地のパンツ。
白い肌とピンク色に染まった乳首が可愛らしげに露出した。


オレ「……」

……マジで、やるのか?
幼女監禁。
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:46:58.14 ID:f+2ADbarP


幼女「んっ…」

口を塞いだガムテープ越しに、消え入りそうな呻きを上げる幼女。

友人「……」

手足の拘束は解かれ、キャミソールをたくし上げる。

その小さな胸を愛撫する友人。


幼女「ん、んぅ…」

今にも泣き出しそうな表情で、じっとオレを見据えてくる。

目先の罪深き光景にオレは激しい興奮を覚えていた。


友人「ほら、代わってやるよ。見てるだけじゃツマラないだろ?」

オレ「え、あ…うん」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:49:18.21 ID:f+2ADbarP

オレは幼女の背中から胸に手を伸ばした。

幼女「…っひぅ」

ピンク色に染まり上がった乳首は、触ってみると軽く湿っていた。
両指で優しく愛撫。壊れ物でも扱うかのように優しく上下に撫でる。

幼女「っ、んぅ…」

ここまでされて泣き出さないのがある意味すごいと思った。

ただ耐えるように唇を噛みしめている。


友人「よし、パンツさげっぞ」

白いパンツに指をかけ、ゆっくりと下ろしていく。

布がこすれて股を行き渡ると、幼く綺麗な縦すじがあらわれた。
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:50:46.79 ID:f+2ADbarP

幼女「んっ、ひっく…んぅ」

もうこの時点で半泣きだった。

友人は浮き出た縦筋にそって人差し指を上下させるも、目立った反応はない。

幼女「んっ…」

時おりびくっと身を震わせていることから、何も感じていないわけではなさそうだ。


友人「ふーっ」

幼女「――っひぅ…」

割れ目を押し広げるように指の腹を押し付け、息を吹きかけると
身をすくませ、裏返ったような声をあげた。

友人「うーん、入らないなぁ…」

局部を押し広げると、小指が通るかすら怪しくなるような小さな穴があった。
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:52:20.48 ID:f+2ADbarP

友人「しょうがない――よし、今日はこの辺で切り上げるか」

そう言って幼女のパンツをずり上げ、その場を立ち上がる友人。


幼女「……」

やっと帰れるの? そんな期待の眼差しを向ける幼女。

しかし、すぐに絶望に変わった。


幼女は放送室にある鉄製の棚の、きな引き出しに押し込まれた。
ちょうど子供が二人くらい入れそうなスペースだった。

オレ「おい、それは…さすがにマズイんじゃ…」

友人「こうでもしなきゃ逃げられちゃうだろ?」

そう言って中に閉じ込めてしまった。
引き出しなら中から開けることができない。ましては手足を縛られている上、非力な子供では到底無理だろう。

ドン、ドンと足蹴りする音が微かに聴こえてくる。鉄製であるおかげで衝撃は緩和される。
力が貧しいのか恐らく外に音は響かないだろう。

そうして俺たちは放送室を出た。

今後の期待と、積もる不安を肌で感じながら……。
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:54:25.62 ID:f+2ADbarP

次の日、朝のまだ早い時間に、オレは靴を履いて家を出た。

幼女の胸の柔らげな残り香が、手のひらに留まっていた。


オレ「…ふああ?」

そのせいで、あまり眠れなかったのだ。
いつ、この悪事が大人たちにバレてしまうのか、不安で仕方がなかったのだ。

早いうちに自白ほうがいいんじゃないか、という考えさえ浮かんでくる。


友人「よっ!」

背中をぽんと叩かれる。

友人「昨晩あまり眠れなくてさ?、今日も楽しみで仕方がないよ」

オレ「うん…」

友人「なんだ、おまえも眠れなかったんだ?」

オレ「だって、心配じゃん…」

友人「幼女のことか? 心配無いって。今ごろぐっすり眠ってるはずだよ。ほら行こうぜ」

そう言って友人は学校へと駈け出した。
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:55:56.49 ID:f+2ADbarP

早めに学校に着いてしまったので
朝のホームルームが始まる前に、オレと友人は放送室に寄ることにした。


顧問「えーっと、どこだっけなぁ…」

オレは扉をあけて、一気に青ざめた。


オレ「せ、先生…なにしてるんですか?」

顧問「おー? おまえらこそどうしたんだ?」

放送部の担当顧問。
彼は幼女が入ってる棚の、その一番上の引き出しをあけて、何やら探し物をしていたのだ。

オレは今にも恐怖で押しつぶされるような気分だった。


友人「せんせー、なに探してるんですか?」

友人は何気なく言った。オレとは裏腹に焦った様子を見せていない。

顧問「会議で使う書類だよ。たしかここにしまったような気がするんだよなぁ」

もう少し遅ければ一番下の引き出しをあけられて幼女を発見されていただろう。

そして顧問は、二番目の引き出しに手をかけた。
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 18:57:46.35 ID:f+2ADbarP

顧問「おまえらも、ホームルーム始まる前に教室に入れよ」

そして三番目の引き出しをあけた。

友人の言ったとおり眠っているのか、幼女のいる引き出しからは物音一つしなかった。


もし見つかったらどうする?

――これは犯罪だ、単なるお咎めじゃ済まない。

そんな、とてつもない不安が脳裏を駆け巡る。


顧問「ここにもないなぁ…」

四番目の引き出し――五番目の引き出し――と次々と中を漁って行き

ついに顧問は、幼女が入っている一番下の引き出しに手をかけた。
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:02:44.27 ID:f+2ADbarP

とうとう恐怖に耐えられなくなり、もうお終いだ――と目をつむった直後、


友人「先生、これじゃありませんか?」

背後から友人の声が上がった。

手に掲げていたのは一つのファイル。


顧問「あーそれかも。そっちにしまってたのかぁ」

引き出しにかけていた手を離し、友人の方へ近寄っていった。


顧問「んじゃ、ありがとうな」

そして出口へと歩み去る顧問の後ろ姿をみながら、オレは胸を撫でおろした。

そして顧問がドアノブに手をかけた、その直後――


幼女「――んッ! …んーッ!」

ドン、ドンと引き出しの中から足蹴りする音が響いた。
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:04:43.90 ID:f+2ADbarP

顧問「ん、なんの音だ?」

マズイ……そう思った。

3人しかいない放送室の中に、嗚咽を交えた誰かの泣き声。


顧問「誰かいるのか?」

踵を返して引き返すと、顧問は周囲を見回した。

友人「さあ、幽霊じゃないですか?」

篭った声が引き出しの中から聴こえてくる。

顧問「いや、猫かも。外に離してやらんとな」


そして顧問は、放送室の中を歩きまわり始めた。

声の発祥地を探すように、何度か部屋の中をまわり、

顧問「この中か? まさかなぁ…」

棚の前で立ち止まり、一番下の引き出しに手を差し伸ばした。
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:08:11.99 ID:f+2ADbarP

オレは呼吸が止まった。今度こそ終わりだ。

全身の身の毛がよだつような寒気が、背中を伝って這い上がってくる。


そして引き出しを開ける。

ゆっくりと、静かに開いて行き――


「○○先生ー! もう会議始まっちゃいますよー!」

背後の出口から、別の教師の声が飛び込んできた。

その声に、顧問は後ろを振り向いた。


顧問「おー、そうか。すまんすまん」

完全に開いていた引き出し。
はっとして救いを求めるような幼女の静かな眼差しが、目の前の顧問に向けられている。

しかし後方を向いた状態の顧問の手によって閉じられ、幼女の救いの表情は暗闇へと押し込まれていった。
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:10:30.33 ID:f+2ADbarP

顧問「じゃあ、おまえら猫をみつけたら外に逃がしておいてくれー」

そう言いながら出口へと駆けていき、扉をしめた。


オレ「……はぁっ」

あまりの緊張にスイッチが切れたようにその場にへたり込む。

友人は出口の鍵をしめると、棚の引き出しを開けた。


幼女「…んっ、んんー!!!!」

開けた途端に、幼女は中から這いずりながら飛び出してきた。

オレ「う、なんだこの臭い」

引き出しの中に溜まった液体。それは紛れもなく尿だった。

友人「あーあ、汚いなあ」

一晩狭苦しい場所に閉じ込められ、あまりの恐怖に我慢できなかったのだろう。
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:12:43.09 ID:f+2ADbarP

オレ「……」

かつて、オレも幼いころ、精神訓練という名目で

3日間、土の中に埋められたことがあった。

家の庭で棺桶に入り、大きな穴に入った。

埋められる時の土が被さっていく音に、当時の自分はわくわくとしていた。

最初の数時間は楽しかったが、その後は本当に地獄だった。

時間もわからない暗闇の中で、次第になんともいえない恐怖感が押し寄せ、

一晩と経たないうちにオレは泣きじゃくっていたのだ。


幼女「…んうぇっ、んぅっ、んん…!!」

貼りつけられたガムテームに、大粒の涙がいくつも流れて染み込んだ。

体をガクガクと震わせ、幼女は何かを訴えるようにこちらの目を見据えてくる。
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:15:18.01 ID:f+2ADbarP

友人「さて、もうホームルーム始まるぞ」

雑巾で尿の後始末をし、友人は幼女を引き出しの中に押し込んだ。

幼女「んぅー! んーッ! んん…」

友人「ああ、うるさいな」

じたばたともがく幼女を無理やり収めると、友人は強引に引き出しを閉じた。


オレ「あの、さ…」

友人「ん、なに?」

オレ「もう、やめないか? …かわいそうだよ、なんか」

この行為の背徳感に、とうとうオレは耐えられなくなりつつあった。
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:17:46.99 ID:f+2ADbarP

友人「やめて、どうなる?」

オレ「え?」

友人「ここで幼女を家に帰せば、俺たちは確実に捕まるんだぞ?」

オレ「……」

友人「俺たちは14歳だし刑事処罰の範囲に入る。そして前科は付く。もちろん内申書にも響く。大学はおろか、高校だって行けなくなるかもしれない」

オレ「…でも」

友人「しかも、女児強姦ってのはあらゆる罪の中でもっとも蔑まれる部類にあるんだよ」

オレ「……」

友人「そんなものを背負って、おまえは生きていけるか?」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:20:33.71 ID:f+2ADbarP

オレはハッキリと言い放った。

オレ「でも、このままじゃいけない。いつまで幼女をここに閉じ込めておくんだ? 卒業するまでか?」

友人「…それはわからない。でに、いつかどこかの山奥にでも閉じ込めてさ…」

オレ「……」

友人「……」


そう、オレたちは幼かったのだ。

もう、どうしようもならない。

自分たちの浅はかな考えで犯してしまった行為に、初めて罪を覚えた。
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:35:08.84 ID:f+2ADbarP


オレ「ただいまー」

オレは家に帰宅し、学生カバンを玄関に放り投げた。
友人はサッカー部に所属していて、帰宅部であるオレと一緒に帰ることができない。


オレはつまらなそうに、居間のソファに座ってテレビをつけた。

やっていたのはニュースだった。


あの幼女が行方不明になったことは、まだ報道されていなかった。

変わりに、別の事件が報道されていた。


今の世の中を物語る、目も当てられないニュースばかり。

10歳の子供をひき逃げし、何百キロも先まで逃走した会社員。

老婆を刺し殺し、現金を奪い去った学生。

『赤ん坊がうるさい』という理由で隣の家庭に乗り込み、まるごと家を放火した無職の男。
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:39:03.63 ID:f+2ADbarP

ふと窓の外に視線をやる。

今にも雨が降りそうに空が黒ずんでいた。

さながらそれは、この社会に渦巻く暗闇を表しているようにみえた。


貧困、差別、暴力…。

新聞やテレビに目をやればそう、
この世がどれだけ狂っているのかが、はっきりとわかる。


オレ「…ん」

背中で押し潰していた携帯が、ぶるぶると震えた。

着信。一通のメール。送り主。友人。

『明日朝練あるから、ホームルーム前に 放送室集合な』
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:44:07.45 ID:f+2ADbarP


朝、学校に来るとオレは何事もないように放送室に入る。

オレ「……」

放送室は静かだ。
友人も朝練が終わってないらしく、まだ来ていない。

鍵を閉める。

するとオレは棚に歩み寄り、引き出しをそっと開けた。


幼女「……」

泣こうとも、笑おうともしない。

ただ無表情に目を開いたまま、横に寝転がっていた。
少しやつれているようにみえた。

幼女「…ん」

幼気な瞳が、こちらに視線を向けた。
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:47:09.83 ID:f+2ADbarP

オレ「やあ…」

オレは引き出しから幼女を抱き上げ、手足の拘束をほどいた。

幼女「…ぁ」

虚ろな目をしてその場に尻をついた幼女。

思い返せば、2日前から何も食べていないはずだった。


オレ「ほら、ご飯もってきたんだ」

カバンからメロンパンの包みを取り出して、幼女に手渡した。

幼女「……」

ただ、目の前のそれをじっと見つめている姿が痛々しく思えてしまった。
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:49:53.78 ID:f+2ADbarP

オレ「食べないの?」

オレは包みを破って、幼女の顔にそっと近づけた。

幼女「……」

甘い香りが漂ったらしい。
それが功を奏したのか、両手で弱々しく掴むとメロンパンを小さく一口かじった。


オレ「美味しい?」

幼女「……」

小さく頷いた。
今までどれだけ泣いたのか。

この狭苦しい引き出しの中で2日間喚き続け、もはや涙目のかけらもでないのだろう。

そう思うと、罪悪感が一気に押し寄せてきた。
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:54:50.41 ID:f+2ADbarP

友人「おっ待たせー!」

勢いよく放送室の扉をあけると、友人は上機嫌な足取りでこちらへ向かってきた。

友人「今日は良いものを持ってきたんだ、みてよこれ!」


友人が取り出したのは、オモチャの手錠。

幼女「――んっ」

半分ほど食べ終わった幼女のメロンパンを、友人はその手ではたき落とした。

半ば強引に立ち上がらせると、幼女の手を後ろに回し手錠をかける。


オレ「……」

友人「これ、お姉ちゃんがの部屋にあったんだ。彼氏の趣味かな? それにしてもいい趣味だろ?」

そして友人はポケットから白い布を取り出す。

それを幼女の顔に巻きつけ、目隠しをした。
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 19:58:32.67 ID:f+2ADbarP


オレ「おい、いったいなにを……」

友人「いいから見てなって」


そしてカバンから、何かのヒモを取り出した。

ヒモの先っぽには、卵のような丸い形をした玉が。
もう片方にはそれを調整するスイッチ。

友人が手にしていたのは、ピンク色をしたローターだった。


友人「さあ、はじめようか」

友人は、幼女を膝の上に座らせてスカートをめくりあげた。

幼女「…んっ、んぅー!!」

パンツ越しにローターを当て、スイッチを入れる。
すると思い出したかのように幼女は泣き出し、足をばたつかせた。

幼女の長い髪がひらりと舞う。
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:01:52.49 ID:f+2ADbarP

友人「こら、あばれるな」

幼女「んーっ、んーっ!」

友人が暴れる足を抑えつけると、幼女は上半身を捻った。

床に上体を打ち付け、その場から逃げ出そうと出口へ向かってもがいた。

友人「逃げられると思うなよ」

幼女「…ひっ」

しっかりと掴んだその足は、友人の力によって引き込まれていく。

友人「それ、続きだ」

友人は、仰向けになった幼女の白いパンツに手を入れ、ローターを放り込んだ。

幼女「っひぅ…んぅ」

ローターの振動音が室内に響きわたる。
局部に円を描き押し付けるたびに、ガムテーム越しの喘ぎ声が上がった。
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:07:23.75 ID:f+2ADbarP

友人「はは、みろよコイツ。濡れてるぜ」

友人はニヤつきながら縦すじにローターを押し付ける。

ネットで聞いたことがあった。
愛液を出したり、刺激を感じたりする体の機能は、どれだけ幼くとも備わっているものらしい。

幼女「っ、んっ、んぁ…」

いつしか、あげる声にも甘い物が混じり始めていた。

大きくゆっくりと行為を繰り返すにつれ、しっとりと愛液が行き渡りパンツに染みを作っている。


友人「よし、じゃあ入れるぞ」

幼女「っひぁ…」

身をすくませ、裏返ったような声をあげた。

つぷ、と埋まる音が聞こえた。
振動レベルを最大に上げたローターが、幼女の小さい中を激しく蹂躙する。
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:10:01.44 ID:f+2ADbarP

横で見ていることしかできない自分。
可哀想に思いつつも、オレはこんな時だっていうのに興奮を覚えていた。

幼女「んっふぁ…ふぁ…ぁ…」

体を大きく仰け反りガクガクと震える幼女。

冬の冷気に白い息を交えながら、室内に嬌声をあげている。


幼女「…んっ…ふぁ…」

幼女のアソコから沢山の愛液があふれたかと思うと、タイルに大きな水たまりを作っていった。

友人「うわ、小便しやがった!」

友人はその場を立ち上がり、ズボンをはたいた。

友人「あー完全に濡れちゃってるよ…どうすんの、これ?」

友人は、責めるように睨みつけた。
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:13:20.36 ID:f+2ADbarP

幼女「うっ…ん…うぇ」

オレは震えながら泣く幼女をその場から移動させる。

最悪、最悪だ、と連呼する友人を尻目に、雑巾を持って床を拭いた。


オレ「なあ、もうすぐホームルーム始まるし行こうぜ」

友人「ああ、もうそんな時間か」

掛けられた時計を見上げると、友人は幼女を抱き上げて引き出しの中にしまった。

壁を蹴る幼女の抵抗を耳にしながら、オレたちは放送室を出た。
222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:19:01.26 ID:f+2ADbarP


そして、昼休み。

オレと友人は放送室を目指して教室を出ようとした。


担任「待ちなさい、2人とも」

以前と同じように、担任の岸本が呼びかけてきた。

友人「なんですか?」

担任「その給食の牛乳、どこに持って行くつもり?」

オレのポケットに不自然な膨らみ。
のどを乾かした幼女に与えるために、余った分を与えようと思ったのだ。


友人「いやだなあ先生、知らないんですか?」

担任「なんのこと?」

友人「校舎の裏庭に、子猫が住み着いてるんですよ」

担任「へえ、そうなの…」

知らなかった、という表情を浮かべる担任。
もちろん、知っているはずがなかった。それは友人の考えた嘘なのだから。
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:22:04.11 ID:f+2ADbarP

担任「でも、勝手に給食を持ち去るのはよくないわね?」

たしかに、うち学生証にも表記してあるとおり
給食を持ち帰ったり外部の人間に渡したりする行為は立派な校則違反であり、禁止されている。

オレ「…わかりましたよ」

オレはポケットから牛乳のパックを差し出した。

担任「…まあ、私もネコは嫌いじゃないからね。今回は目を瞑ってあげるわ」

そう言って踵を返し、離れていく担任。

担任「あ、そうそう。○○先生があなた達に用があるそうだけど」

友人「え、○○先生が!?」

オレ達は息を呑んだ。

放送部のあの顧問が、オレ達を呼んでいるのだ。

もしやバレたのでは…?
そんな不安を胸に抱かせながら、職員室へ向かう。
235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:25:32.76 ID:f+2ADbarP

しかし、不在だった。
事務室にも向かったが、顧問はどこにも居ない。

友人「もしかして……」

2人はすぐにピンときた。
ただ一つ、嫌な予感が脳裏を巡らせながら放送室へ走った。



放送室の扉を開けると、ドリルの音が聴こえてきた。

作業着を身にまとった数人の業者が、天井を見上げて何かを話している。

オレ「あ、あの…」

オレ達は不安に顔を歪ませて、その場に居た顧問の元へ駆け寄った。
239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:28:06.80 ID:f+2ADbarP


顧問「おお、来たか」

オレ「なにしてるですか?」

顧問「これから放送室の改装工事をするんだよ」

オレ「改装工事!?」

震えて口から紡ぎだされた声。

顧問「ああ、ここももう古いしな。他の部員たちにも手伝って欲しかったんだが、…今じゃ活気あるのは、もうおまえら2人だけだからなぁ…」


業者の作業員が、「あの棚をどうするか…」「とりあえず中身を全部出してから…」なんて会話を交わしている。

ドリルの穴を掘る音や脚立の擦れる音が室内に響く中、オレ達はただ立ち尽くしていた。
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:31:17.55 ID:f+2ADbarP

顧問「じゃあ、まずは何をしてもらおうかな」

視線の先にいる作業員が、幼女の入っている棚の引き出しを、上から順に引き抜きはじめた時だった。


友人「あの棚とかどうですか? タイル剥がすのに邪魔でしょう。俺たちなら2人で運べますよ」

友人はそれを指をさして口を開いた。

顧問「うーん、2人じゃ無理だろう。あれは業者の人に任せて…」

オレ「いや、やります! 普段から仕事が少ないオレ達放送部の見栄を張らせてください」

あの引き出しの中をみられたら、全てがお終いだ。
オレは演技を振り絞って、顧問にそう告げた。

顧問「う、うーん…。そうか、分かった。2人じゃさすがに重いだろうから、私も持つとしよう」
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:35:19.13 ID:f+2ADbarP

オレ「ちょっとまってください! それ今から運びますから!」

業者が幼女の入っている引き出しに手をかけた時、オレはストップを入れることができた。
「全部抜いたほうが軽いだろう」と言われたが、「あとで入れるの面倒ですから」と愛想よく振りまきながら、半ば無理やり作業員を押しのけた。


顧問「よし、じゃあ倒すぞっ」

幼女「――ひぅっ!」

棚を仰向けに傾けると、中からぶつかるような音が響いた。
それと同時に幼女の鈍い悲鳴が不自然に上がった。


顧問「ん、なんだぁ?」

顧問がびっくりして引き出しに顔を向ける。

友人「…ん? どうしました?」

顧問「なんか、今中から声が…」

友人「え? 何も聞こえませんでしたよ? な?」

オレ「う、うん。気のせいじゃないですか?」
265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:38:53.97 ID:f+2ADbarP

顧問「そうかなぁ…気のせいかなぁ…」

たしかに聞いたような…と、少々そんな風に表情を歪ませていたが
隣の機材室に棚を移し終わったころには、顧問はすっかりその事を忘れているようだった。


顧問「それじゃ次の荷物もあるから――」

機材室の出口に顧問が手をかけた時だった。

顧問「って…おい、なんだこれ? …水か?」」

――しまった、と思った。

棚の引き出しからぽたぽたと水が漏れている事に、オレ達は気づかなかったのだ。

まさしく、それは幼女の排尿だった。

顧問はそれをじっと眺めて、不審な表情を浮かべていた。

先ほどから何かおかしい。何か入っているんじゃないか?。

そんな顔をして、顧問は幼女の入っている引き出しに手を触れた。
270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:41:14.58 ID:f+2ADbarP

顧問「……」

顧問は、幼女の入っている引き出しに手を引っ掛けた。

まるでスローモーションのように、音を立てながら数センチほど開かれる。

オレの全身から、血の気が音を立てて引いていく。

幼女の白いキャミソールに、斜めから蛍光灯の光が当たる。
顧問はそれを見て引っ張る力を込める。

そして友人は行動を起こした。

友人「――いってぇッ!!」

顧問はガシャンと割れる花瓶の音と友人の金切り声に振り向いた。

腕からおぞましい量の血を流して床にへたり込んでいる友人。
肘から指にかけて真っ赤な水流が伝い床にぼたぼたと小さな水たまりを作った。

顧問「おい大丈夫か!?」

顧問は友人の元へ駆け寄った。
友人の手にカッターナイフが隠されていたのを、オレは決して見逃さなかった。
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:43:24.51 ID:f+2ADbarP


友人は目に涙を溜めながら立ち上がろうとした。

友人「――うわッ」

その時、足がもつれオレの方に倒れこんできた。

オレのワイシャツに血がベッタリと引っ付いた。
思わぬ衝動にオレは体勢を崩し、友人に押し倒される形になった。

その瞬間、友人は瞳を細めて耳元でこう呟いたのだ。


友人「プールだ。更衣室に使われていないシャワー室がある」


小さくそう告げると、友人は床にうつ伏せに倒れた。

顧問「しっかりしろ!今保健室に連れていってやる」

友人は顧問に肩を抱かれ、放送室から出て行った…。
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:47:37.16 ID:f+2ADbarP


オレ「……」

ひとりその場に取り残された自分。
床に垂れた血痕が、出口に向かって続いていた。

オレ「やるしかないか…」

オレは腹をくくって周囲を見回した。

ガラス窓の向こうには、壁を剥がす作業員の人たち。

大きな白い袋の中には、壊された木材が積もっている。


オレ「……」

そっと見つからないように未使用の袋を掴むと、オレは元の機材室に駆け込むんだ。

幼女「ん、んぅーっ」

急いで棚の引き出しから幼女を抱き上げると、そのビニール袋に詰め込んだ。
くるくると巻きつけ、体をもがく幼女を拘束した。

オレ「ごめんな、少しの辛抱だから…」
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:49:37.67 ID:f+2ADbarP


廊下に誰も居ないことを確認すると、
オレは袋に包まれた幼女を抱えて放送室を抜け出す。

オレ「はぁ…っ!」

近くの階段を一気に駆け下りる。

途中すれ違う女子に変な視線を向けられるも、オレは走りを止めることはない。

1階に下り、昇降口に向かって全力疾走。


急いで下駄箱で靴を履き替える。

床に転がった幼女を持ち上げようとした時、その声はオレの後ろからかかった。

オレ「先生……」

担任「○○先生との要件は何だったの?」

書類を抱えた担任の岸本が、オレの前で立ち止まった。
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:51:48.28 ID:f+2ADbarP

オレ「え、あ、その…」

途中、振り向き際にみえた幼女を包んだ袋。

その中から、長い髪の毛がはみ出していることに気づいたのだ。


オレ「放送室の改装とかで、その手伝いを…」

それを隠すために、立ち位置を移動した。

もし担任の視線が下の方に向いていたら、袋にくるまれた幼女の髪が目に入っていただろう。


担任「そう…。そういえば、さっき流血騒ぎがあったそうだけど」

友人「ああ、アイツがちょっとドジやらかしちゃったみたいで、オレも見たけど大したことありませんよ」

担任「ならいいけど。ところで、どこへいくの?」

一気に動悸が強まった。
オレの背後にある袋が、がさがさと微かに音を立てている。
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 20:56:52.74 ID:f+2ADbarP

オレ「改装の件で、材料を取りに行くところです。それより先生も何をしているんですか?」

後方から上がる雑音。
担任の気を紛らわすためにオレは質問を投げかけた。

担任「ああ、ちょっとね…」


担任「少し前に、この学校に小さい女の子が迷い込んだらしいのよ」

オレ「え…」


不意に、背後から幼い呻き声が上がった。

担任がそれに気づかなかったのが、なによりの幸運だった。

担任「靴がね、来客用玄関に残っていたんだって」

体中から冷たい汗が吹き出すような感じがした。

担任「先日警察の人が来て、それが今行方不明の女の子の靴かもしれないらしいのよ」

オレ「あ、そ、そうなんですか。みつかるといいですね、その子」

担任「うん、そうね…。それより、その後ろに転がってある袋はなにかしら?」
316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:00:21.75 ID:f+2ADbarP

オレの体で隠れている得体の知れない袋に、ちらちらと視線を向けている。

オレ「えっと、あの、その……ゴミです。これを廃棄場まで持っていかなくちゃいけないんで」

担任「ふぅん…そうなの」

担任はオレの嘘に納得したのか、岸本は「じゃあそろそろ行くわね」と腕時計をめくりながらその場を去っていった。


オレ「…ふぅ」

ホッと肩をなでおろし、幼女を持ち上げようとした直後

担任「そろそろ授業始まるから早いうちに戻ってきなさい」

担任はこちらを振り返って言い放った。

オレ「あっ、はい! わかりましたよー」

そして担任は廊下の向こうへ歩きかけた。
今度こそ彼女の後ろ姿が曲がり角で見えなくなるのを確認してから、オレは幼女を運び出した。
324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:03:08.48 ID:f+2ADbarP

幼女「ひゃぅっ!!」

プールの脇に設置されている更衣室。

使用するのは夏限定で、現在は使用されていないため、人の出入りはまずありえないだろう。

オレはシャワー室のパイプに幼女の手錠を括りつける。


オレ「ふぅ、終わった…」

緊張の糸が切れて、思わずその場に膝をついてしまった。

幼女「うぅ…んぅ、んッ」

パイプの手錠をガシャガシャと音を囃し立てた。
その動きに合わせて、白いキャミソールがなびいている。

オレ「ごめんな、もう昼休み終わっちゃうんだ」

幼女「んーッ! んぅーッ!」

優しく頭を撫で、その場を離れようとした。
330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:05:04.24 ID:f+2ADbarP

幼女「ひゃぅっ!!」

プールの脇に設置されている更衣室。

使用するのは夏限定で、現在は使用されていないため、人の出入りはまずありえないだろう。

オレはシャワー室のパイプに幼女の手錠を括りつける。


オレ「ふぅ、終わった…」

緊張の糸が切れて、思わずその場に膝をついてしまった。

幼女「うぅ…んぅ、んッ」

パイプの手錠をガシャガシャと音を囃し立てた。
その動きに合わせて、白いキャミソールがなびいている。

オレ「ごめんな、もう昼休み終わっちゃうんだ」

幼女「んーッ! んぅーッ!」

優しく頭を撫で、その場を離れようとした。
339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:06:28.07 ID:f+2ADbarP

オレ「……」

幼女「…ん…」

思わず振り返る。

幼女の瞳は、色を失っていた。

今にも消え入りそうな雰囲気を感じさせる。


オレは強く唇を噛み締めた。

これはしょうがない…。仕方がないことなんだ…。

そう心の中で暗示をとなえる。


床に溜まった水。

冬の冷気に晒されたそれが、幼女の裸足に浸かっていて冷たそうだった。

オレ「なあ……」

幼女「……」

オレ「家に、帰りたいか?」
345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:08:30.68 ID:f+2ADbarP

幼女は、こくこくと力強く頷いた。

今すぐにでも家に返して欲しそうな、そんな必死の表情。


オレ「そっか…」

オレはポケットから小さな鍵を取り出し、それを手錠の鍵穴に差し込んだ。

幼女は本当にうれしそうに目元を緩ませてオレを見つめた。

でも……


オレ「ごめんな」

片腕だけ手錠から外して、幼女に牛乳パックを手渡した。

彼女の顔に視線を向けずに、オレは更衣室の出口へ歩いた。

振り返る勇気がなかった。
351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:12:21.96 ID:f+2ADbarP


――放課後。


夕暮れに照らされたアスファルトに、細長い自分の影が落ちる。

昇降口から出ると、オレは冷たい風をうけながらプール更衣室へと足を運ばせる。


オレ「…ふぁ」

この数日のせいで、あまり眠れていない。

軽く欠伸をしながら、シャワー室のカーテンを開いた。


オレ「!?」

はっと息を呑んだ。


「よお」

シャワー室には、ユニフォームを身にまとった数人の男たちがいた。
362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:14:49.59 ID:f+2ADbarP

幼女「――んッ!! うぁ!!」

友人「お、おお…来たか…」

幼女「ふぅッ!! んぁ! ふぁ!!」

オレ「……」

その場に溜まっていたのは、紛れもなくサッカー部の連中。


部員A「うぉー! たまんねーな、こりゃ!」

部員B「もっと舌を使って咥えてくれよ」


甲高い幼女の悲鳴が、更衣室に響きわたる。

幼女の股から足首にかけて血が伝い、地面の排水口に吸い寄せられるように流れている。


幼女「んぅッ!! んぁ――」

パン、パンと肌と肌が弾け合うその光景に、オレは呆気に取られて立ち尽くしていた。
375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:16:44.74 ID:f+2ADbarP

部員C「おい、○○、やっぱおまえすげーな」

部員の一人が、友人の名前を呼んだ。

友人「へ、へへ…そうすか?」

部員A「ああ。ずっとおまえを可愛がってた甲斐があったよ」

ヘラヘラと笑って行為を続ける。

ずり下ろしたズボンからはみ出した部員のソレが、幼女を激しく突き上げる。

最後まで入りきらないのか、半分まで沈めては出し入れを繰り返している。


苦痛に歪む幼女の表情。オレはその暗い瞳の闇に唖然と呑まれていった。


友人「あの、こ、これで俺はレギュラー入りなんスよね??」

友人の顔つきが、途端に嫌なものに変わった。
オレは今まで知らなかったのだ。友人の奥底に潜む魔物を。

部員B「ああ、俺の方からコーチに推薦しといてやるよ。まあ条件付きでな」
394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:19:50.13 ID:f+2ADbarP


オレ「あ、は…あ…」

オレはその場を後ずさる。
転げそうになりながら、急いで外へと駆けた。

オレ「…はぁ…っ」


もう、ウンザリだった。
それ以上に、幼女が可哀想だった。

オレは、その辺の教員を捕まえようとして周囲を見回した。

そもそも、もっと早くに助け出せばよかったのだ。
教員は見つからず、変わりに視界に入り込んだのは、こちらに歩み寄ってくる友人の姿だった。


友人「どこへ行く?」

オレ「お、おまえは悪魔だ…」

友人「そうだな。でも仕方がないことだよ」

その時、腹にチクリとした痛みを感じた。
目を落とすと、友人の手にはカッターナイフが握られていた。
410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:22:59.82 ID:f+2ADbarP

友人「誰にも言うなよ」

オレ「う…」

そのナイフは顎に向かって突き上げられた。

友人「分かってるよな。お前も共犯者なんだって」


オレンジ色の陽光が2人に降り注ぐ。

オレに刃物を向ける友人の影のシルエットが、冬の寒空に大きく背伸びをする。


そして、友人はナイフをしまう。

友人「先輩の家がある。一人暮らしだそうだ。明後日、幼女をそこに連れて行く」

オレに背中を向けて、友人は更衣室の方へと静かに歩いていった。
427: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:27:01.53 ID:f+2ADbarP


次の日、オレは朝一で学校へ向かった。

昨晩、ずっと携帯を握っていた。

何度も110番に電話をかけそうになった。

しかし…オレは怖かったのだ…。
これからの将来のこと…家族の信頼…いろんな事が頭の中をぐるぐると回り、目の前が真っ暗に染まった。


オレ「……」

更衣室のドアノブを捻り、シャワー室に向かう。

幼女「……」

衣類を脱がされた幼女が、両手を手錠でつながれたままへたり込んでいた。


眠っているのか、時おり寒そうに身を震わせては鼻水をすすっていた。

近くにあった湿ったキャミソールを着せてあげようと、手錠を解いた。

幼女「…んぅ」

目を覚ましたのか、虚ろな表情で見上げる幼女。
431: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:28:52.49 ID:f+2ADbarP

オレ「こんなもの…」

オレは幼女の口元に張り付いたガムテープを、はがしてやった。

幼女「…ん、あ、あれぇ…?」

オレ「しゃべれるか?」

幼女「あ…」


幼女が口を開こうとしたその時だった。

友人「おい!! なにをやってる!!」

いつから入ってきたのか、オレを押しのけて幼女に迫った友人。

幼女「あ…――んぅっ!!」

一度剥がされたガムテープで、乱暴に幼女の口を塞いだ。
433: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:29:46.62 ID:f+2ADbarP

友人「もう勝手なことはするな」

オレ「せめて剥がしてやるくらい…」

友人「周囲にバレるだろうが」


オレの手に握られていた手錠の鍵を、友人は強引に奪い取った。

……。

今この場でコイツを張り倒してやろうか。

一瞬、そんな考えが浮かんだが、運動部である友人に帰宅部のオレが適うはずもなかった。


友人「さあ、教室に行こう」

友人がその場を立ち上がった瞬間、更衣室のドアが開く音がした。
441: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:32:03.42 ID:f+2ADbarP

友人「だ、誰だ!!」

焦ってオレ達はカーテンを閉めた。


シャワー室に居ることを気づかれる前に、急いで出入口の方へと駆けた。

更衣室に入ってきた人間。


かすれた小さなその声は、友人の方から上がった。

友人「…………コーチ」

サッカー部の顧問である体格の良い教員。

生活指導を努めていて、怒りだすと最も恐ろしい教師は誰か?
なんて生徒に質問を投げかければ、真っ先にこの教師の名前があがることだろう。

サッカー部のコーチは、何かを咎めるかのように青ざめるオレ達の前に立つと、その力強い眼差しで2人を見据えた。
448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:33:01.12 ID:f+2ADbarP

もしや、サッカー部の連中からこの件が漏れたのか?

オレ達は絶望と恐怖に彩られた顔に涙を溜めて、目の前に立ちはだかる教師の顔をみつめた。


コーチ「……○○」

友人の名前を呼んだ。
どうしたら、こんなにも地の底から這い上がるような鈍い声を発することができるのか。

コーチ「レギュラー入り、希望だそうだな?」

友人「…は…い」

教師は友人の肩に手を置き、一歩進んでこう言い放った。


コーチ「条件付きだ」

鼻穴を広げた教師は、友人の体を避けてシャワー室へと入っていった。
478: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:35:57.82 ID:f+2ADbarP

更衣室の中から、痛々しい喘ぎ声が響いてくる。

朝、誰も登校してこないこの時間帯に、オレはプールサイドのフェンスに背を預けていた。

まるで悲鳴をあげるような飛行機のジェット音が、冬の曇った空に響き渡っている。


オレ「……」

明日、幼女が連れていかれる。

それは完全な監禁であり、幼女の死を意味する。


オレ「……っ」

胸に、焼けるような痛みが走った。

このままで、いいのだろうか。


オレは吸い込まれるような冬の澄んだ空を見上げた。
503: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:40:49.69 ID:f+2ADbarP





――深夜3時。

微かな雨風が、窓を叩きつけている。

家族が寝静まっている中、オレは薄暗い居間でひっそりとテレビを観ていた。

オレ「……」

深夜番組の甲高い笑い声が、オレの耳を刺激する。

カチ……カチ……という時計の針を動かす音が微かに響く。


オレ「……」

居間に流れる司会者の笑い声。

カチ……カチ……
506: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:41:42.23 ID:f+2ADbarP

オレ「……」

薄暗い空間。

カチ……カチ……

窓を打ち付ける雨。

オレ「……」

笑い声。

カチ……カチ……

オレ「……」




カチ…

テレビを消すと、司会者の甲高い笑い声は途切れた。

オレ「……やるか」

壁にかけてあったコートを着る。
懐中電灯を後ろポケットに入れ、自転車に乗って学校へと走らせた。
515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:42:58.13 ID:f+2ADbarP

薄暗い道中で雨に打たれながらの運転は、過酷を極めた。

途中何度も転げそうになりながら、懸命に自転車を走らせた。


オレ「…はぁっ」

学校に着き、オレは自転車から身を降ろした。

校門を飛び越えると、プールの更衣室へ向かって一直線に駆けた。


ドアノブをひねると、深い暗闇が広がった。

懐中電灯を付けないと目の前も見えないほどに暗かった。

幼女はこんな闇の中、何日も過ごしてきたというのか。


シャワー室のカーテンを引く。

そこだけ時間の流れが違うかのように、ひっそりと存在している。

光を当てると、下を向いてうなだれている少女の顔が、ピクリと反応してこちらを向いた。

オレ「……助けに来たよ」
523: ピャー(`ェ´)ーー◆iV660uHrR6 2010/11/07(日) 21:44:47.71 ID:f+2ADbarP

幼女「んっ…」

幼女はまぶしそうに表情を歪ませる。


そして、オレは重大なことに今更気付いた。

幼女の両手には手錠が繋がれているのだ。

先日、友人から取り上げられた手錠の鍵はもう無い。


オレ「どうすっかね…」

オレは幼女に「少し待っててね」と優しく声をかけると、一度更衣室の外に出た。

付近を地面を照らし、草原に埋まったこぶしサイズの石を見つけると、それを持ってシャワー室へ。
529: (`ェ´)◆iV660uHrR6 2010/11/07(日) 21:45:56.64 ID:f+2ADbarP


――ガンッ!! ガンッ!!

幼女をつないだ手錠の鎖を、石で壊そうとする。

幼女「…ひあっ!」


石を打ち付けるたびにパイプのけたたましい金属音が室内に響きわたる。

――ガンッ!! ガンッ!!


オレ「…くっそ…」

その都度、オレの手のひらが痺れ、次第に打ちつける威力が弱まっていく。
534: (`ェ´)◆iV660uHrR6 2010/11/07(日) 21:46:51.87 ID:f+2ADbarP

それでも、助けたかった。

助けなければいけなかった。


――ガンッ!! ガンッ!!


たとえ捕まってもいい。前科がついてもいい。進学できなくたって構わない。

ひとつの命に比べたら、そんなものは…

オレ「軽いもんさ…っ!」

――ガンッ!!

不意に打ち付ける軌道がずれた感覚が過ぎり
その直後オレの指に痛みが走った。

オレ「…くうっ!」

光を照らすと、指から出血し爪がぱっくりと割れていた。

それを見た幼女が心配そうな眼差しをオレに向けてくる。
537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:47:49.14 ID:f+2ADbarP


オレ「…大丈夫、ちゃんとここから出してあげるから、ね…」

――ガンッ!! ガンッ!!

その手で、もう一度鎖を打ち付けた。
裂けるような痛みに奥歯を噛み締めながら、石を振り落とす。

幼女「……」

幼女は目に涙を浮かべて、ただじっとオレを見据えている。

オレ「…ったく、オモチャじゃないのかよ…」

――ガンッ!! ガンッ!!

指に走る痛みに耐えながら、石を振り下ろした。

そして――

たしかな感触と鎖の砕ける音がすると、幼女の腕は床へとついた。
542: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:49:36.16 ID:f+2ADbarP


オレ「終わった……か」

幼女「……」


オレは幼女の手を引いて、更衣室の外へ出た。

オレ「ほら、先に登って」

幼女を先に校門を越えさせ、オレも門に足をかけて飛び越えた。


オレ「……」

幼女「……」

やっと、学校の外へと出れた幼女。

これから家に帰れるのだ。温かい家庭が待っているのだ。

その表情は、目の前の絶望へと静かに向けられていた。


友人「――よう、何してるんだ?」
558: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:51:32.05 ID:f+2ADbarP

友人はその足をオレに向かって動かした。

オレ「逃げろ!!」

ただ立ち尽くす幼女に向かって、オレはそう叫んだ。

オレ「…ぐっ」

友人に首を掴まれ、後方のファンスに押し付けられた。


幼女「ひっ…」

逃げようとした幼女の首根っこをしっかりと掴んだ友人。

不敵な笑みを作り、オレに向かって言い放つ。

友人「電話が通じないと思ったら…やっぱり来ると思ってたよ。言ったはずだよな。本当に、バカだよおまえは」


幼なじみだったはずの、いつかの笑顔はもうそこには存在していなかった。
569: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:52:32.41 ID:f+2ADbarP

夜の闇に浮かび上がった月が、ぼんやりと霞んでゆく。

首を絞め上げられ身をぐったりとさせたまま、髪を引っ張られる幼女の姿を、オレはただ目に焼き付けていた。

オレ「……」

最後の最後で、オレは救えなかったのだ。

そんな罪悪感に包まれながら、オレは瞼をとじかけていた。


警官「そこまでだ!!」

首に絞まる力が、一瞬にして緩んだのを感じた。
583: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:54:02.76 ID:f+2ADbarP

制服に身を包んだ警官が、友人を取り押さえて何かを叫んでいる。

その背後に、女性が立っていた。
かつて何度か見たことがある、友人の姉の姿があった。


姉「そういう、ことだったのね…」

友人は警官に腕を捻られ、地面に押し付けられている。


そう、オレ達は捕まるのだ
これが良かったのか、悪かったのかは分からない。

ただ、全てが終わり、全てが解決したことだけは理解できた。


姉の手によって、幼女の口を塞いでいたガムテープが剥がされた。

よっぽど怖かったのか、幼女は友人の姉に飛びついて泣いていた。

そして薄れ行く意識の中で、オレはとんでもない言葉を耳にした。


幼女「おかぁさあああぁさん!!!!!」
610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:56:57.43 ID:f+2ADbarP

――。

――――。


冬の澄んだ寒空に、いつの日かみた飛行機が浮かんでいる。

オレ「……」

児童自立支援施設に入所してから、およそ二週間が過ぎた。

両手を広げ冷たい空気をいっぱい吸い込むと、頭がすっきりとした。


オレ「…さむ」

部屋のベランダに居座りすぎたのか、体が冷たくなっていた。

手すりに背中を預け、ガラス窓に反射した自分のパジャマ姿を見据えた。
616: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 21:57:59.56 ID:f+2ADbarP

自分の姪っ子を監禁し暴行を加えた友人は、少年院へと送り込まれた。

行動を犯した理由はひとつ、姪による恨み。


友人は普段から姉のことを好いていた。
それは一般的に認識される兄弟愛の非じゃない。

しかし姉が結婚し子供を産むと同時に、彼はひとり置き去りにされた。

その恨みは、姪に向けられた。


ちょうど幼女の誕生日、彼女は中学校へと足を運んだ。

「きょうあたしのたんじょうびなんだよ!」

誕生日パーティーに誘われた友人は卑屈に顔を歪ませた。
自分を一人ぼっちにした家庭の誕生会なんかに、誰がいくものか。

悔しくて、苦しくて仕方がなかったのだ。
632: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:00:54.86 ID:f+2ADbarP

オレ「……ん」

ふと見上げると、あの日と同じように澄んだ空が広がっていた。

まるでこの世の闇を振り払うかのように、遙か高くまで続いた青。

オレ「……」

その空に見惚れるようにオレは立ち尽くしていた。

社会のうねりを表す黒い雲は、もう去った。。


オレはスッキリとした頭を左右に振って、その空に背け、部屋の中に入っていった。


 
 
 
 
 ―終わり―
 
687: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:08:37.35 ID:f+2ADbarP
ピャー(`ェ´)ーお疲れサマー…読んでくれてありがとう
途中乙一指摘されたけど、正直意識してましたごめん

終わり方とかについてだけど、幼女を犯したらロクなことにならないという感じで理解してくれるとありがたいです
紳士のみんなはNoタッチYESロリコンを貫いていってください
689: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:09:27.68 ID:9vEQ99PW0
面白かったぜ
693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:11:28.43 ID:OowEGjJi0
>>1乙乙

友人のクズっぷりがすごい
やはり幼女はパンツ脱がすところまでいくもんじゃないな
696: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:12:36.32 ID:Xy3vWcxz0
最後はちょっといまいちだったが面白かったいちおつ!
続編あったらよみたいな
702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:13:21.34 ID:zWmUO2D00


オレの今後とオレと幼女の関係が最後どうなったのか気になる…
737: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:55:27.83 ID:WpHYp0lL0
>>1
面白かった
次は犯罪性のないのを希望
738: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 22:58:53.46 ID:oCBwA2Nz0
>>1
おもしろかったよ
741: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/07(日) 23:02:42.80 ID:e4WDe9gEO


まぁなんかあれだが乙
785: (`ェ´)◆iV660uHrR6 2010/11/08(月) 11:09:34.77 ID:jtkRZmQ3P


>>339? 幼女救出分岐


オレ「なあ……」

幼女「……」

オレ「家に、帰りたいか?」


幼女は大きく目を見開いて、こくこくと力強く頷いた。

今すぐにでも家に返して欲しい。そんな必死の表情。


オレ「そっか…」

ぎゅっとこぶしを握りしめた。


オレ「わかった」

幼女「…あ」

オレは幼女の口を塞いでいるガムテープを、そっと優しく剥がした。
786: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 11:24:05.81 ID:tsdPKzvj0
分岐ktkr
789: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:28:54.96 ID:jtkRZmQ3P

小さな鍵を取り出し、幼女の両手の手錠を解いた。

幼女「え…あれ…?」

オレ「さあ、これに入って。家に返してあげる」

幼女の目の前に白い袋を広げた。


幼女「……」

幼女は黙ったまま袋の中の収まったが

その表情は終始不安げに揺らいでいた。

オレ「少しだけだから、外に出るまではじっとしててね」

袋越しにそうしゃべりかけると、オレは更衣室の扉から出た。
790: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:33:41.69 ID:jtkRZmQ3P

オレ「……」

おれは幼女を抱きながら校門の外に向かって歩いていた。


どうして解放する気になったのか。

自分でもよく分からなかった。


ただ、このままだと悲惨な末路を辿る気がしてならなかった。

これまでの友人の行動を見てると、そんなふうに思えたのだ。


ちらちらと周りの視線を集めながら、おれは校門に向かって進んだ。


担任「ちょっと、どこへいくの?」


岸本の声が背後に上がった。

悪いタイミングオレは呼び止められてしまった。
791: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:38:56.37 ID:jtkRZmQ3P


オレ「えっと…」

担任「廃棄場はそっちには無いはずだけど」


額に汗を溜めるオレを見て、岸本は怪訝な表情を浮かべた。


オレ「あ、そうですね。どうかしてました…はは」

彼女の両手にはゴミ袋がぶら下がっている。

担任「ちょうどわたしもゴミを捨てに行くから、一緒に行きましょうか?」

オレ「え…」


オレの行動に不審を感じたらしく、後ろをついてくるように催促した。
792: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:43:08.98 ID:jtkRZmQ3P


廃棄場につくと、岸本はゴミ袋の塊にそれを放り投げた。

担任「それじゃ、教室に戻りましょうか」

オレ「あ、はい…」

オレは近くの塊に幼女を床に添えると、岸本について行った。


オレ「……」

時おり後ろを振り返り袋を目に留めると、いつ幼女を回収するか思考を巡らせていた。




793: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:48:09.70 ID:jtkRZmQ3P

幼女「……」


鳥のさえずりが、きこえてくる。


わたしは袋に包まれたまま、あの人の言うとおりにじっとしていた。


硬い地面に置かれたまま、1時間ぐらいが過ぎただろうか。

チャイムが鳴り渡ると、だれの声もしなくなった。


幼女「…んっ」

そっと隙間からのぞいてみる。

周りには誰もいなかった。

わたしを運んでいたはずのあの人も、その場から姿を消していた。
794: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:54:06.63 ID:jtkRZmQ3P

わたしは心配になり、袋をもがいて外に出ることにした。


幼女「――!?」

嫌なものが目に入った。

友人「あれ…おかしいな…どこだ…」


視線の先に、私を閉じ込め、乱暴を振るったお兄ちゃんがいたのだ。

辺りを何度もみまわしながら、こちらへ歩いてくる。


幼女「…っ!」

わたしは急いで近くの茂みに飛び込んだ。

それと同時に、近くまでお兄ちゃんがやってきた。


友人「……」

そのまま隠れている茂みを通りすぎると、わたしはほっと息を吐いた。

友人「ん!?」

急にお兄ちゃんが振り返り、わたしは声を漏らしそうになった。
796: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 12:59:44.96 ID:jtkRZmQ3P


友人「これは…」

わたしの入っていた白い袋を掴み上げ、まじまじと見つめた。

しまった――わたしは隠れる時にアレを置き忘れてしまったのだ。


友人「近くにいるのか…?」

そう言って、向こうから順に茂みの中を探し始めた。


わたしの近くでがさがさと音がなった。

土の上に、たくさんの葉っぱを落としていく。


幼女「…っ」

思わず手で口を塞ぎ、みつからないように…みつからないようにと、願いながら小さくうずくまっていた。
797: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:04:21.74 ID:jtkRZmQ3P

だんだん近づいてくるお兄ちゃんの腕。

がさがさと鳴らしながら、ついにわたしのすぐ隣までやってきた。


幼女「――っ」

そして、私の頭に手がこつんと当たった。


友人「……」

お兄ちゃんは漁る手を引っ込め、その場で黙って立ち尽くしていた。

見つかった――!?

目に涙を浮かべて体を震わせていた。
いずれ腕を引っ張られて、またあの狭苦しい場所に閉じ込められるのだと思った。

しかし、

友人「やっぱ居ないなぁ…」

お兄ちゃんは背を向けてその場を離れていった。
798: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:09:51.14 ID:jtkRZmQ3P

幼女「…ふぅ」

大きく目を見開いたまま、去って行くお兄ちゃんに聞こえないように息を吐いた。

幼女「ひっ――!!」

そして大きな声をあげてしまった。

安心して下を向いたその視線の先。
股の下に、大きなムカデが無数の足を動かしていたのだ。


友人「ん!?」

一度去ったはずのお兄ちゃんが、早歩きで迫ってきた。

友人「やっぱり、いるの…か?」

幼女「……っ」

地面から足を伝って、大きなムカデが登ってきた。

足首からふとももへと登りつめると、背筋から嫌な寒気が這い上がってくる。
801: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:20:31.54 ID:jtkRZmQ3P

お兄ちゃんは、さっきと同じように茂みの中をがさがさと漁り始めた。

どこだどこだ、と包帯の巻いた腕を動かしている。


幼女「…いぁっ!」

ついにムカデはスカートの中に忍び込み、お腹から胸にかけてモゾモゾと登りつめてくる。

友人「そこか…?」

漏らした悲鳴に気づいたのか
お兄ちゃんは、隠れているわたしの目の前まで来てしまった。


友人「……」

わたしの頭に向かって、茂みの中に腕が伸びた。

もうおしまいだ――と思いっきり目を瞑ってじっとこらえた。

コーチ「こら、○○ー!! もう授業始まってるぞー!!」

その時、遠くからお兄ちゃんの名前を呼ぶ声があがった。

友人「やっべ…コーチだ」

そう呟いて、お兄ちゃんは走りながら向こうへと去っていった。
802: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:34:22.91 ID:jtkRZmQ3P

幼女「――っ!!」

お兄ちゃんの姿が見えなくなると、わたしはその場を立ち上がり、首筋まで登ってきたムカデを払い落とした。

地面に落ちたムカデは、枯葉をかき分けながら茂みの中へと入っていった。


幼女「うん、しょっ…」

近くのフェンスをよじ登り、わたしは学校の外へと逃げ出した。

幼女「はぁ…っはぁ…っ」

歩道を駆ける。体力が落ちたのか、すぐに息を切らした。

それでも走った。家に帰れるのだ。お母さんとお父さんにまた会えるのだ。可愛がっている愛犬が家で待っているのだ。

そう思うと、走らずにはいられなかった。


幼女「……」

しかし、その足はすぐに止まった。

周囲を見回す。
そこは全く知らない場所だった。
804: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:51:35.61 ID:jtkRZmQ3P

幼女「……」


わたしは近くの公園のベンチでうつむいていた。

その公園には誰も居なかった。


お兄ちゃんの中学校に来れたのは、お母さんの描いた地図のおかげだった。

それを入れたポーチも、気が付けば無くしてしまったので、帰り道もわからなかった。


幼女「…ぐすっ」

一気に不安が押し寄せ、わたしはとうとう泣いてしまった。

手のひらで目をこすり、わんわんと泣いていると、向かいから男の人が近づいていた。
805: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:55:23.96 ID:jtkRZmQ3P


オジさん「どうしたの?」

コートを着た身長の高いオジさんは、服の汚れたわたしを見下ろした。

幼女「家にっ…ひぇ…帰りたいのぉ…」

オジさん「迷子なのかい?」

幼女「うぇっ…うん…」

わたしはそう言うと、オジさんに手を引かれた。

オジさん「家まで連れて行ってあげるよ」

幼女「ほんとぉ?」


そして黒い車に乗せられた。

オジさんはわたしを助手席に座らせると、そのまま勢いよく車を走らせた。
806: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:56:05.99 ID:GNF4jCJz0
おいばかやめろ








やめろ
807: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 13:57:39.74 ID:3Zsi0SgDP
おいバカなにやってんの











おい!
810: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:06:19.96 ID:jtkRZmQ3P


気がつくと車は森の中を走っていた。

どうやら、わたしの家に向かってるわけではなさそうだ。


幼女「……」

気まずくて、わたしはオジさんに話しかけられないままでいた。


ひどい揺れだった。

車一台しか通れなさそうな、狭い荒れ道が車体をガタガタ揺らす。


幼女「…あの」

耐えられなくなって、わたしはオジさんに話しかけた。

オジさん「……」

しかしその顔は無表情で、わたしの声は拾ってもらえなかった。
811: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:10:44.94 ID:jtkRZmQ3P

そして道の途中で車を停めた。

そして早速、オジさんは助手席に座る私に迫った。

完全に予想していた展開だった。


幼女「…うっ…うっ」

私は怖くて震えながら泣いていた。

また同じことをされるのかと思うと、怖くて仕方がなかった。


幼女「ひぇっ…」

オジサンの手が胸まで伸びた時、私は反射的にドアをあけた。

外に逃げようとするわたしの腕を、オジさんは怖い顔で掴んだ。

オジさん「逃げちゃだめだよ」

そういって車の中へ引きずり込んだ。
815: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:16:17.25 ID:jtkRZmQ3P

幼女「いっ、いやだぁ…」

なぜ、わたしばかりこんな目に合わなくちゃいけないのか。

お父さんもお母さんも、近所の人も、親戚の人も、みんな私に優しくしてくれた。


オジさん「ちょっとだけだから…ね?」


だから大人は、いい人ばかりだと思っていた。

世の中がこんな怖いことで溢れているなんて、思ってもいなかったのだ。


私は迫り来るオジさんの腕に、いやだいやだと叫びながら抵抗した。

でも大人に力で敵うはずもなく、わたしの両手は頭の上に押さえつけられてしまった。


そして、オジさんの汚い手が、スカートの中に伸びた。

今度こそおしまいだと思い、わたしは身を震わせながら目をつむった。


その時、コンコン、と車の窓ガラスを叩く音がした。
816: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:24:14.41 ID:jtkRZmQ3P

「あのー、すいませんが」

オジサンの席のほうから、私服に身を包んだ男の人がこちらをじっと眺めていたのだ。

オジさんは即座にスカートから手を引っ込め、車のドアにロックをかけた。


オジさん「なんですか?」

車の窓がスクロールして開くと、オジさんは男の人に向かって怪訝に投げかけた。


男の人「なにしているんですか?」

オジさん「別に何もしてないですよ。娘とドライブしていて、休憩中なんです。」

男の人「こんな山奥にですか?」

オジさん「ええ、ちょっと調子乗って飛ばしていたら、迷ってしまってね」

男の人「娘さん嫌がってるようにみえますが。衣服も汚れていますよね」

オジさん「さっき森の中で昆虫取りしていたら斜面で転んでしまったんです。そのせいで家に帰宅するところなんですよ」


男の人は納得したように「…そうですか」と言うとその場から身を引っ込めでしまった。
818: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:31:39.75 ID:jtkRZmQ3P

終わった。
ずっと助けを求めるような眼差しをむけていたのに、わたしのそれは拾ってもらえなかった。

きっとわたしは、このままどこかへと連れ去られて、さっきみたいにオジサンに嫌なことをされるのだ。

幼女「……」

助かると思っていたのに。
わたしは眼の色を暗く染めてうつむいた。


オジさん「ふぅ…ったく」

オジさんはひと息つくと、車のキーを捻った。
ヴォン…ヴォン…とエンジンが稼働し、車体を振動させた。


そして、車を走らせようとしたその時だった。

オジさん「――ッ!?」

大きな音を立てて、オジサンの席の窓ガラスにヒビが入った。
820: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:32:56.93 ID:YzEoOubcP
きたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


ん?誰が来たの?
822: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:43:57.82 ID:jtkRZmQ3P

ひび割れた筋が、窓全体を真っ白に染め上げた。

そして二回目の衝撃で、ガラスは完全に砕け散った。


無くなった窓の先に、大きな石を掴んだ男の人の姿があった。


オジさん「っ!!」

オジさんは顔を蒼白に変え、一気にアクセルを踏んだ。

それと同時に男の人が外からハンドルに手を伸ばす。
急発進した車はそのまま曲がって大木に勢いよく突っ込んだ。


幼女「きゃあ!」

物凄い衝撃と共に、わたしはシートから少し浮かび上がる。

シートベルトがなければ、そのまま正面ガラスに突っ込んだかもしれない。

ドアが開くと、オジサンは首をつかまれて地面に押し付けられた。


男の人「冬に昆虫が取れるわけがないだろ、バカ野郎」
825: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 14:55:54.32 ID:jtkRZmQ3P


後から聞いた話だけど、その男の人は元警察官らしい。

趣味の川釣りにやって来た帰りに、道中に不自然に止まっている車を発見したという。


オジさん「はなせ、このっ!」

男の人はオジさんを抑えつけたまま、携帯でどこかに電話をかけていた。

流暢にこの場の経緯を伝え終わると、しばらくしてからパトカーがやってきた。


オジサンは連行された。

全てが終わったのだ。

わたしは長い過酷な状況に苦しむことはなくなった。


後からやってきた一台の車から婦警が降りると、わたしは背中をさすられながら車に乗せられた。

その車の中で、わたしは長い間涙を流し続けた。
828: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:03:07.85 ID:jtkRZmQ3P


暖房の効いた警察署の一室で、わたしは椅子に座って出されたココアに口をつけた。

ずっと背中をさすってくれていた婦警が、わたしのすぐ側に座ってくれた。

今までのことは何も訊かずに、泣き止まないわたしをおだめていた。



そして夕方になると、話をきいて駆けつけたお母さんとお父さんが室内に飛び込んできた。

お母さんはわたしに泣きながら抱きつき、お父さんは崩れ落ちるように膝を床につけた。


なんだか悪いことをしてしまったような気分になり、わたしは放心状態のままでいた。

その姿をみて2人はずっと泣いていた。
829: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:08:04.18 ID:jtkRZmQ3P


その後は、長い、長い取調べがひたすら続いた。

向かいに座っている、白いワイシャツにネクタイを纏った刑事の人に、わたしはは色々と訊かれた。

何をしに学校に行ったのか、何時ごろ学校に辿りついたのか。


そして、わたしを棚に閉じ込めたのは誰なのか。


幼女「……」

私はその場に黙りこんでしまった。

お兄ちゃんがこの件の犯人だと知れば、お母さんもお父さんも悲しむだろう。


幼女「…お兄ちゃん」

それでも言わなければいけなかった。


それを聞いたお母さんはすぐに青ざめた。

机に突っ伏して、しばらくの間呻くように泣いていた。
830: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:11:36.54 ID:jtkRZmQ3P


――他の人は誰がいた?


そう尋ねられたとき、私は口を開く。

幼女「……」

そして口が止まった。


たしか、もう一人いたのだ。

名前は知らないけど、お兄ちゃんの友達であることは知っていた。

でも私はそれを言えないままで――


幼女「ほかには、いません」


あの人はわたしを危機から救ってくれたのだ。

あのまま放置されていたら、もっとひどい目にあっていただろう。
831: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:14:06.62 ID:J1+Vih/J0
これがトゥルーエンドか
833: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:17:11.26 ID:jtkRZmQ3P

そして夜になると、お兄ちゃんが警察署に連れてこられた。


その絶望的な眼差しを、わたしは今でもはっきりと覚えている。

手にかけられていた学生カバンはを、そのまま床に滑り落ちた。


お父さんは勢いよく席から立ち上がった。
そしてお兄ちゃんに向かって殴りかかったのだ。

何度も殴りつけた。

その光景をみて、血の気が失せた。

お父さんがあんな恐ろしい顔をできるなんて、わたしは知らなかったのだ。


近くの警官がお父さんを止めにかかっても、お兄ちゃんが口から血の泡を吹き出しても、お父さんは殴ることをやめなかった。


「もう一人居たんだ!! あの野郎、あの後授業をサボって家に帰ったんだよ!! あいつが全部やったんだ!!」

お兄ちゃんは別室に連れていかれる際、そう叫んだ。

隣に座っていたお母さんは「本当?」と聞いていたが、わたしは首を振った。

あの人は、たしかにわたしに手を触れた。
本当のことを言わなければいけないのに、どうしても言えなかった。
834: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:19:32.92 ID:jtkRZmQ3P


その日の夜、わたしは警察署を出た。


幼女「…わあ」

駐車場に向かう途中、見上げた夜空には沢山の星たちが輝いていた。


月から降り注ぐ光に照らされる自分。

そして冬の夜空に広がる闇をみつめながら、数日前の出来事を思い出した。



この世の中には怖いことが溢れている。

恐怖に陥れる存在がいる。


でもそれを助けてくれる人たちも存在することを、私は知っているのだ。

お母さんとお父さんの温かみのある笑顔に手招きされながら、わたしは家に向かって車に揺られた。
835: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:19:39.46 ID:xTftqWO60
トゥルーエンドの次はハッピーエンドですねわかりm頑張ってください
837: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:23:07.73 ID:jtkRZmQ3P




― エピローグ ―


オレ「……はぁ」

晴れた休日、オレは一人で道を歩いていた。


澄んだ空を見上げて、あの日のことを思い出す。

あれから、事件は解決した。


そして内申書に響いた。両親から物凄い咎めを受けた。

クラスや近所などの周りの視線が、唐突に冷たいものに変わった。


それはしょうがないことだと思う。

犯した罪は、いつか償わなければいけないのだ。
839: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:27:58.68 ID:jtkRZmQ3P


木立の並んだ歩道を、ゆっくりと進む。


友人は学校に来なくなった。
正確に言えば、少年院に送り込まれたおかげで来れなくなったのだ。


元々隠れオタクだったオレは、おかげで友達が一人も居なくなった。



オレ「……お」

あれからちょうど1年くらいが過ぎた。

向かいの道から、一人の見覚えのある少女が歩いてきた。


あの過酷の状況を耐えぬいた幼女は、少し成長しているようにみえた。
841: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:31:37.00 ID:jtkRZmQ3P

オレ「…たしか、庇ってくれたんだっけな」

結局あの後、警察の捜査によってオレが関わっていたことがバレてしまったのだけど。


幼女は、こちらに気付く様子もなく歩いてくる。


幼女「…あ」

そしてオレの姿に気付き、恐れる様子も見せずにこちらに向かってきた。


オレ「……」

…よかった。

なんにせよ、今日は特別な日なのだ。


オレはカバンから、丁寧にラッピングされた包みを取り出した。


『誕生日、おめでとう』

それは緑したたる葉の木漏れ日に照らされて、目の前の少女に差し出された。


 -完-
843: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:34:36.28 ID:x0tesZ3g0
TRUEだな
846: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:39:31.76 ID:PSr0Q6wkO
久しぶりに面白いSSだった

>>1
847: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:40:51.93 ID:jtkRZmQ3P
ビャー(`ェ´)ーおつかれさま
最初の結末に自分でも納得できなかったので、結局分岐を書いてしまいました。おれニートでよかった。

主人公の処分ですが、なんだかんだ幼女が庇ってくれたおかげであまり深い罪には問われなかった感じで終わりました。
次もいい感じのネタ思いついたら書けたらいいなーと思いますはい
848: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 15:43:51.41 ID:3Zsi0SgDP
ふぅ?、途中の変質者にはビビったが、ハッピーエンドで良かったぜぇー

乙!
850: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 16:26:28.05 ID:g3z5+5Cc0
途中で勃起して罪悪感で死ぬかと思った

何この谷崎小説読んだ後のようなぐったり感
851: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 17:04:12.97 ID:iAuDYmndP
恋仲になった2人を少年院から脱獄した友人が復讐する展開お願いします
868: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/08(月) 22:18:28.87 ID:T2KUDfD+0
大層乙であった

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