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ジェレミー「ここが学園都市か」

ライトノベル新刊情報サイト「ラノベ総合案内所」が出来ました.

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:33:19.10 ID:J//YvRya0
某英国スタジオ


パチパチパチ

ジェレミー「みなさんようこそ」

ジェレミー「さて、最近の自動車技術の躍進には目覚ましいものがあります。カーナビ、カーオーディオはもちろん、ABS、
       トラクションコントロール、キーレスエントリー、果ては自動縦列駐車、自動運転、ぶつかりそうになれば自動的に停止までしてくれます」

ジェームズ「数年前までは考えもしなかった技術が、今や安価な大衆車にさえ搭載されています。
        車はこの先どういう方向へ進んで行くのか、探ってくるよう番組から指令が下りました」

リチャード「今回僕たち三人は日本の学園都市という科学技術の町に飛び、そこで番組から出される様々な課題に挑戦します。
       まず最初に僕たち一人一人には、学園都市での企画をクリアするうえで知恵を貸してくれるパートナーが与えられました」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:36:29.64 ID:J//YvRya0
学園都市

ジェレミー《ここは日本にある学園都市。総人口大小多数の大学、高校をはじめとした学校群からなるこの町では、
       研究室レベルの技術がすでに試験的に日常生活へと投入されており、学園都市外との技術の隔たりは30年ほどとも言われています》

ジェレミー「ここが学園都市か。見ろ、R2D2だ! C3P0はどこだ? ジェダイマスターは?」

ジェームズ「あれは清掃ロボットだ。学園都市は様々な大学の実験場としての役割もある。他にも警備ロボットというのもいるらしい」

ジェレミー「あの少女の頭に生えている花も学園都市のバイオテクノロジーか? 宿主の脳髄から直接栄養を吸って生きるとでも?」

リチャード「胡散臭い緑化団体が目を付けるぞ、『自分で出したCO2は自分で処理しましょう!』」

ジェレミー「正気じゃない」


《》カッコはナレーションと思ってください
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:40:12.63 ID:J//YvRya0
リチャード《ここで、今回僕たちのアシスタントをしてくれる学生諸君が登場です》


上条「あのー、番組の収録があるとかで呼ばれたんですけど……」

禁書「とうま、外人がいるんだよ!」

御坂「あんたも外人でしょうが。っていうか、BBCって言ったらイギリスの放送局じゃない、なんであんたが驚いてんのよ」

神裂「なぜ私が……たまたま学園都市に足を運んでいただけだというのに」


ジェレミー《この4人が今回の企画のパートナーです。一人につき一人、私たちのサポートに付き、二人ひと組で課題に取り組むわけです》


ジェレミー「さて、ここでペアを作るわけだが……」

ジェレミー「ジェームズ、君が組むのはこの少年だな」ニヤリ

リチャード「彼と組みたいって顔に書いてある」ニヤニヤ

ジェームズ「お気づかいに感謝するよ」

ジェームズ「僕はジェームズ・メイ。よろしく」ニコッ

上条「あ、上条当麻です。こちらこそ……」ゾクッ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:42:31.51 ID:WYh72OUlO
元ネタなんだべ?
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:45:37.38 ID:J//YvRya0
ジェレミー「さて、私は……」

神裂「……?」

ジェレミー「OH! サムライニンジャガール!」

神裂「!?」ビクッ

ジェレミー「決めたぞ、私はニンジャガールと組む!」

神裂「ニンジャガール!? 何を言っているんですかあなたは! ちょっと、聞いてください!」


ジェレミー《私とジェームズは順調に決まりましたが、ここで問題が発生します》


リチャード「どっちを選べばいいんだ……」

ジェームズ「リチャードが悩んでいるぞ」

ジェレミー「邪魔しないでやろう。自分が女を選べる立場にある色男だと、全英に宣伝中なんだ」


>>5
Top gearってイギリスの自動車番組です
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:47:52.37 ID:pU1btpEy0
まさか彼らがくるのか

移動はもちろんGT-Rだよな
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:48:45.62 ID:J//YvRya0
リチャード《もちろんそんなつもりはありません。どちらにした方が課題が有利にこなせるか考えていただけです》

リチャード《しかし、よく考えれば悩むまでもありませんでした》

リチャード《かたや、何のとりえもなさそうな、ごくごく一般的な日本人》


御坂「なによ」


リチャード《かたや、見たこともないシスターの装いに身を包んだイギリス人。そもそも日本人ですらありません》


禁書「どうしたのかな?」


リチャード《この学園都市での課題をクリアするうえで、どちらが有利になるかなど眼に見えています》


リチャード「リチャード・ハモンドだ、よろしく」

御坂「あんたが私のパートナーってわけね、足引っ張るんじゃないわよ」

禁書「なっ! 短髪なんかよりも私のほうがずっと役に立つんだよ! 私はインデックスって言って、頭の中には十万三千冊の魔道書が入っているんだよ」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:52:18.34 ID:J//YvRya0
ジェレミー《さて、ようやく3組のペアが出来上がりました》

ジェレミー《余ったシスターはどうするかって? 魔道書がどうこうといい出す電波な娘は捨ておいてもかまわないのですが、今回はもうひと組作れます》

ジェレミー《なぜなら私たちには彼がいるからです。そう、奇しくもシスターと同じく白い衣装に身を包んだ彼です!》


スティグ「      」

禁書「うわっ、なんか来たんだよ!」

リチャード「彼が君のパートナー、スティグだ。スティグ、こちらは君と組むことになった、イン……イン……シスターだ」

禁書「インデックスなんだよ! よろしく、スティグ」

スティグ「      」

禁書「な、なんか怖いんだよ……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 22:56:35.44 ID:J//YvRya0
リチャード《ここで番組から指令です》


リチャード「『学園都市の諸君は、これから課題で乗ることになる車を購入しに行きます。
       即納可能な中古車であれば予算に上限はありません。購入費は一時的に番組が負担しますが、
       基本的に自己負担です。今後の課題の出来によって購入費を返還します。
       なお、購入に際し、トップギア側からの助言は一切認めないものとします』」

上条「つまり……」

御坂「私たちが自力で自腹切って車を選んで来いってこと?」

ジェームズ「その通り」

神裂「そっ、そんなこと言われても困ります!」

ジェレミー「頼んだぞ、サムライニンジャガール。カミカゼ魂に響く熱い車を期待している」

禁書「ねえねえスティグ、おやつも一緒に買ってもいいかな?」


チーム構成
上条・ジェームズ
禁書・スティグ
神裂・ジェレミー
御坂・リチャード
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:00:25.97 ID:J//YvRya0
中古車屋

神裂「車を選べだなんて……どれがいい車だなんて分かるわけがないでしょう」

神裂「たしか、この企画の趣旨は今後の車の進歩だったと聞いています。それなら、なるべく最新技術がつかわれている方がいいでしょう……」

神裂「とすると……」



上条「課題の出来によっては一部負担、ってことは、負けた時のことを考えたらいい気になってあんまり高い車は買わないほうがいいってことか……」

上条「おいおい勘弁してくださいよー、ただでさえ食費でヒーヒーいってる上条さんだってのに、これ以上支出を増やされちゃたまりませんって」

上条「せっかく出演ギャラで臨時収入があるって期待してたんだ、支出は最小限に収めたいぜ」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:03:36.84 ID:J//YvRya0
御坂「学園都市に来たってことは、やっぱり学園都市らしい車を期待してるってことよね……でも、私車とか興味ないしなぁ」

御坂「とりあえず速そうな方がいいのかしら……? 
    っていうか、この後どんな課題があるかも分からないのにとりあえず選べって、相当無理があるんじゃない?」

御坂「……あっ! あれって……ちょっとなによ! かわいいデザイン!」



禁書「負けたら車代を自腹ってことは、あんまり高い車を買わないほうがいい……と考えるのは素人なんだよ」

禁書「そんなことを言って、最初から安いのを買って結局負けちゃ意味がないんだよ。
    だったら高い車を買って勝ちにいった方がよっぽど有意義かも!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:07:17.51 ID:J//YvRya0
リチャード《翌日、僕たちは指定した駐車場で彼らが来るのを待ちます》


ジェームズ「そろそろ時間だ」


リチャード《最初に来たのはジェレミーのパートナー、カオリ・カンザキでした》


ブロロロロロ……

ジェレミー「!?」

リチャード「(゚∀゚)」ハハハハハハハハァ

ジェームズ「?♪ ?♪」←踊っている

ジェレミー「RUBBISH!!!」

神裂「お待たせしました……どうしました、ジェレミー?」

ジェレミー「 プ リ ウ ス だ と ! ? 」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:11:03.58 ID:85Dv6xtiO
プリウスじゃ運転するのに段ボールを被らなきゃならない
ジェレミーに勝ち目は無いな
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:11:29.47 ID:J//YvRya0
神裂「ええ。TOYOTA プリウスです。平成16年式で、走行距離は12万キロだそう……」 

ジェレミー「なんでプリウスなんだ! なんでよりにもよって、こんなくだらない車を買う!?」

神裂「くだらないとは何ですか、プリウスは素晴らしい車です。ハイブリッド車で、CO2ガス排出の低減に貢献しているんですよ!」

ジェレミー「CO2低減に貢献!? カナダでハイブリッドの原料であるニッケルを採掘し、それをヨーロッパに運び、
       大陸を横断して中国で加工し、それを日本に持ってきて車に搭載するような車が本当にCO2削減に貢献していると思うのか!?」

リチャード「いくらだった?」

神裂「30万円です。これで30万とはお買い得ではないですか?」

ジェレミー「私なら30万円もらっても買わない」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:15:22.85 ID:J//YvRya0
ジェレミー《私がプリウスに絶望していると、更に頭にくる事態が》


ブロロロロロ

上条「あ、どーも」

リチャード「シビックタイプR(ユーロ)だ!」

ジェレミー「ありきたり過ぎてつまらない」

ジェームズ「黙れよエコイスト。しかもこれはイギリス生産の欧州仕様モデルだ、2リッター直4エンジン搭載。
        トーマ、ナイスなチョイスだ。年式は……2002年、走行距離は1.3万キロ、全然走ってないな」

リチャード「前のオーナーはきっとAT免許保持者だな」


ジェレミー《ジェームズのチームの車に、私の不満は膨らむばかりですが》

ジェレミー《直後に、それを吹き飛ばす痛快な出来事が》


ジェームズ「トーマ、これはいくらだったんだ?」

上条「聞いて驚きの10万切り、9万9千円ですよ。買い物上手の上条さんにかかれば……」

ジェレミー「この走行距離と年式で10万以下?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:17:07.39 ID:EUC7lAN90
確かにプリウスを選びかねんなwww
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:18:57.26 ID:J//YvRya0
リチャード「ちょっとボンネットを開けてみよう」

上条「?」

ガコンッ

リチャード「……オーゥ……」


ジェームズ《ボンネットを開け、僕たちはこの車両価格の理由を知りました》


ジェレミー「冠水車だ。エンジンルームに水の跡が残ってる。開けたボンネットから砂が降ってくるぞ。冠水車なのをごまかす気もないのか」

リチャード「車内も泥の臭いがするし、カーペットの下も錆だらけだね」

ジェームズ「……」

ジェームズ「トーマ、車を買うとき何かおかしいとは思わなかった?」

上条「へ? いや、特に。安く買える車を探してた上条さん的にはこれがベストチョイスですよ」

ジェームズ「Cock」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:22:40.33 ID:J//YvRya0
ジェレミー《私、ジェームズに続いて、悲劇はリチャードにも振りかかります》


リチャード「おい、うそだろ」

プップー

御坂「どう、小さくて可愛いでしょこの車」

ジェレミー「」ヒャッハー!

ジェームズ「G-wiz! G-wizだ! 世界一ダサくてイケてない車だ」(日本ではREVAですが、G?wizで統一します)

御坂「え? なな、何よ! なんで笑うのよ! ちょっと、なんであんたはショック受けてるわけ?」

リチャード「イギリスに帰りたい」


リチャード《細かい説明をする気はありません。あえて説明をつけるとするなら、
       この車は優秀なラジコンになりうるということくらいです》
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:27:01.73 ID:J//YvRya0
ジェームズ《最後にやってきたのがシスターです》

禁書「お待たせなんだよ!」

ジェレミー「ピーーーーーーーーーーーー! ピーーーーーーーーーーーー!(放送禁止用語)」

ジェームズ「NOOOOooooo!!!! NO! NO! NO!」

禁書「何をそんなに驚いてるのかな?」

リチャード「スズキ スイフトスポーツ!?」

ジェレミー「またシビックみたいにわけありだろ」

禁書「展示車らしいんだよ。ディーラーで買ったから高かったけど、その分モノは確かかも」


ジェームズ《たしかに、シビックのように錆も汚れもなければカビ臭くもありません》

ジェームズ《2008年式、走行距離1万km以下、その分価格は150万とやや高めです》


禁書「どうかな、スティグ」

スティグ「      」bグッ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:33:18.45 ID:J//YvRya0
ジェームズ《さて、これで4チームの車が出そろいました》

上条・ジェームズ…シビックタイプRユーロ
禁書・スティグ…スイフトスポーツ
神裂・ジェレミー…プリウス
御坂・リチャード…G-wiz


ジェレミー《プリウスを選んだ私のチームがマシに見えるとは、なんとも皮肉な事態です》

ジェレミー《ここで番組から次のミッションが届きます》


ジェレミー「『各チーム、学園都市の技術をふんだんに活用して車を改造し、未来の自動車を制作すること。優秀な改造を施した車は、最大で30ポイント付与します』」

ジェレミー「『1ポイント=1%で車両の購入費用を返還するので頑張りましょう』」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:36:28.13 ID:J//YvRya0
神裂「ちょっ、待ってください! 学園都市の技術って、私は……」

上条「インデックスさん!? もし負けた場合、その150万は誰が払うことになるんでせうか!?」

禁書「勝てば問題ないんだよ! ね、スティグ」

スティグ「     」

禁書「ほ、ほら、スティグもそう言ってるんだよ、多分」

上条「いえいえいえスティグさん何もおっしゃってませんけど!? なに意思疎通できてるフリしてんだ!」

御坂「ちょっと、行くわよ! リチャード、乗らないの?」

リチャード「きみは先に行っていてくれ。僕は歩いて行く」

リチャード「あんな車に乗っていると、人間尊厳すら蹂躙されている気分になるよ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:39:55.68 ID:J//YvRya0
学園都市内某整備工場にて

=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

神裂「困りました……ただでさえ機械物はダメだというのに、学園都市の技術を盛り込めとは……」

神裂「……あの、ジェレミー、そろそろ機嫌を直していただきたいのですが」

ジェレミー「」プイッ

神裂「」ムカッ

神裂「いつまでそうやっていじけているつもりですか、幼児でもあるまいし、いい大人なのですから協力してください!」

ジェレミー「協力? プリウスを買ってきた君が、私に対して協力しろだと? 悪い冗談だ」

ジェレミー「いいから早く改造して見せてくれ。How hard can it be?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:43:32.61 ID:J//YvRya0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

禁書「これは谷保天満宮っていう日本の交通安全発祥の神社での祈祷を十字教古来からの魔法円に組み込むことで、
    高度な守護結界を作り出す護符なんだよ!」ペタペタ

スティグ「      」

禁書「え? この渦巻き模様に意味はあるのかって? ふっふーん、もちろんなんだよ」

禁書「魔術だけだと課題がクリアできないからね、なんとか研究所っていうところの科学技術も取り入れて、
    宇宙から降り注ぐ凶悪な電磁波も跳ね返せる優れモノに改良してあるんだよ。運転してるときだけじゃなく、
    それ以外の危険からも守ってもらえる優しい車、これこそが『未来の車』にふさわしいと思わない? スティグ」

スティグ「      」

禁書「さ、スティグも護符を張り付けるの手伝ってほしいんだよ。車体全体を覆うように張り付けるんだよ」ペタペタ

スティグ「      」ペタペタ
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:47:18.65 ID:J//YvRya0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

御坂「学園都市の技術、ねえ」

リチャード「あてがある?」

御坂「何言ってんのよ。この私を誰だと思ってんの? 学園都市第三位の超電磁砲よ」

御坂「こんな電気自動車くらい、誰に頼らなくたってちょこちょこっと改造して見せるわよ」

御坂「まっ、大船に乗った気持ちでこの御坂美琴様に任せておきなさい!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:50:38.11 ID:J//YvRya0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

上条「学園都市の技術って、そんなもんレベル0の上条さんに求められてもなぁ……」

上条(でも、俺のケチのせいでジェームズには迷惑かけちまったみたいだし、ここで挽回しておかないと)

上条(なにはともあれ、このどぶ臭い車内の掃除からだな)

上条「よし! やるか……って、クサッ!」

上条「どぶの臭いだけじゃない、なんだこの臭い……」

上条「あの?、ジェームズさん? 何かなさいましたでございましょうか?」

ジェームズ「冠水車の臭いを消すために、イギリスから持ち込んだ香水を車内に撒いてみたんだ」シュッシュッ

ジェームズ「こうなったら内装だけでも徹底的に綺麗にしてやる。君は学園都市の技術をどう盛り込むのかに全力を注いでほしい」

上条「あ……あの、はい……」

上条(っていってもなぁ……)

上条(ちょっと他の様子でも見てみますか)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:54:07.48 ID:J//YvRya0
ジェームズ《トーマの提案で、僕たちは敵情視察に向かいます》


チュイーンバリバリバリ……

上条「よっ、ビリビリ」

御坂「ビリビリ言うなっ!」バチッ

リチャード「何だ!? 今のは……電気?」

ジェームズ「学園都市では能力開発によって様々な能力を得た学生がいるらしい。彼女もその一人だろう」

リチャード「さしずめ電気ウナギの応用ってところ?」

ジェームズ「一緒に風呂には入りたくないな」

ジェームズ「ケンカの後、仲直りの印に一緒に入浴しようなんて言い出したら要注意だ。実は感電死させる腹づもりかもしれない」

リチャード「当分はベッドも別々にした方がいい。『避雷針』に雷が落ちる恐れがある」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/05(金) 23:57:38.07 ID:J//YvRya0
御坂「ちょーっとそこのお二人さぁん? ずいぶんと下世話な話してるじゃない」ビリビリビリ

ジェームズ「そう受け取られるのは心外だ」

リチャード「そうだよ、僕たちは電気ウナギとの暮らし方を考察していただけだ」

御坂「はあ? 誰が電気ウナギと暮らすのよ」

リチャード「知らないの!? 今イギリスでは電気ウナギと同棲するのが大流行なんだよ?」

ジェームズ「そうとも。遅れてるな」

御坂「あーそう、はいはい、もういいわよ……」

上条「それでですね、御坂さん。実はお願いがあるんですが……」

御坂「お願い?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:00:51.84 ID:RVko62cK0
上条「どういう改造すればいいか、知恵を貸してくれないか?」

御坂「はあ!?」

御坂「あんた、本気で頭どうかしてるんじゃないの? それじゃあ勝負にならないじゃない」

上条「そんなこと言わずに! この通り! どうかこの哀れで無能なレベル0の上条さんにレベル5の御慈悲を!
    御坂様! 御坂美琴大明神様! せめて知り合いを紹介してくれるだけでも!」

御坂「なにあからさまに持ち上げてんのよ……そんなこと言っても、力にはなれないわよ?
    レベル5って言ってもそんなあちこちに顔が利くわけじゃないんだし」

上条「はぁ……そっか……そうだよな、無理言って悪かったな」シュン……

御坂「あっ……ったく、しょうがないわねー、ちょっと待ってなさい。一人だけ、心当たりあるから。
    車にこだわってそうな科学者が知り合いにいるから紹介してあげるわ」

上条「マジですか!」

御坂「って言ってもその人、車の専門家ってわけじゃないからね。それでもいいなら連絡取ってみるわよ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:04:07.95 ID:RVko62cK0
ジェームズ《トーマと一緒にシビックのもとへ戻ると、やがてけたたましいエンジン音が》


ブァンブァンブァン!ブロロロロ

木山「すまない、超電磁砲にここに来るよう呼ばれたのだが……」

上条「あっ、お待ちしてましたよ! えーっと」

木山「木山春生だ。よろしく」

上条「上条当麻です」

ジェームズ「ジェームズ・メイです」

木山「ジェ……ジェームズ・メイ!? あのジェームズ・メイか!?」

上条「あれ、お知り合い?」

ジェームズ「いや……?」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:07:24.19 ID:RVko62cK0
木山「トトトトトップギアの司会者がなぜ学園都市に!? まて、落ち着け春生。冷静になって、
    まずは白衣の背中に大きくサインをしてもらおう。話はそれからだ」ヌギヌギ

ジェームズ「これは、そういうサービス?」

上条「いや、違うんじゃないですかね……」

木山「あああなあなあなたは、トップギアの司会者のジェームズ……? と、とりあえずここにサインを……」

ジェームズ「そうだけど」

木山「あの番組のファンなんだ! 毎回見ているよ。実に興味深い番組だ。ユーモアと含蓄に満ちている」

ジェームズ「本当に? それはうれしいよ」

木山「こちらこそあえて光栄だ」

ジェームズ「あのランボルギーニ・ガヤルドはあなたの車? ランボドアにカスタムしてるね?」

木山「えあ、は、あ、そうだ」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:09:42.04 ID:lPKrMAioO
木山先生かわいいいいいい
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:10:37.84 ID:ezv/v8SrP
伝説のハイラックス
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:11:00.24 ID:RVko62cK0
ジェームズ「ガヤルドは番組でも何回か扱ったけど、これは……」

木山「LP560-4だ」

ジェームズ「ジェレミーが番組でレビューしたモデルだ。5.2リッターV10エンジン、560馬力で0-100km/hは3.7秒」

木山「その回ももちろん見たよ」

ジェームズ「AWDの乗り味はどう?」

木山「悪くない。MRの機敏な操作性はないが、その分ステアリングに対する安定性がある」

ジェームズ「オーナーを目の前にしてこんなことは言いづらいが……ガヤルドはその……」

木山「よく燃える、と?」

ジェームズ「その通りだ。買う時はちゃんと『燃えにくそうな車にしてくれ』と言った?」

木山「ははっ、ああ、大丈夫だ」

上条「あのー」

木山「ちょっと黙ってくれ! あとにしたまえ!」

上条「」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:14:55.39 ID:RVko62cK0
?長い時間が経って?


木山「なるほど、車の改造に手を貸してほしいと……しかし私の専門は大脳生理学だ。自動車工学や安全工学は畑違い……」

上条「そうですか……」

ジェームズ「Oh……」

木山(いや、まて……これはトップギアに出演できるせっかくのチャンスだ)

木山(あの有名自動車番組に出れる栄誉をみすみす逃したくはない。というか、単純に出たい!)

木山「とはいえ……可能性は無くはない」

上条「本当ですか!?」

木山「さっきも言った通り、専門は大脳生理学だが、故あって音響学もかじっている。そちらを利用すればあるいは……」

木山「ただ、そのためには一度研究所に戻らないといけない」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:17:40.89 ID:tz8/n/Ta0
木山先生が酷いwww
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:18:17.60 ID:RVko62cK0
上条「それじゃあ行きましょう! 木山先生、ジェームズ、早く!」

木山「ああ。さあジェームズ、乗ってくれ」

ジェームズ「よろしく頼むよ、プロフェッサー」バタン

木山「それでは出発だ」バタン

コンコンコンコン

木山「なんだい、そんな乱暴に窓をたたかないでくれないか」

上条「あのー、俺がまだ乗ってないんですけど……」

木山「ああ、すっかり忘れていたよ。悪いが私のガヤルドは二人乗りなんだ。君は留守番を頼む」

上条「」

木山「そうそう、私たちが研究所に行っている間、君にもやっておいてほしい仕事があるんだ」ゴソゴソ

木山「この白衣に、ジェレミーとリチャードのサインも貰っておいてくれ。よろしくたのんだよ」

ブオオオオオオオオオ……

上条「」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:21:45.66 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

神裂「とりあえずドアをなんとかしてみましょう……ふんぬ!」バキッ

神裂「あっ……私としたことが、苛立ちからか力加減を間違えてしまいました」

神裂「しかしまあ、後部ドアがなくても問題はないでしょう。どうせ誰も後ろに乗せないのですし」

ジェレミー「……」

ジェレミー《私とサムライニンジャガールはなおも冷戦状態のままです。しかしさすがにこのままでは今後の課題に支障をきたすでしょう》

ジェレミー《不本意ですが、ここは一時停戦です》

ジェレミー「ニンジャガール」

神裂「なんですか」ムスッ

ジェレミー「これを使え。私も愛用している工具だ」

神裂「これは……ハンマー、ですか」

ジェレミー「そうだ、どんなにイケてない車でも、これを使えば大いにデザインを変えることができる」

神裂「……」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:24:52.69 ID:RVko62cK0
神裂「……ジェレミー」

ジェレミー「なんだ」

神裂「その……すみませんでした。私に車選びの眼がないばかりに……車のことは詳しくわかりませんが、
    プリウスはこの勝負に不利な車なのでしょう?」

ジェレミー「いや、私のほうこそ」

ジェレミー「少々感情的になってしまった」

神裂「ジェレミー……」

ジェレミー「これからは二人で力を合わせよう」

神裂「はい……よろしくお願いします」

ジェレミー「それではまずは手始めに、二人でこのプリウスを……」

神裂「はい!」

ジェレミー「たたき壊すことから始めよう!」

神裂「はい……って、えぇ!?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:28:00.30 ID:RVko62cK0
翌日

リチャード「さて、4チームの改造車が出そろいました。どれも学園都市ならではの創意工夫と先端技術の結晶です」

ジェームズ「まずはカンザキ・ジェレミーチームから」

リチャード「ジェレミー、それは?」

ジェレミー「段ボールだ」モゴモゴ

ブロロ……ブロロロ……ロロ……ロ……

リチャード「なんだあれは!」

リチャード《現れたのはどう見てもスクラップ工場から拾ってきたとしか思えない、ぼろぼろのプリウスでした》

リチャード《後部ドアは取り払われ、屋根も失われています。まるで小学生が無理やり2ドアオープンクーペに改造したかのようです》

ジェームズ「ジェレミー、これは一体どういうことだ」

ジェレミー「この企画のコンセプトは『未来の車』だ。この車は、第三次世界大戦時の『未来』を想定して
       私とサムライニンジャガールが協力して作った」

リチャード「そういう『未来』ね。ところでボンネットがやたらとでこぼこなんだけれど」

神裂「それは私とジェレミーがハンマーで殴りつけたからです」

ジェレミー「降り注ぐ瓦礫によるダメージを演出したかった」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:32:04.50 ID:RVko62cK0
ジェームズ「プリウスに対する個人的な攻撃ではなく?」

ジェレミー「もちろんそれもある。だがこのプリウスはまだ幸運だ。ニンジャガールにルーフを斬り飛ばされただけで済んだ」

ジェレミー「まだ軍用ライフルの的にはされていない。未来の車としてはむしろ弾痕があったほうが良かったんだが……」

ジェームズ「ちょっと待て。今の話に違和感がある」

リチャード「ニンジャガールが……なんだって? ルーフを斬り飛ばした?」

神裂「恥ずかしながら、少々自制を忘れて唯閃を放ってしまい……」

上条「ちょっとおぉ!? 何をやってらっしゃるんですか神裂さん?」

ジェームズ・リチャード「ワーォ……ニンジャマスター……」

神裂「だから違います!!!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:35:23.83 ID:RVko62cK0
リチャード《続いて僕と電気ウナギのG-wizです》


プップー

ジェームズ「なんだ、あのお下劣極まりない紫の塗装は……見ているだけで胸がむかむかする」

ジェレミー「あんな車に乗ったらたちどころに精神をやられて発狂しそうだ。カラーはリチャードのセンスか?」

リチャード「……まさか! 彼女がどうしても紫がいいっていうから仕方なくだよ」

リチャード「それより、運転席の彼女をよく見てくれ」

ジェレミー「!? ハンドルがないぞ?」

御坂「どう? この車は、私の脳から出た電気信号を、直接車の電気系統に伝えて操作してるのよ」

リチャード「しかも彼女から電気エネルギーも供給されるから、いつまでも走り続けられる」

ジェレミー「排出されるのは大便と小便だけということか」

リチャード「それも、その筋の愛好家に消費してもらえる。これこそが真のエコだよ、プリウスも見習うといい」

御坂「ちょっと! あんたたち英国紳士ってどんだけ下品なのよ!」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:38:35.40 ID:RVko62cK0
ジェレミー「いや、待て。おかしくないか? 彼女が生み出した電気がエネルギー源というなら、
       それ以上の仕事は出来ないはずだ。結局人間が自分の脚で走るのと変わらないんじゃないか?」

リチャード「それは……」

ジェレミー「そもそも、人間の体からそんなに大量の電気が生み出せるはずがない。熱力学的に矛盾している!
       博士号を持たない君には分からないだろうが……」

リチャード「とにかく! と に か く !」

リチャード「とにかく彼女はこうして車を走らせているからいいんだ! 細かいことはいいんだよ!」

リチャード「今は電気ウナギストの彼女しか……sorry、電撃使いの彼女しか操れないらしいが、
       今後の研究次第では一般人でも脳からの電気信号だけで運転できるようになるそうだ
       ……エネルギーの問題は別としてね」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:42:02.05 ID:RVko62cK0
ジェームズ《リチャードたちの車に続き、僕たちのシビックです》

ジェームズ「内装は出来る限り綺麗にしたつもりだ。ミッションオイルも入れ替えた」

リチャード「気休めにもならないね」

ジェレミー「そもそもそれをやったところで、最低レベルだった冠水車がようやく下の中レベルになっただけだ」

ジェームズ「分かってる。トーマ」

上条「おう、ジェームズ」バタン

上条「インデックス、ちょっと来てくれるか」

禁書「どうしたの、とうま?」

上条「ちょっとこのマイクに向かって喋ってみてくれ」

禁書「いきなり喋れって言われても困るんだよ、何を喋ればいいのかくらい指定してくれないとやりにくいかも……」

上条「木山先生、これくらいでいいですか?」

木山「はじめまして、リチャード、ジェレミー。私は学園都市で研究者をやっている木山春生だ。専門は大脳生理学で
    ……ああ、それくらいで十分じゃないか? 愛車はランボルギーニ・ガヤルドで……」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:45:38.52 ID:RVko62cK0
ジェームズ「このマイクから音声を取り込むと、カーナビが自動的にそれを解析してくれるんだ。そして……」

カーナビ『この先300m先の交差点を左なんだよ。そのあとすぐに右なんだよ。さらに分岐が続くかも。気をつけてね、とうま』

禁書「!?」

ジェームズ「カーナビの声を、好きなものに変えることが出来るんだ」

木山「それも、ただ単に声質を似せるだけではない。喋り方や癖まで解析し、再現できる」

カーナビ『ルートを再検索するんだよ。ちょっとは言うとおりに走ってほしいかも』


ジェームズ《プロフェッサー・木山が提供してくれたこの素晴らしいシステムに、ジェレミーが疑いの目を向けます》


ジェレミー「本当にこれは今取り込んだのか? 前もって準備していたんじゃなくて?」

木山「フッ、それならあなたの声も取り込んでみようか。それともそのへんを歩いている通行人を捕まえてきてもいい」


ジェレミー《そこで私はプロフェッサー・木山の言うとおり、適当な学生に協力を仰ぎました》


ジェレミー「ちょっと失礼。そこの少年、少々協力していただけないだろうか」

土御門「にゃー? 外人さんかー、おや、カミやん! ねーちんも……どういう用件ぜよ」

上条「土御門?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:48:55.81 ID:RVko62cK0
土御門「このマイクに向かってしゃべれってー? お安い御用だにゃー」コホン

土御門「それじゃあいくぜい……それでは皆さん、タネも仕掛けもあるマジックを、ご堪能あれ。
     本日のステージはこちら、まずはめんどくせぇ下ごしらえから。それでは我が、マジック一座の仲間をご紹介!
     働け馬鹿ども、朱雀、青龍、玄……」

木山「もう結構だ」

ピッ

カーナビ『ルート案内を開始するぜい。目的地まで、約15kmだにゃー、約30分ほどかかるぜよ。安全運転で頼むぜい、カミやん』

神裂「これは……何と人を食った不快なカーナビでしょう」

土御門「ねーちん、勝手に人の声を使っておいて、それは無いんでないかい」

リチャード「このカーナビが素晴らしく高性能であることは分かったよ」

リチャード「けど、それだけ?」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:52:24.07 ID:RVko62cK0
ジェームズ「それだけとは?」

リチャード「せいぜい、ナビの声を恋人や家族にセットするくらいじゃないか。それなら助手席に座ってもらって
       直接ナビしてもらうのと変わらないし、そもそもナビとしての役目自体は既製品と変わらないんだろう?」

ジェームズ「そうじゃない。そういう目的に使うものじゃない」

ジェレミー「ジェームズのいうとおりだ」

ジェレミー「リチャード、我々の感覚で話してはいけない。日本人は、このカーナビにアニメキャラクターの声を吹き込んで
       楽しむんだ。『WOOOOO! 天使ちゃんが僕の車を導いてくれてるぞ!』『まるでイカちゃんとドライブしてるみたいだ』」

リチャード「呆れたHENTAI文化だな!」

ジェームズ「だが需要はある。その証拠に、特定の声優のカーナビはずっと以前から販売されている」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:54:20.65 ID:aRR78wLu0
誰が得するんだよこれ

誰が
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:55:18.69 ID:lPKrMAioO
俺とか
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:56:21.82 ID:RVko62cK0
リチャード《技術を存分に無駄遣いしたジェームズの車に続き、最後はスティグの車です》


ジェレミー「What!?」

上条「なんだありゃ……」

御坂「ステッカー……?」

神裂「いえ、あれは……術式を組み込んだ護符です」


リチャード《現れたのは、トランプカードほどの張り紙を車体にくまなく張り付けたスイフトでした》


禁書「ふっふーん、見るんだよ、スティグ。みんなこの絶対防御を誇る車に声も出ないんだよ」

上条「あのー、インデックスさん? この渦巻き模様と矢印を組み合わせた胡散臭ーい模様は一体何なんでせう?」

禁書「これは簡単に言うと、交通安全のお守りの強化版だよ。お守り、っていうと普通は気休め程度の力しかないんだけど、
    これは谷保天満宮の祈祷を軸としてそこに十字教の術式を組み込んだことによって、
    一種の結界に近いレベルにまで力を昇華させているんだよ」

上条「いや、これはどう見てもパナ……」

禁書「とうまは触っちゃだめ! 1枚でも触ったら全部台無しになっちゃうんだから!」ペチッ


>>53
ありがとうございます
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 00:59:29.30 ID:RVko62cK0
リチャード「あー……その、少しいいかな、シスター?」

リチャード「この異様なカードが、おまじないの類だということは分かった……でも、それはオカルトだ」

リチャード「科学技術はどこにある?」

禁書「チッチッチッ、これだからとーしろさんは困るんだよ」

禁書「地球上にはスカラー波っていう恐ろしい電磁波が宇宙から降り注いでいるんだよ。普通の電磁波は横波なんだけど
    スカラー波は縦波で、人の細胞に対してダメージが大きいの。それを浴びるとガンをはじめとしたいろんな病気に
    なっちゃって、毎日薬を100粒飲まないと死んじゃうんだよ。この護符はそんな恐ろしいスカラー波からも守ってくれる、
    いわば最先端科学と魔術の複合技術が生み出したバリアなんだよ!」

御坂・木山・ジェレミー「「スカラー波ですって?(だと?)」」

御坂「シスター、あんた、それマジで言ってんのかしら?」

木山「ソースがあるのなら、今すぐ出してもらおうか」

ジェレミー「本当なら、イギリス全土総力を挙げて潰すが」

神裂「!?」ビクッ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:02:35.13 ID:Q86oT/Xs0
topgearなわけないと思ったら本当にそうだったww
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:02:45.33 ID:RVko62cK0
禁書「え……あの……」

御坂「電磁波ってそもそもベクトル波なんですけど? 中途半端に仕入れた似非科学の知識で
    知ったかこいてるとぶっ殺すわよ?」

木山「きみはスカラー量とベクトル量の概念を正しく理解しているのか? 恐怖を抱くのは大変結構だが、
    それがはたして恐れるに足るだけの存在かどうかは確認しておくのが賢明だろう」

ジェレミー「スカラー量のくせに宇宙から地球に向かって『飛んでくる』のか? それは」

禁書「えと、あの……ぐすっ……スティグ?……みんながいじめるんだよ?、私が難しいことは分からないと思って卑怯なんだよ!」

スティグ「     」サッ

ジェレミー「なんだスティグ。インチキシスターを背後にかばってナイト気取りか」

スティグ「     」ドン

ジェームズ「やめろスティグ!」

ジェレミー「やったな! 自分だけまともな車だからって調子に乗るなよ、うらやましいじゃないか!」

リチャード「スティーグ!! ジェレミーーッ!!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:06:03.40 ID:RVko62cK0
少々の混乱ののち……


ジェレミー「とりあえず、ここまでの結果を採点しよう。30点満点だ」

リチャード「まずジェレミーとニンジャガールの車だけど……特段目新しい点は見当たらない」

ジェームズ「0点だな」

ジェレミー「未来を先取りした車だぞ!」

神裂「そうです、せめて1点はいただきたい!」

リチャード「図々しいぞ、マイナスの評価がつかなかったのを幸運だと思え!」


ジェレミー《しかし我々の声は通じず、0点が与えられました》

ジェレミー《先進的な思想は常に非難の的です》


リチャード「次はG-wizだ」

リチャード「学園都市最先端の意思を直接制御系に送り込むシステムだ、これは満点だろう」

ジェレミー「いいだろう」

ジェームズ「異議なしだ」

御坂「当然よ!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:09:26.18 ID:RVko62cK0
ジェレミー「続いてシビックだが」

リチャード「本当にこれを必要としてる人たちがいるの?」

ジェームズ「日本人を甘く見ない方がいい。これが発売されたら間違いなく品切れ続出の大ヒットになるぞ」

リチャード「よく理解できない」


ジェームズ《結局リチャードの反対により、僕たちは満点を逃しました。獲得できたのは20点です》



リチャード「最後にシスターとスティグのスイフトだけど」

ジェレミー「ゼロだな」

ジェームズ「ゼロだ」

リチャード「ゼロ」


暫定ポイント
上条・ジェームズ…シビックタイプRユーロ、音声取り込みナビシステム付(20点)
禁書・スティグ…スイフトスポーツ、スカラー波防御&交通安全結界付(0点)
神裂・ジェレミー…プリウス、第三次世界大戦仕様(0点)
御坂・リチャード…G-wiz、生体電流制御(30点)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:12:49.20 ID:RVko62cK0
ジェレミー《続いて私たちは、学園都市第二学区にあるレーストラックに移動しました。ここで、二つ目の課題が出されます》


ジェレミー「『レーストラックを借りたので、各チームごとにタイムアタックを行います。トップギアメンバー、学園都市メンバーそれぞれ運転し、その平均をチームのスコアとします。上位チームから順に40,20,10,0点が付与されます』」


=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

リチャード「まずは僕から行こう」


リチャード《しかし、ここで致命的な問題が発生します》


リチャード「ハンドルがない!」

御坂「あっ、そっか。私が能力使って運転するのが前提だったから……」

リチャード「なんていう改造をしてくれたんだ!」

御坂「何よ! あんただって誉めてたじゃない、未来の車だーとか言って!」

リチャード「未来の車!? あれが!? 君以外誰も車を運転できない未来が来るの?」

ジェレミー「だが、これでロンドンの街から渋滞が消えるぞ」

ジェームズ「というより車自体が消えるな。走っているのはただ一台、紫のG-wizだ」


ジェームズ《結局、リチャードは運転できず、棄権することになりました》
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:16:02.07 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー「次は私の番だ」バタン……バタン!バタン!

ジェレミー「ドアが閉まらない」

ジェレミー「ニンジャガール、悪いがドアを蹴ってくれないか」

神裂「え、いえ、ですが……」

ジェレミー「構わない。これだけ傷だらけなんだ」

神裂「そうですか、では……」ドゴッ


ジェレミー《ニンジャガールの手を借りてドアを閉め、ようやくスタートです》


リチャード「……Go!」

ブロ……ブロロロ……

ジェレミー「これだけぼろぼろにされてもしっかり走りだすTOYOTA車には感激だ。ハイラックスを思い出す」

ジェレミー「これならいつ第三次世界大戦が起きても安心だ。プリウスなら、貴重なガソリンの消費も抑えられる」

ジェレミー「TOYOTAはプリウスを大衆向けでなく、軍需向に作りなおしたほうがいい」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:19:32.88 ID:RVko62cK0
神裂「あっ、走ってる、走ってますよ! 頑張って! 頑張ってください、プリウス!」

禁書「かおりが車のほうを応援してるんだよ」

御坂「まあ、あれだけぼろぼろで走ってたら、そりゃけなげで応援したくもなるんじゃない?」

神裂「あああ次は急カーブですが……大丈夫でしょうか……」ハラハラ

神裂「頑張って、頑張って……やった! クリアしましたよ!」


ブロロロロ……

ジェレミー《とはいえ、本来あるはずのルーフと後部ドアがないので、剛性が著しく低下しています》

ジェレミー「カーブのたびに車体がたわむ! まるでセルロイドの下敷きだ。いつ空中分解するともしれない嵐の中の飛行機に乗ってるみたいだ!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:22:42.20 ID:RVko62cK0
ジェームズ「来たぞ」

カチッ

リチャード「タイムは?」

ジェームズ「2分12秒」

リチャード「目標はそれ以下だな」

ジェレミー「ドアがあかない……蹴り飛ばして開けてやる」

神裂「やめてください、ジェレミー!」

ジェレミー「!?」

神裂「頑張ったこの子になんていうことをするんですか。どうせ屋根がオープン状態なんですから、そこから出てください」

ジェレミー「ふん、プリウスにそんな気遣い……」

神裂「ジェレミー」チャキッ

ジェレミー「……ハイ」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:25:46.32 ID:RVko62cK0
ジェレミー《体重が気になる私にこの仕打ちとは、それこそなんということをするのでしょうか》


ジェレミー「窓を跨いで降りようとしたんだが……足が地面に着かない」

ジェームズ「大丈夫か?」

ジェレミー「オオウ……」

ジェレミー「窓を股に挟んだ状態から動けなくなった!」

リチャード「任せろ、足を引っ張ってやる」

ジェレミー「やめろリチャード! 痔になる!」

ジェレミー「」ドサッ

神裂「大丈夫ですか!?」

ジェレミー「ニンジャガール……」

神裂「プリウスは大丈夫ですか?」

神裂「あああ、さっきは蹴っ飛ばしたりして済みませんでしたね、プリウス」サスリサスリ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:29:00.15 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

ジェームズ「次は僕だ」

ジェームズ「ジェレミー、君のタイムは2分12秒、しかもおんぼろプリウスでのタイムだ」

ジェレミー「しかしそっちは冠水車だろう」

ジェームズ「冠水車とは言えシビックタイプR、負けるわけがない」

リチャード「……」コソコソッ


リチャード「それじゃあスタートだ」

ジェームズ「ちょっと待て、リチャ……」

リチャード「Go!」カチッ

ジェームズ「Oh cock」

ブオオオオオオオ……

ジェームズ「実はスタート前から……このカーナビがうるさくて仕方ない。ジェレミーかリチャードの仕業だ」

カーナビ『この先300mを左だにゃー……ルートを外れたぜよ、再探索するぜい、おいおい頼むぜー?
       ……新ルートを発見したぜよ、間もなく左だにゃー……ルートを外れたぜよ、再探索するぜい、
       おいおい頼むぜー? 新ルートを……』

ジェームズ「タイムアタック中だから止めてる暇もない」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:32:11.61 ID:RVko62cK0
カーナビ『2km直進だにゃー……ルートを外れたぜよ……、おい、いい加減にしろ。お遊びが過ぎるぞ』

ジェームズ「なんだか知らないがカーナビに怒られた」


ジェームズ《さらに悪い事態が》


ガクンッ

ジェームズ「なんだ? 急にステアリングが重く……」


ジェームズ《どうやらパワステが故障したようです》


ジェームズ「重い」


リチャード「曲がりきれてないな」

ジェレミー「アンダーステアが増えたぞ」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:35:21.48 ID:RVko62cK0
ジェームズ《不運はさらに続きます》


ジェームズ「ギアが……2速から動かなくなった」

ジェームズ「ミッションがイカれたみたいだ。ちゃんとミッションオイルを交換したのに……」

ジェレミー「なんでロングストレートで加速しない?」

リチャード「さすがキャプテンスローだ」

禁書「とうま、あの車すごく遅いんだよ、走って追いつけそう」

上条「こらこらインデックスさん、声が大きいですよ」

御坂「っていうかあんたの相棒でしょうが。もっと一生懸命応援しなさいよ」

上条「あのー、ジェームズはいつもあんなにゆっくりなんでせうか?」

リチャード「まあね。でも今日はまだいい方だよ。コースを間違えてない」

ジェレミー「見ろ! 言ったそばから間違えたぞ!」

上条「」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:38:40.47 ID:RVko62cK0
ジェームズ「コースを間違えた」

ジェームズ「バックしたいが……ギアが入らない」

御坂「なんか、めっちゃコースアウトしてない?」

リチャード「転回して正しいコースに復帰するつもりみたいだ」

御坂「いや、そこはバックすればいいんじゃないの?」

リチャード「彼の考えることなんて知るかよ! 彼に聞いてくれ!」

ジェームズ「2速で固定されてたのが不幸中の幸いだ。パワーは出るし、止まっても再発進できる。なに、大したロスじゃない」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:41:51.40 ID:RVko62cK0
リチャード「ようやく帰ってきたぞ」

リチャード「ジェレミー? ……ジェレミー!」

ジェレミー「zzz……ハッ」

ジェレミー「すまない、眠ってしまっていたようだ」

リチャード「こんな退屈な仕事を僕一人に押し付けないでくれ」


ゴール後

ジェームズ「タイムは?」

リチャード「5分44秒」

ジェームズ「暫定二位だ、悪くない」

上条「いえ、まあそうですけど……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 01:45:09.92 ID:RVko62cK0
ジェレミー「ということで、スティグは一人分余計に重い車で走るわけだ」

御坂「うわっ、汚っ! ってか、40kgそこそこ増えたからってそんなに変わるものでもないでしょうに」

上条「そろそろ始まるぜ」

ジェームズ「……Go!」

ブオオオオオオオ……

ジェームズ《あまりにも無難すぎる走りだったので、省略します》

リチャード「タイムは?」

ジェームズ「1分48秒」


ジェームズ《ここまでのタイムで暫定順位を出します》


1.禁書・スティグ(スイフトスポーツ)1分48秒
2.神裂・ジェレミー(プリウス)2分12秒
3.上条・ジェームズ(シビックタイプRユーロ)5分44秒
4.御坂・リチャード(G-wiz)棄権
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:02:17.48 ID:RVko62cK0
リチャード《続いて後半戦、今度は学園都市の学生たちがドライバーです》


=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

御坂「まずは私ね」

御坂「学園都市第3位、御坂美琴様をなめんじゃないわよ」

ジェームズ「3、2、1、Go!」

御坂「いっけぇぇぇぇ!」

上条「やけに静かなんだな」

御坂「うおりゃああぁぁぁぁ!」

リチャード「電気自動車だからね」

御坂「それええぇぇぇぇ!」

禁書「短髪の声がよく聞こえるんだよ」

御坂「ほおおあぁぁぁぁぁ!」

神裂「あれは……少々恥ずかしいですね(私も気をつけることにしましょう)」

リチャード《G-wizは彼女の意思を直接受け取ることで、通常操作よりもよりドライバーの思い通りの走りを実現します》
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:02:35.43 ID:Ss8MAIaA0
Top Gearネタ分るやついんのか?wwwww
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:03:20.74 ID:8mBASzbBO
スポンジケーキにカレーをトッピングしたようなSSだな
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:05:50.71 ID:RVko62cK0
リチャード《とはいえ、最高速度は80km/h、しかも運転しているのは学生です》


御坂「たしかリチャードがライン取りがどうのって言ってたわね……そんなこと言われなくたって分かるわよ、とりあえずインコースに沿って走ればOKなんでしょ?」

リチャード「イン側にべた付けしてる」

ジェレミー「素人の考えそうなことだ。ライン取りの説明はしたのか?」

リチャード「したよ。知ってるから口出しするなって怒られた」

ジェームズ「複合コーナーでもイン付けのままだ。しかもスピードを落としていない。コースアウトするぞ」

御坂「よっと……って、ちょちょちょっと! 曲がりきれないじゃない! どうなってんのよ」

御坂「あーっ、芝生の上に入っちゃった……ま、まあ仕方ないわよね、初めてなんだし」

ジェームズ「おい、彼女、グリーンの上を進んで行くぞ」

リチャード「あれが彼女の考える最短ラインなんだ、黙って見てろ」

リチャード《そんな彼女が速いわけもなく》

ジェームズ「タイムは、2分35秒」

リチャード「何だあれは、あれが君の考える最短ラインか」

御坂「うっさいわね! 好きでコースアウトしたわけじゃないのよ!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:12:56.30 ID:o2tDkpqq0
俺得
脳内に映像がBBCクオリティで送られてくるぜ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:13:40.91 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー《続いて、私たちのチームのニンジャガールが走ります》

ジェレミー「いいか、これはAT車だ。加速したいときは右のペダル、減速したいときは左のペダルを踏めばいい」

神裂「心得ました、それでは行ってきます。頑張りましょうね、プリウス」ナデナデ

 
ジェームズ「3、2、1、Go!」

神裂「加速したいときは、右!」ガッ!

ギャギャギャギャギャ

ジェレミー「見事な走りだしだ」

ジェームズ「だが、あのスピードではコースアウトするぞ」

神裂「減速したいときは、左!」グッ!

キキーーーーーーーッ!

リチャード「停止寸前まで減速してる」

神裂「私は超電磁砲と同じ轍は踏みませんよ。さて、ゆっくり曲がらせてもらいましょうか」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:17:13.19 ID:RVko62cK0
神裂「曲がり終わったらまた加速です!」

ギュルギュルギュルギュル!

神裂「コーナー前では減速!」

キィーーーーーーーッ!

神裂「そして安全に曲がる、と」

ジェレミー「何をやってるんだ彼女は! コーナーから子供が飛び出してくるとでも思っているのか!?」

リチャード「恐ろしい運転だ」

ジェームズ「彼女にロンドンの町での運転は無理だろうな」

禁書「とうま、かおりはロンドン在住だって教えてあげた方がいいんじゃ……」

上条「いや、やめておこうぜ。ジェームズたちを悲しませたくないしな」


ジェームズ《結局タイムは伸びず、3分02秒でした》


ジェレミー「なんだあの運転は! 遊園地にあるパンダの乗り物だってもう少しうまく走るぞ!」

神裂「うるっせぇんだよド素人が! 私だって頑張った、頑張ったんだよ!」

ジェレミー「ド素人はそっちだ! このピーーーーーーーーが!」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:21:41.43 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

ジェームズ《続いて我がチームの当麻きゅんが走ります。先ほどの車の不調は修理済みです》

上条「えーっと、ギアを上げるときは左足でクラッチを踏んで……」

ジェームズ「ストレートで加速するのは基本中の基本だ。コーナー前ではなるべく速度を落とさずアウト側から侵入、
       インをかすめるようにしてラインを取り、アウトに抜けるんだ。ブレーキを踏む時は、エンジン回転数を落とさないように、
       右足のつま先でブレーキ、かかとでアクセルを踏んで回転数を維持する。もちろんクラッチを踏んだ上でだ」

上条「えっと……はは、最大限、努力しますよ」

リチャード「キャプテンスローのサーキット講習会だ」

ジェレミー「自分でもできないことをよく人に要求できるな」


リチャード《ジェームズの説明がひと段落つくのを待って、ようやくスタートです》

リチャード「3,2,1、Go!」

ギュギュギュギュギュ!

上条「まずは低速ギアで加速を得て……速度が乗ってきたら高速ギア、だったっけ?」

上条「うおっ、もうコーナーだ! えーっと、速度を落として、アウト側からイン側に、ギアも動かすんだっけか。
    あれ、思ったより曲がってないぞ。間にあわない、っていうかやることが多すぎて……と、とりあえずブレーキ!」ガコンガコンガコン
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:26:10.35 ID:RVko62cK0
上条「なっ、なんだ、車が揺れ始めたぞ!」ドゥルン……

上条「と、止まってしまったんですが……どうされたのでせうか?」

リチャード「まさか、エンストした?」

ジェームズ「どうやらそうらしい」

上条「とりあえずエンジンをかけてみよう」キュキュキュ……ドゥルン!

上条「よし、気を取り直して出発だ!」


ジェームズ《しかしトーマはカーブのたびにエンストを起こします》


ジェレミー「これはニンジャガールよりひどいな」

神裂「私より、とはなんですか。まるで私が下手のような言い方はやめてください」

ジェレミー「えっ」

神裂「えっ」


ジェームズ《結局トーマは6分58秒でゴールしました》

上条「悪い、ジェームズ」

ジェームズ「気にするな、僕のタイムと1分しか違わないんだから大したものだよ」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:30:11.27 ID:RVko62cK0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

ジェレミー《そして最後はインチキシスターです》

禁書「それじゃあ行ってくるんだよ、スティグ」

上条「おいおい大丈夫か?」

禁書「大丈夫なんだよ、さっきスティグの運転を見せてもらったしね」

御坂「見せてもらったって……そんな一回見たくらいで……」

上条「あっ」

神裂「まさか……」


リチャード「3,2,1、Go!」

禁書「操作にどういう意味があるのかは分からないけど、スティグのやってた通りに動かせば間違いないんだよ」

ブオオオオオオオオオ

禁書「第一カーブ手前、ポールと車が並んだところを目印にして減速開始。左足をクラッチに、ギアを低速に落としつつハンドルを切る。いちばんインに近づくところで加速、脱出速度を高めるんだよ」

禁書「意味は分からないけど」


ところでキアの最速タイム保持者ってまだロンだっけ?
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:31:55.66 ID:W6xuKXaf0
一回の放送でキャメロンとトムクルーズに抜かれた
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:35:31.93 ID:RVko62cK0
>>89
マジで!?キャメロンつえー

ジェームズ「なんだ彼女は。スティグみたいな走りだ」

ジェレミー「ただの足手まといかと思ったら、なんてアクティブなシスターだ」

リチャード「可愛いだけじゃこの先生き残れないんだよ」

ジェレミー「世知辛いな。しかし一理ある。ニンジャガールの格好も、きっとキャラクターとしての生き残りをかけているんだろう」

神裂「え? いえ、別にそう言うつもりは……」

ジェレミー「キミも多少は個性を出した方がいいぞ」

御坂「え!? 私!?」

ジェームズ「いや、彼女は十分個性的だと思う」

御坂「本当!?」

ジェレミー「どこが」

ジェームズ「見ろ、彼女のソックス。だらしなく伸び弛んでいて、まるで皮膚病患者だ。
       病院の待合室に張ってあるポスターでよく見かけるよ、吐き気がする」

リチャード「まさか、まさかとは思うけれど、キミはこれがいいと思ってるの? 親切心から忠告しておくと、
       男性はその像の脚みたいなファッションに興奮したりはしないからね」

御坂「ちょっとぉ、そこのチビ、言ってくれんじゃないのよ……」ビリビリビリ
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:35:50.56 ID:jgP0UjZB0
やべえ すばらしい発想点だな
面白いわwww
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:37:56.74 ID:lPKrMAioO
他の二人がデカイだけで、ハムは別にチビじゃないwwwwwwww
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:40:08.58 ID:jgP0UjZB0
ハム「カミジョーよりでかいのにチビって言われたカナシス」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:41:21.32 ID:RVko62cK0
ジェレミー「平凡という点では、彼もなかなかのものだ」

上条「へ? いやいや、上条さんは平凡でいいんですよ。しがないレベル0の学生なんですから」

ジェレミー「ほら、電気ウナギと並んでみろ」

ジェレミー「どこからどう見たって完全無欠なありふれた学生カップルにしか見えない」

御坂「ちょっ! なんっ……///」

神裂「!?」

ジェレミー「どうぞお幸せに! 後は若い二人で勝手にやってくれ!」

神裂「ちょっ、ちょっと待ってください! 私ではだめなのですか!」

ジェレミー「ニンジャガール、何がダメかって?」

神裂「ですから! その……上条当麻と並ぶのが私ではだめなのかと……」

ジェレミー「もちろんだ。キミは個性が強すぎる」

リチャード「アメリカの荒野を馬に乗って駆けてそうなイメージだ。西部劇とチャンバラのクロスオーバー的な」

神裂「だったら、私も学生のような装いをすれば問題は……」

ジェレミー「ニンジャガール……いくら私でも度の過ぎた冗談には怒るぞ」


禁書「ゴールしたんだよ! って、あれ……ちょっとー! ゴールしたんだよー!」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:45:15.91 ID:RVko62cK0
リチャード《シスターのタイムは……3分ぐらいでしょう》


ジェレミー「平均タイムを出そう。まずはリチャードのチームからだが……リチャードは完走出来てない。平均を計算することはできないな」

ジェームズ「4位決定だ」

御坂「はあ!? じゃあ私は何のために走ったのよ!」

ジェレミー「次は私とニンジャガールだが……私は2分12秒、ニンジャガールは3分2秒。つまり平均は2分37秒」

ジェームズ「僕とトーマのチームは、5分44秒と6分58秒だから、平均で6分21秒だ」

リチャード「そんなに遅いタイムがあり得るのか!?」

ジェレミー「一番早かったのは、シスターとスティグのチームだな」

ジェームズ「1分48秒と3分だから……2分24秒だ」

禁書「ほんとはもっと速いんだよ! ひどいんだよ、一生懸命走ったのに!」


累計ポイント
1.禁書・スティグ(スイフトスポーツ)0+40=40
2.神裂・ジェレミー(プリウス)0+20=20
3.上条・ジェームズ(シビックタイプRユーロ)20+10=30
4.御坂・リチャード(G-wiz)30+0=30
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:46:39.79 ID:beM0V3lf0
スティグ△
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:48:41.94 ID:RVko62cK0
スタジオ

パチパチパチパチ

ジェレミー「気になる続きは番組の後半でお届けします」

ジェレミー「ところで、この企画が終わってから知ったんだが、どうやらニンジャガールは学園都市の学生ではなかったらしい」

リチャード「本当に!? じゃあなんであの場にいたんだ?」

ジェレミー「ただの目立ちたがりとしか思えない。彼女と組むくらいだったら、ホーキングと組んだ方がよっぽどましだった。
       彼なら車の運転にも慣れているだろうし」

ジェームズ「実は、僕が組んだトーマも、学園都市の中ではレベル0という無能力者で、学園都市最先端技術とは無縁らしい」

リチャード「不能者だって!?」

ジェームズ「不能じゃない、無能だ」

ジェレミー「驚いた、こっそり途中であっちの具合も確かめたのかと思った」


ジェレミー「さて、それではここで有名人レースの時間です」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:52:00.80 ID:RVko62cK0
ジェレミー「今回のゲストですが……イギリス人の皆さんならおなじみでしょう、彼女は神に最も近しい人物です。
       スタジオの中に十字教以外の宗派の人はいませんね? もしいたら今すぐ逃げてください。
       異端審問の名のもとに粛清されてしまいますよ。……OK、避難は済んだようです。
       それではご紹介しましょう、ローラ=スチュアート!」

ローラ「よしなに、よしなに」

ジェレミー「ようこそローラ、どうぞ掛けて」

ジェレミー「あなたはイギリス清教のトップとして日々活躍されていますね、お忙しいでしょう?」

ローラ「そのようなことはなきなりなのよ、有能なる部下が数多ありけるゆえにね」

ジェレミー「あなたの修道服は変わってますね、まるでジェームズのシャツみたいなセンスだ。自分で選んでるの?」

ローラ「ジェ、ジェームズのセンスには遠くおよばざりけることよ」ピキピキ

ジェレミー「修道服は何色でもOK? 例えば黄緑色とか、ライラックブルーとか。5色そろえて修道戦隊を作ってもいい?」

ローラ「ジェレミーは何色がお好みで? 御要望があれば御作りして献上いたしましょう」

ジェレミー「いや、結構。だって修道院にはスポーツカーの乗り入れは禁止でしょう? それともマリア像の周りでドリフトしても怒らない?」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 02:58:10.90 ID:RVko62cK0
ローラ「面白き事を言うのね、ジェレミー」

ジェレミー「パワースライドでぜひとも教会脇を抜けたいんだけれど、許可してくれる?」

ローラ「ええ、ぶ、ぶつけなければ……」ピキピキ

ジェレミー「本当に? 聞きましたか皆さん! 教会内は走行自由、最大教主のお墨付きです。明日からは思う存分走り込みましょう!」

ジェレミー「さっそく私も明日、DBSで走りに行こう。もしよかったら、隣に乗せてあげてもいい」

HAHAHAHAHA

ジェレミー「ところで、その綺麗な長い髪だけれど」

ローラ「ふふ、それほどでもありけりよ」

ジェレミー「前から気になっていたことがあるんだが、トイレの時、間違ってウンチがついちゃったりはしないの? 便器の中に入っちゃったりとか」

ローラ「そのようなこと、あろうはずも無きことよ!」

ジェレミー「そう? 一度くらいありそうだが……」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:02:05.54 ID:RVko62cK0
ジェレミー「それにしても、そんなに長いと洗う時に大変でしょう?」

ローラ「それほどでもなきなりよ、それに、この長い髪はいざというときに身を守りたもう武具にもなりうるのよ」

ジェレミー「なるほど、それで相手を絞め殺すんだな」

ローラ「それが可能かどうか、今実演しても構わないのだけれど」

ジェレミー「勘弁してくれ。長い髪をくっつけて家に帰ったら、妻に怒られる」

ローラ「それならなおのことよ、一本差し上げましょう」プチン

ジェレミー「No! やめてくれ!」

ローラ「それほどに奥方がおそろしくて?」

ジェレミー「そんなに長いと十分に洗いきれてなくて臭いがしそうなんだ!」

ローラ「」ガタッ

ジェレミー「OH! 神の鉄槌だ! イギリス人のみなさん!
       神様はひどく個人的な感情で怒り出すようですよ、教会との付き合い方を考えたほうがいい!」

ローラ「くっ……」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:03:57.51 ID:lPKrMAioO
完全におちょくってるwwwwwwwww
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:06:07.50 ID:fqGVQJAZ0
日本じゃ総理大臣がゲストのようなもんだぞこれwwwww
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:06:18.21 ID:RVko62cK0
ジェレミー「さて、そろそろレースの話題に移ろう」

ジェレミー「恐らく生まれて初めてのサーキットだったんじゃないかと思うけれど、どうだった?」

ローラ「自動車の運転とは楽しきことね、スティグもいと丁寧に教えてくれたもうたわ」

ジェレミー「怖くはなかった?」

ローラ「かのような楽しさに比すれば、恐怖などはあまりに瑣末なことよ」

ジェレミー「(スタジオに向けて)皆さん、ローラの走りを見たい?」

スタジオ「YEAH!」

ジェレミー「それでは早速見てみましょう」


VTRスタート

ジェレミー「スタートはタイヤの力を路面に余すことなく伝えた無駄のないスタート。分かりやすく言えば、トロいスタートです」

ローラ(VTR)『さあ、お進みなさいな』ノロノロノロ

ジェレミー「まさかギアを上げてないの?」

ローラ「ギア、とは?」

ジェレミー「スティグは何を教えていたのでしょうか。まさか彼女のたれ気味の胸に見とれていたのでは?
       彼がこんなババア趣味とはがっかりです」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:10:19.10 ID:RVko62cK0
ジェレミー「ハンマーヘッドはどうだ!? といっても膨らみようがないスピードですが……」

ローラ(VTR)『あ、あら!? ハンドルの回し具合が足りなかったかしら!? コースを外れてしまうわ……』

ジェレミー「まさかの事態です。1速のくせに、ラインを大きく超えてハンマーヘッドを抜けました。
       こんな運転見たことがない! ここでもギアは1速?」

ローラ「ギアとは何をさしたる言葉なのか、説明していただけません?」

ジェレミー「さあ、ギアを知らない彼女の操るキアは最大トルクでタイヤ脇を抜けます!」

ローラ(VTR)『あんなところにタイヤが……ぶつかりでもしたら取り返しのつかぬことよ、げに恐ろきことね。
         ここはスピードは出さぬが吉よ』

ジェレミー「まさかの減速です! これならおばあちゃんが急に飛び出してきても安心だ。タイヤはもちろん揺れもしません!」

ジェレミー「さあガンボンだ……ここで大きくグリーンに乗り上げた!」

ローラ(VTR)『あら、コース脇にスティグがいるわ。スティグー、いかがかしら。
         あなたに教わった通りに運転できたもうたかしら? スティグ、今そちらに向かいましょう』

ジェレミー「ローラはスティグの方へ一直線に進んで行くぞ! スティーグ! 逃げろスティグ!!
       何はともあれスティグを引き殺しそうになりながらゴール!」

パチパチパチパチ
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:14:07.01 ID:RVko62cK0
ジェレミー「史上まれにみる運転テクニックだった」

ローラ「そのような称賛の言葉を浴びせられてはてれてしまうわ」

ジェレミー「自分ではタイムはどれくらいだったと思う?」

ローラ「そうね……今までの記録は打ち破りしものと自負しているわ」

ジェレミー「つまりトップと?」

ローラ「最大教主たるこのローラ=スチュアートをもってすれば至極たやすきことよ」

ジェレミー「それではタイムを発表しましょう……ローラ=スチュアート、あなたのタイムは……」

ローラ「ドキドキ」

ジェレミー「あー……かつてない記録の誕生に、私も興奮している」

ローラ「ワクワク」

ジェレミー「タイムは……」

ローラ「フフン」

ジェレミー「10:22:30」

ローラ「YES! ……って、え?」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:19:01.23 ID:RVko62cK0
ジェレミー「過去最低記録の誕生です!」

ワーワーパチパチパチパチ

ローラ「ジェジェジェジェジェレミー……? それは何かの間違いでは? この最大教主が……」

ローラ「ストップウォッチの桁をひとつ読み違えたのではなくて? さもありなん、さすれば正しくは1:02:23、新記録となりけるのよ」

ジェレミー「残念だが、ローラ、キミの位置は……ここだ」ペタッ

ローラ「そんなパネルの最下部に張り付けたもうとは何たる非礼!」

ジェレミー「この記録は永劫打ち破られることはないだろうからね、この位置で丁度いい。
       おっと失礼、あまりに低いのでつま先がキミの名前にぶつかってしまった」ドガッ

ローラ「……」ピキピキ

ジェレミー「最大教主サマよー、罪深き私をその広い御心で許してくださーい」ニヤニヤ

ローラ「え……ええ……許しましょう……」ギリギリギリ

ジェレミー「そう、よかった。今日は話せてうれしかったよ。そして新記録の樹立おめでとう」

ジェレミー「ローラ=スチュアートでした!」

パチパチパチパチ
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:23:21.14 ID:RVko62cK0
ジェームズ「さて、学園都市での対抗戦も後半です」

リチャード「第3の指令を受けた僕たちは、各自自動車を駆り、熾烈な争いを繰り広げます」



再び学園都市

ジェレミー「さて諸君、第三の指令だ……『ここにくじが大量に入った箱が4つあります。各チーム一つずつこの箱を持ち、
       くじを引いてください。くじにはそれぞれ課題が書いてあるので、それをクリアしてもらいます』」

リチャード「どういうこと?」

ジェレミー「試しにくじをひとつ引いてみよう……あー、これにはこう書いてある『セブンスミストでTシャツを購入する』」

上条「なるほど、その場合は、セブンスミストに行ってTシャツを買えばクリアってわけか」

ジェレミー「指令には続きがあるぞ、『課題をクリアしたらもう一度くじを引き、新たな課題に挑戦します。
       時間制限は二時間です。こなした課題数×10ポイントを付与します』」


ジェレミー《早速車に乗り込み、出発です》
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:27:19.18 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー「ニンジャガール、早速くじを引いてくれ。簡単そうなのを頼むぞ」

神裂「任せてください、それでは……」

神裂(神の加護による幸運で……これですっ!)ゴソゴソ

上条「なあ神裂、お前のところはどんな指令だった?」ポン

神裂「ちょっ……上条当麻!? 今肩にふれられては……くじを引いてしまったじゃないですか!」

上条「なに言ってんだ? くじは引くもんだろ?」

ジェームズ「トーマ! 僕たちも出発しよう」

上条「ああ、悪い悪い。じゃあな神裂。お互い頑張ろうぜ」

タッタッタッタッ

ジェレミー「どうした、ニンジャガール。早く開けて中を見るんだ」

神裂「……えーとですね」

神裂「『今までの課題で汚れてしまった車を洗車しましょう。とはいえ時間がないので洗車機で、車に乗ったまま行うこと』……なんだ、簡単そうじゃないで……す、か……」

ジェレミー「洗車だと? この、プリウスオープンセダンで洗車? どこが簡単なんだ!」

神裂「上条当麻ァ……!」ギリギリ
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:30:45.05 ID:beM0V3lf0
車内水浸しじゃねーかww
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:31:06.59 ID:RVko62cK0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

リチャード「君が引いてくれ」

御坂「そう? じゃあ遠慮なく……『パワースライドでポール5本をなぎ倒します。成功するまで続けましょう。
   第二学区のサーキット場に用意してあるのでそこへ向かってください』……第二学区のサーキットってここよね?」

御坂「あ、あそこに白衣の人が立ってるわ。きっとあれね。ところで、パワースライドってなに? ドア?」

リチャード「後輪を滑らせて曲がるテクニックだ、大丈夫、僕がやればすぐにクリアできる……って」

リチャード「忘れてた! この車はキミ専用だ!」


=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

上条「さーて、上条さんたちはっと……(ゴソゴソ)……『一番近い駅へ向かい、やってきた電車と駅一区間分の距離で競争します。
    勝利すれば課題クリア、敗北した場合も新たにくじを引いてください』」

ジェームズ「電車との対決は慣れてるよ」

上条「本当か? それは頼もしいぜ。さっそく駅に行こう。こっから一番近い駅は……っと」

カーナビ『案内を開始するわ。こっ、この御坂美琴様があんたの道案内なんて、ありがたいと思いなさいよ! と……とぅ……ま///』

上条「ビッ、ビリビリ!? いつのまにこんないたずらを……」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:35:03.69 ID:RVko62cK0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

禁書「それじゃあスティグ、私がくじを引くんだよ! んーとね、『生卵を購入し、アンチスキルの車両にぶつけましょう。
    逃げ切れれば課題クリアです』だって!」

スティグ「       」

禁書「わわ、もう用意しておいてくれてるの? さすがスティグなんだよ、
    さっそくアンチスキルの車にぶつけに行くんだよ!」

禁書「でももったいないから、一個食べたいかも」コツン、ジュルッズズズズジュルジュルジュルウマイッ!
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:41:38.62 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー「洗車機の水は冷たいな、ニンジャガール」

神裂「そうですね、ジェレミー」

バシャバシャバシャバシャ

ジェレミー「洗剤が目にしみるな、ニンジャガール」

神裂「そうですね、ジェレミー」

ジャバジャバジャバジャバ

ジェレミー「あえて聞くが……なぜルーフを斬り飛ばしたんだ、ニンジャガール」

神裂「すみません、ついカッとなって」

ジェレミー「私もついカッとなって、キミの息の根を止めてしまいそうだ」

ウイイィィィン……

ジェレミー「いよいよブラシが降りてきたぞ……NO! ブッ、ブラシが頭に当たる!これは思った以上に痛いぞ! 育毛効果がありそうだ!」

神裂「髪の毛が巻き込まれました! ちょっ、待っ……洒落になりませんよちょっとおおお!? うっぷっ! ゲホゲホッ」

バババババババババ……
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:45:32.18 ID:RVko62cK0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

リチャード「いいかい、まずコーナー直前で思いっきりハンドルを切って、更にアクセルを踏み込むことで車の方向を無理やり換えるんだ」

御坂「いや、ハンドルとか言われても無くなっちゃってるし……」

リチャード「何でなくしたんだ! せめてハンドルが付いていれば僕が運転できたのに!」

御坂「うっさいわね! その場の勢いに任せてやっちゃったのよ! あんただってあるでしょ、そういうこと」

リチャード「なんだと! ……ああ、しょっちゅうある」

御坂「とりあえずどういう動きするかは分かったわ。あとは練習しかないんじゃない?」

リチャード「(カメラに向かって)この課題、クリアできそうもない」ボソッ
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 03:51:15.23 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

ジェームズ《リチャードが苦戦している間、僕たちは駅へと向かいます》

ジェームズ「見えたぞ、あれが駅だな」

カーナビ『次の信号を左折よ』

ジェームズ「いや、ここは直進で次を左折した方がいい」

上条「そうなのか?」

ジェームズ「任せておけ」

カーナビ『ちょっ、ルート外れたわよ!? まったく、しょうがないわね、再探索してあげるわ。感謝しなさい』
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:00:59.17 ID:RVko62cK0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

禁書「あっ、アンチスキルの車なんだよ。スティグ、あの車の前に入れる?」

スティグ「       」

禁書「ばっちりなんだよ、よーし、窓を開けて、と……」


黄泉川「なんだぁ、あのガキ……箱乗りなんかしてあぶねーじゃん。スピーカーで注意してやるじゃん」

黄泉川『おーい、そこの箱乗りしてるやつ、危ないからやめるじゃん!』

禁書「さー、いくんだよ! とう! とりゃ! はっ!」

ベシャッ! グチャッ! パチャッ! カチャッ!

黄泉川「なっ……生卵!? 何のつもりだあのガキ……とっ捕まえて折檻じゃん!」

黄泉川『止まれえええええええそこのスイフト!』

禁書「うわっ、怒ったんだよ! スティグ、あとよろしく!」

スティグ「         」

ブオオオオオオオオ!

黄泉川「アンチスキルから逃げ切れるわけないじゃん……全車両に通達! 車体に御札を張り付けたスイフトを全力で確保じゃん!」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:07:35.77 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー《洗車のおかげで車体は綺麗になりましたが、内装は当然水浸し、私たちも全身ずぶぬれです》

ジェレミー「ようやく……終わった……」グッショリ

神裂「死ぬかと思いました……死ぬかと思いました……」ポタポタ

ジェレミー「電気系統が逝ったんじゃないか? いや……動くぞ! 奇跡だ!」

神裂「あなたは元気ですね、ジェレミー……」

ジェレミー《しかし、体を休める間もなく次のくじを引きます》

ジェレミー「今度は私が引くぞ……(ゴソゴソ)……もうニンジャガールには任せられない」

神裂「どうぞご自由に」

ジェレミー「あー……」

ジェレミー「ニンジャガール、先に謝っておく」

神裂「……どんな指令ですか?」

ジェレミー「『学園都市にある低温研究施設に行き、マイナス30℃でエンジンがかかるかテストします。
       エンジンがかかればクリア、かからなくても新たにくじを引いてください』」

神裂「……」

神裂「こんなにも言葉にしがたい憤りを感じたのは生まれて初めてですよ」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:13:13.58 ID:RVko62cK0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

御坂「とおおおおりゃあああああああああ!」

キキィーーーーーーーーッ

御坂「って、うああああっ!?」

リチャード「逃げろ! 横転するぞ!」

ドシャアアアアッ!

御坂「いったたたた……ってか、なんであんただけ遠くに逃げてんのよ!」

リチャード「仕方ないだろ、それとも横転しそうなG-wizを受け止めろっていうの!?」

リチャード「せめてラジコン機能をつけておくべきだったね、それなら僕が操作で来た」

御坂「あー、はいはいそうですねー。って……ん?」

御坂「あんた、たまにはいいこと言うじゃない! ちょちょちょっと終わらせちゃいましょ」ビリビリビリッ

ブイィィーーーーン

リチャード「G-wizが勝手に走りだした!?」

御坂「よく考えたら、別に車に乗ってる必要もないのよね。こっちの方が感覚つかみやすいし、怪我しないから思いっきりいけるってわけ!」

御坂「よっしゃー! いっくわよーー!!」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:18:28.41 ID:RVko62cK0
リチャード《ここで、番組からおやつの差し入れです》

御坂「あんた何勝手に一人で食べようとしてんのよ!」

リチャード「やることがないんだ。君の分も責任もって食べておくから安心して」ガサガサゴソゴソ

リチャード「……これは……」ゾゾゾゾゾゾゾ

御坂「あ、シラスじゃない。なんでシラスなんだろ……第二学区は神奈川の隣だからかしら?」

リチャード「……」ゴクリ

御坂「……どうかした?」

リチャード「いや……いいからキミは課題のクリアに専念してくれ」

御坂「……あんた、もしかして、魚ダメなの? ふぅ?ん」

リチャード「そん、だっ……」

御坂「リチャード、そういえばさっきなんて言ってたっけ? 私の分も責任もって……なんだったっけぇ?
    いいわよー、食べても。どうぞどうぞ」

リチャード「だって、考えてもみてよ! 魚の死体がこんなにたくさんうじゃうじゃ湧いてるんだぞ? これを食べるって?
       目玉も、骨も、内臓も、消化途中のウンチも、丸ごと食べることになるんだよ?」

御坂「……いや、ごめん。もう聞きたくないからあんた黙って? 私が悪かったってことでいいから。それ以上言ったら
    シラスを鼻の穴に詰め込むわよ」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:22:06.08 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

上条「あのー、ジェームズさん? なんだか駅から遠ざかっている気がするのですが」

ジェームズ「心配ない。電車の到着時間に合わせるよう遠回りしているだけだ」

上条「いえ、言ってるそばから電車が来ちゃったんですが……あ、行っちゃった」

ジェームズ「ここを曲がれば大丈夫だ……進入禁止だったか。Sorry、sorry」

カーナビ『だから! 次の信号で転回しなさいっつってんでしょ!』

ジェームズ「いや、ここは直進で……言うとおりにしよう」



>>136
あった。その時もハムがG?wizをラジコンにしてて、御坂のはそれのオマージュ(キリッです
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:28:28.27 ID:RVko62cK0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

禁書「うわー! 凄いんだよスティグ! 後ろにアンチスキルの車が三台も並んでるんだよ!」

黄泉川『とおおまあああれえええっつってんじゃああああああああん!!』

禁書「あはは、怒鳴ってる怒鳴ってる……ってスティグ! 反対車線走ってるんだよ!?」

スティグ「      」

禁書「ひいっ、ぶつかるっ! うわっ! わひっ! す、凄いテクニックなんだよ! まるで映画みたい……でも、もうちょっとゆっくり走ってほしいかも……」

黄泉川「うわっ、マジかよ、命知らずじゃん……ええい、負けてられないじゃん!」


スティグ「      」

禁書「え? スティグ、何? タマゴ? ぶつければいいの?」

禁書「えいっ、えいっ」

ガシャッ! グチャッ!

黄泉川「また卵!? ……って、やばっ、視界が……」

キキイイイイイッ! ドン! ドガシャアアァ!

禁書「うわ、凄い玉突き事故なんだよ。巻き込まれた人たち、かわいそうかも」

禁書「とにかく、今がチャンスなんだよ、逃げよ、スティグ」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:34:41.85 ID:RVko62cK0
=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー《ここは学園都市にある低温研究施設です。洗車を終えた私たちは、続いてマイナス30℃の酷寒地獄へと向かいます》

ジェレミー《寒さのため、一向にテンションが上がりません》

神裂「見てください、ジェレミー」ガチガチガチ

ジェレミー「なんだ、ニンジャガール」ブルブルブル

神裂「濡れたままにしていたポニーテールが凍りました」ガチガチガチ

ジェレミー「それはすごい。釘が打てるか試してみたいな」ブルブルブル

神裂「少なくとも、これであなたを殴ることはできますよ」バシッ

ジェレミー「ポニーテールで殴られるとは貴重な体験だ」ブルブルブル

神裂「今、何℃ですか」ガチガチガチ

ジェレミー「マイナス23℃」ブルブルブル

神裂「ジェレミー」ガチガチガチ

ジェレミー「なんだ」ブルブルブル

神裂「今、あなたのぜい肉が心底うらやましいですよ」ガチガチガチ
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:41:17.26 ID:RVko62cK0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

御坂「よっしゃあああ! 倒したぁ! 倒したわよっ!」

リチャード《電気少女ミサカの活躍により、僕たちのチームもようやく課題を一つクリアです》

御坂「そんじゃ次のくじはっと……何々? 『セブンスミストでTシャツを購入しましょう』 やったわ! 楽勝ね!」

リチャード「セブンスミストって?」

御坂「んー、洋服屋さんよ。私たちもよく行くわ。若者向けの服が結構……って」

リチャード「……」

御坂「ププププ……あんたはちょーっと場違いかもね」

リチャード「僕は行かない」

御坂「冗談よ冗談、そんな真に受けてんじゃ……」

リチャード「違う! こんなイカれた色のG-wizなんかに乗って買い物なんかいけるもんか! いい笑い者だ!」

御坂「はあ!? いいじゃない、G-wizバカにすんな! コンパクトで可愛いし、駐車だって簡単なのよ!」

リチャード「そんなのどうでもいい。ただひとつ問題なのは、この車が致命的に『ダサい』ってこと」

御坂「なんですってぇ?……言ってくれるじゃない」

リチャード「何度でも言うね、ダサいダサいダサいダサいダサいダサいダサいダサいダサいダサいダサいダサい!!!」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:46:45.82 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

ジェームズ《少々のトラブルはありましたが、それほどの混乱もなく駅に到着しました》

上条「なんだ? やけに混んでるな……? それに、電車が止まってるぞ?」

ジェームズ「あの電光掲示板に何か書いてある」

上条「なっ……人身事故のため、全線運休中……復旧の見通しは立たず、って……不幸だあぁぁーーーーーーっ!」

ジェームズ《しかし焦っても仕方ありません。マグロが回収されるまでの間、僕たちはナビで遊びます》

ジェームズ「生の肉声じゃなくても大丈夫なのかな?」

上条「ジェームズ、それは?」

ジェームズ「スティグに借りたブブゼラのCDだ」

上条「いやー、さすがにそれは無理なんじゃないか? 人間の声じゃないといくら学園都市でも……」

カーナビ
『ブブブーブォォオブオーブブォーブーブー
ブォ / ̄?ーブーブーブブーンブォーオ 
ンー|  ^o^|∩==<! プォープォーブブー
ブォ ?_/| | ブーブブーブォーーー
ォー _| |__| | ブォーーブブブープォー
 ー|    _| ォーブーーーブブォーブ
ブォ| |   | ブォーブーブーブーンブー 』
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 04:51:51.04 ID:RVko62cK0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

禁書「さて、次のくじを引くんだよ……えーっとね、『車で二人羽織りをします。一人は目隠しをして運転席にすわり、
   もう一人が助手席から出す指示に従って運転します。目的地は自由ですが5km以上走行してください』
   なるほど! じゃあ私が助手席でスティグが運転なら……」

禁書「ん? 続きがあるんだよ?」

禁書「『このくじを引いた人が運転席に座ること』」

禁書「」

スティグ「       」



=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

ジェレミー「なんだか、私たちだけがやたらと過酷な課題をこなしている気がするんだが」ガクガクブルブル

神裂「同感です。無性に腹が立ってきました」ガクガクブルブル

ジェレミー《なにはともあれ、二個目の課題もクリアしました。温かい外の世界に出て、次のくじを引きます》

ジェレミー「ニンジャガール、今度こそ頼むぞ」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:01:10.40 ID:RVko62cK0
神裂「善処しますが……もしおもわしくない結果でも責めないでもらえますか?」

ジェレミー「それとこれとは話が別だ」

神裂「はあ……(ゴソゴソ)……今度こそ、これです!」

神裂「『ハンバーガーショップに行き、ドライブスルーで注文して腹ごしらえをしましょう』 やりましたよジェレミー! これなら身の危険はありません!」

ジェレミー「YES! YESYES!! 素晴らしいぞニンジャガール! さあ早速出発だ!」

神裂「ええ、行きましょう!」

ジェレミー「GOGO!」

ブロロロロロ……

神裂「ところでジェレミー、手に持っているそれはなんですか?」

ジェレミー「分からないが、さっき入った冷蔵室の中に落ちていたので拾ってきた」

神裂「なんだか肉片みたいじゃないですか、勝手に変なものを拾わないでください」

ジェレミー「ずっと思っていたことがあるんだが、きみは私の母親か!? いちいちいちいち文句ばかり……」

垣根(なんだこいつら……変な奴に拾われちまったぞ……)
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:04:13.52 ID:RVko62cK0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

御坂「あのビルがセブンスミストよ……っと、赤信号ね」


寮監「あれは……御坂!?」

寮監「おい、そこの変態色したG-wiz」

御坂「げっ!? 寮監! なんでここに……」

リチャード「このおばさん知り合い?」

寮監「御坂、貴様はまだ中学二年生だろう? それが自動車の運転とは一体どういうつもりだ?」

御坂「いえそのあのこれはですねー、えーっと……」

御坂(ちょっ、何とかしなさいよリチャード!)

リチャード「あー……ちょっと失礼。彼女は自動車の運転なんてしてないよ」

寮監「はあ? 何を言っているんだ、というか貴様は何者だ」

リチャード「そのー、これは、そう、高齢者が乗っている電動カートと同じさ。その証拠に、
       色はお婆さんの好きそうな紫だ。あなたも好きでしょ? 車内を見てよ、アクセルもなければブレーキもない。
       ハンドルすらついてない。これじゃあとても車とは呼べない。
       そもそもこんなダサいデザインの車なんて許されるわけがない」

御坂「ちょっとあんた今ダサいって……」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:07:16.27 ID:RVko62cK0
リチャード「つまりこれは車じゃないんだ。車じゃないなら中二の彼女が乗っていても問題ないだろう?」

御坂(バカじゃないの!? そんな理屈通じるわけ……)

寮監「……なるほど」

御坂(って、いいんかい!)

寮監「確かにこんなデザインの車があるわけがないな。よし、なら車の件は不問としてやろう。
   ところで御坂、貴様はこの外人と何をしていた?」

御坂「へ? 何って……」

寮監「こんな中年の外人と車……いや、電動カートに乗って出かけるとはどういうつもりだ?」

御坂「えっとですね……」

寮監「まさか、いかがわしい行為に及ぼうとしていたのではあるまいな?」

御坂「まっさかー! あははは、そんなことあるわけないじゃないですかー、もー。私はただ、
    この人と一緒にTシャツを買おうと思って」

寮監「こんな中年男とTシャツを買うだと!? それは男女交際に関連してのことか?」

寮監「常盤台の超電磁砲ともあろう者が何を考えている!? 御坂、ちょっと降りて話を聞かせてもらおうか」

御坂「えーっと、えーっと……今はそれどころじゃないっていうか、話すとややこしくなるっていうか……」

寮監「どうした御坂、早く降りろ」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:08:54.76 ID:RVko62cK0
御坂「えーっと……その……またあとでっ!!」

ギュルギュルギュルギュル!

ブイイイイイィィィーーー……ン

リチャード「おい、目的地から遠ざかっているぞ!?」

御坂「仕方ないじゃないの! なんでこんなところに寮監がいるのよ!」



=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

カーナビ(天使ちゃん)『案内を開始するわ。目的地まで約10km、20分くらいかかりそう。大丈夫よ、落ち着いて』

カーナビ(クド)『次の信号を右折なのですよ! わふーー!』

カーナビ(イカ娘)『間もなく左方向でゲソ。その先すぐに右方向でゲソ』

ジェームズ《カーナビの機能で遊んでいると、やがてトーマがあることに気付きます》

上条「おっ、ジェームズ、電車が動き出したみたいだぜ」

ジェームズ「ようやく出番か。では早速向かおう。心配するな、まだ3時だ」

カーナビ『ルートを間違えたんじゃなイカ? 再探索してやるでゲソ』
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:11:00.56 ID:RVko62cK0
=禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ=

禁書「目隠しをしたのはいいんだけれど……スティグは喋ってくれないんだよ……」

スティグ「    」

禁書「ねーねースティグー、その……言いづらいんだけど……カメラを止めればちょこっと喋ってくれたりしないのかな?」

スティグ「    」ガッ

禁書「うあああごめんごめんごめんなさいなんだよ! もう言わないから許して! 胸倉つかむのやめてほしいんだよ!」

禁書「し、仕方ないから勘で走るしかないんだよ。怖いけど……仕方ないんだよ」

ブロロロロ

「おいィ! 信号赤じゃねェかこのノータリンがァ! ぶち殺しちまいますよォ!?」

禁書「ひぃっ、ごめんなさいなんだよ! で、でも進むしかないんだよ!」

ブオオオオオオ

「まったく、そうぞうしいですわね。このわたくしを常盤台のエー……げひゃあああっ!」

「危ない、あと一瞬遅かったら。引き殺されてるところだった」

禁書「うあああああああ」
149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:14:04.76 ID:RVko62cK0
プップー!

禁書「クラクションならされても困るんだよ! ひいいいいいい!」

キュルキュルキュルキュル!

禁書「あ、あれ? ハンドルが勝手に回ったんだよ……スティグ? え、違う? ってことは……」

禁書「あっ……そっか、車に張った交通安全の護符が効力を発揮したんだよ!」

禁書「そうと分かればもう怖いものなしかも! アクセル全開でぶっ飛ばすんだよ!」ブオオオオオオオオオ!

ヒイィィィ! ニゲロー! コロサレルー!


=神裂・ジェレミー…車種:プリウス=

神裂「ひとつ大切なことを忘れていました」

ジェレミー「ああ、そのようだ」

神裂「このプリウスでドライブスルーに入るのは……少々恥ずかしい」

ジェレミー「サムライニンジャガール、私はハンバーガー2個とポテトLサイズ、飲み物は紅茶で注文しておいてくれ」

神裂「ちょっとジェレミー! 何自分だけ降りようとしているんですか、行かせませんよ」ガッ

ジェレミー《私の逃走は失敗、大人しくニンジャガールの運転でドライブスルーへと入りました》
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:15:49.05 ID:RVko62cK0
ハンバーガー店内

佐天「ありがとうございましたー……ふう、一日体験とはいえ、労働って思ってたより大変だねー、初春」

初春「そうですねー、あ、ドライブスルーにお客さんですよ。モニターに映って……ぶほおっ!」

佐天「ちょっと初春!? 一体……ぶはっ! 何これちょっと!? びしょぬれで震えてる中年太りの外人と、
    スタイル抜群だけどやけに露出の多い日本刀持ったお姉さん……どういう組み合わせ?」

初春「しかも乗ってる車は原形ないくらい滅茶苦茶ですよ。pimp my rideに応募できますね」

佐天「いや、それは別の番組だから。そもそも国からして違うし……って、私何言ってんだろ」

佐天「初春、とにかくマイクに向かってしゃべらないと」

初春「あ、そうですね……いらっしゃ……ぷぷぷっ……げふっ、げふんげふん……失礼しました、い、いらっしゃいませー……」



店外

初春『いらっしゃ……ぷぷぷっ……げふっ、げふんげふん……失礼しました、い、いらっしゃいませー……』

神裂「注文をお願いしたいのですが……ハンバーガーを3個と、ポテトのLをひとつにMをひとつ、ホットの紅茶を二つ……以上で」

初春『はぁい……ご、ごひゅ、御注文を繰り返させて、い、いただきます……クスクス』

神裂「なんだか声が震えていますね、大丈夫でしょうか」

初春「お、お待たせしっ……」プルプルプル
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:18:59.07 ID:RVko62cK0
佐天(ちょっと初春)ギュッ

初春(ひゃいっ! ささ佐天さん、おしおしお尻つねらないでくださいよ!)

佐天(いくらなんでもお客さんの前で笑っちゃだめでしょ)

初春(だ、だってー……)

佐天(私が代わるから初春は引っ込んでて!)

佐天「すみませーん、お待たせしましたー、こちらお品物になります。お会計1029円になります」

神裂「ジェレミー、小銭ありますか」

ジェレミー「ポンドで良ければ」

神裂「良いわけないでしょうが!」

神裂「えーっと、1029円でしたか……って、ちょっと待ってください。えーっと……えーっと、その、あのですね……」

初春(まさか)

佐天(お金が足りない!?)

初春(ぷぷっ……くすくすくす……)

佐天(初春!?)
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:20:18.63 ID:RVko62cK0
初春(だって、こんなみすぼらしい格好で、ぼろぼろの車に乗って、しかもお金がないなんて……これで笑うなっていうのが無理ですよ……)

初春(も……ダメです)

初春「くすっ……」

神裂・ジェレミー「?」

初春「ぷぷっ……、くはは、あっははははは! はっはっはっはっはっは! あーっはっはっはっはっは!」

佐天「ちょっ、ダメだって……初春……私も釣られて……わら、っちゃう……」

佐天「どぅふっ……ははっ……ははは、はーっはっはっは! あっはっはっはっは!」

神裂「……あの……あっ、こんなところに100円玉が落ちてましたよ! 助かりました!」

垣根(ったく、未現物質で作ってやった100円だ。なんかしらねーが世話が焼けるぜ)

ジェレミー「この肉、ハンバーガーに挟めば食べられそうだな」



=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

リチャード「もう時間がないぞ」

御坂「分かってるわよ、そんなこと! ま、まあこれくらい時間稼げば大丈夫よね? じゃあセブンスミストに戻りましょ」

御坂「とりあえず路肩に止めて、すぐに買って出るわよ! こんな危険地帯、一刻も早くおさらばしなきゃ」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:22:36.45 ID:RVko62cK0
ウィーン イラッシャーセー

御坂「もうTシャツなら何でもいいわ。適当に……えらん……で……」

リチャード「なに、このカエルのマスコットは」

御坂「ゲコ太ああああああ!」

御坂「うああああああゲコ太グッズがいっぱい! うあああああああああなによゲコ太フェアって!
    うああああああTシャツもあるじゃないうあああああ! デザイン色々で選べる12種類!?
    ちょっとー、迷っちゃうじゃない! あばばばば」

リチャード「適当に選んで出るんじゃ……」

御坂「うっさいちょっと黙って! あー、どれにしようかしら。これ? やっぱりこっち? いやいやこれも捨てがたい……」

リチャード「いいから早く選べよ!」

御坂「はあ!? あんたぶっ殺すわよ? ゲコ太のTシャツはね、そんなに適当に選んでいいようなものじゃないっつーの!」

リチャード「分かった、分かったよ。じゃあ12種類全部買えばいいだろ。僕が買ってやるから、それで次の課題に移ろう」

御坂「え!? 良いの!?」

リチャード「だから早く……」

御坂「いやったーー!! だったらその分浮いたお金で別のグッズが買えるじゃない!
    あー、どれにしようかなー! あっ、このマグカップ可愛い」
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:24:46.58 ID:fqGVQJAZ0
能力はありなのに魔術は使っちゃいけないのか
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 05:28:53.27 ID:DBBsGB110
楽しすぎるwwwwww
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:00:21.92 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

ジェームズ《ついに電車との勝負を始めた僕たちですが、途中で問題が発生しました》

ジェームズ「この道はどっちだ?」

上条「ジェームズ、少しはナビの言うことも……」

ジェームズ「ナビは分かりやすい道を優先的に選ぶからダメだ。電車に勝つには最短ルートで行かないと」

イカーナビ『いい加減にしなイカ! 案内を無視するなでゲソ!』

ジェームズ《それから10分後、ようやく僕たちは次の駅にたどり着けました》

ジェームズ「さすがに電車はもう行ってしまったか」

上条「だろうなぁ。電車なら5分でついちゃう距離だからな?。あーあ、これだけ時間かけて、結局ひとつ目の課題もクリアならず、か」



しまった>>147のジェームズのセリフ一部修正
ジェームズ「ようやく出番か。では早速向かおう。心配するな、まだ3時だ」

ジェームズ「ようやく出番か。では早速向かおう」
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:04:06.44 ID:RVko62cK0
ジェームズ《その時、電車が駅に入ってきました》

ジェームズ「トーマ、あれはさっき僕たちと勝負していた電車じゃないか?」

上条「え? 違う違う、あれは別の路線だぜ? 見てみろよ、ボディのラインの色が……」

ジェームズ「そうだ、そうに違いない。やはり僕たちの方が速かった」

上条「えっと……ジェームズさん……?」

ジェームズ《そう言うわけで、我々もついに課題を一つクリアしました》

ジェームズ《とはいえ、もう時間がありません。次の課題で最後になるでしょう》

上条「それじゃあ引くぜ……えーっと、『ドライブインシアターに行き、映画を鑑賞しましょう』ってさ。ドライブインシアターって今時あるのか?」

ジェームズ「カーナビで検索しよう」

イカーナビ『ドライブインシアター、で周辺施設を検索するでゲソ。一件、該当施設があったでゲソ!』

上条「あるのかよ!」
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:07:27.11 ID:RVko62cK0
=御坂・リチャード…車種:G-wiz=

御坂「あー買ったわぁ。いやー、悪いわねー、Tシャツ買ってもらっちゃって」

リチャード「良いから早く次のくじを引いてくれ」

御坂「はいはい、分かってるって。車に着いたらねー……って」

白井「あら、お姉様。こんなところで奇遇ですのね」

御坂「黒子に固法先輩? どうしたんですか?」

固法「実は違法駐車の取り締まりでね、見てよこのG-wiz。こんなところに止めちゃって、凄い渋滞になっちゃってるのよ」

御坂「あ……あらー、ほんとですねー、こまっちゃうわよねー、こんなところにとめちゃって」ダラダラダラ

白井「せめてもう少し路肩よりに止めればよろしいものを、大きく道路にはみ出してますの」

固法「それでなくたってここは駐車禁止区域よ。違反切符を切るだけじゃ済まさないわ。
    持ち主が帰ってきたらこってり絞ってやろうと思って待ち構えてるってわけ」

御坂「へ、へえ……そーなんだ。た、たいへんですねー」アセアセ
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:09:56.80 ID:DvwweW+80
トップ・・・ギアだと・・・・
なぜこの組み合わせにしたwwww
今から読んでくる
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:10:39.69 ID:RVko62cK0
白井「ところでお姉様、お姉様の隣にいらっしゃる外国人の方はどちらさまで?」

御坂「え? あ、えーっとね、ちょっと道を訊かれちゃってさ、案内してあげようかなーって」

固法「あら、それなら私が案内するわよ」

御坂「ええ!? いえいえ固法先輩は風紀委員のお仕事があるじゃ……」

固法「白井さん一人で大丈夫よね」

白井「そうですわね。困っている方をお助けするのもまた、風紀委員の務めですの。どうせここに二人いたところで意味もありませんし」

御坂「良いって良いって! 私が案内するから。ううん、むしろさせて!」

トントン

御坂「何よ! 誰!?」

寮監「よう御坂。私だ。探したぞ」

御坂「あっ……りょ、りょーかんさまー」

リチャード「それじゃあ僕は急ぐので……あー、キミ、道案内をお願いできる?」

固法「ええ、構わないわよ。それじゃあ行きましょう。白井さん、あとよろしくね」

御坂「ちょっ、待ちなさいよあんた! コラー! 私を見捨てんなー!」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:16:27.45 ID:RVko62cK0
=上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ=

『水先案内人はこの私が!! これは死ではない!!』

ジェームズ「いい映画だ」

ジェームズ「ところで……少し暑くないか。エアコンを入れよう」

フオオォォォ……

上条「うおっ!? くさっ! なんだこの臭い? まるで海の家の公衆トイレみたいな匂いがするぞ」

ジェームズ「げほっ、うぇほっ! しまった、エアコンフィルターの掃除をすっかり忘れていた……おえっ」

上条「臭い臭い臭い! 目にしみる! ジェームズ、窓を開けよう!」

ジェームズ「窓が開かないぞ、パワーウインドの故障だ」

上条「だったらドアを開けりゃいいだろうが!」

ガチャッ……ドゴッ!

上条「やばっ、焦って開けたらドアパンチしちまった!」

ジェームズ「僕もだ」

スキルアウト「おい、兄ちゃん。良いドアパンじゃねえか」

上条「……不幸だ」
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:23:59.11 ID:RVko62cK0
ジェレミー《タイムリミットを迎え、私たちは再びサーキットへ集合しました》

ジェレミー「それじゃあ結果を報告し会おう。まずは私たちのチームからだが……」

リチャード「なんだか顔色が悪くない?」

ジェレミー「むしろ、きみたちが平然としているのが腹立たしい」

神裂「私たちのチームは、課題を3つクリアしました。30点獲得ですね」

リチャード「僕たちは2つだから結局20点」

上条「そういやビリビリの姿が見えないんだけど」

リチャード「彼女はパージしてきた。気にするな、ネジを落っことしたようなものさ」

ジェレミー「G-wizはどうした?」

リチャード「ちょっとした手違いがあってね。今、番組のADがレッカーで引き取りに行ってるよ」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:27:33.16 ID:RVko62cK0
上条「俺たちのチームも課題2つで20点だ」

禁書「とうまとうま、なんだか臭いんだよ」

上条「それは言わないでくれ、インデックス……」

ジェレミー「ジェームズはどうした?」

リチャード「気分が悪いからって休んでる」

禁書「どうしたの? とうま、なんだかとっても疲れてるみたい」

上条「はは、なーに、不良との追っかけっこなんて、この上条さんにとっては日常茶飯事ですよ……」

上条「ただ、逃げる途中でジェームズが車の臭いにやられてゲロ吐いたのはキツかったですけどね……」

ジェレミー「スティグのチームはどうだ?」

禁書「私たちも課題2つだったんだよ」

禁書「アンチスキルと追いかけっこして面白かったんだよ!」

上条「へ……へえ……」


累計ポイント
禁書・スティグ0+40+20=60
神裂・ジェレミー0+20+30=50
上条・ジェームズ20+10+20=50
御坂・リチャード30+0+20=50
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:30:29.37 ID:5+fqENxd0
まさかと思って開いてみれば何という俺得スレ
ケアレス航空学園都市支店の開店はまだか
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:32:31.39 ID:RVko62cK0
リチャード《各チーム横ばいで、最終課題を迎えました》

リチャード「最後の課題だ……『先ほどタイムアタックで使ったサーキットで、コース5周のレースを行います。
       ドライバー交代は自由ですが、最低一度は必ず交代すること。他車への妨害行為も認められます。
       一着の車から順に、50,40,20,10ポイントが付与されます』」

ジェレミー「まずは私が走ろう」

神裂「それではお願いします」

上条「ジェームズ……はまだ死んでるか。俺が行くしかないよなぁ……窓は開けたけど、臭いは残ってるなぁ」

禁書「スティグ、最初は私が運転するんだよ」

リチャード《各車スタートラインに並びましたが、ここで僕に重大な問題が》

リチャード《車はADが取り戻してきてくれましたが、肝心のミサカがまだ到着していません》

リチャード「どこで遊んでるんだ彼女は!」

ジェレミー「リチャード、用意はいいか?」

リチャード「待ってくれ、ミサカがいないと動かないんだ!」

ジェレミー「そうか、それは良い知らせだ。さっそく始めよう」

ジェレミー《勝負の世界は無情です。レースはスタートしました》
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:35:57.92 ID:RVko62cK0
第一走者
神裂・ジェレミー…車種:プリウス (ドライバー:ジェレミー)
禁書・スティグ…車種:スイフトスポーツ (ドライバー:禁書)
御坂・リチャード…車種:G-wiz (ドライバー:リチャード)
上条・ジェームズ…車種:シビックタイプRユーロ (ドライバー:上条)



ブオオオオオオオオオオン!

ジェレミー「POWEEEEEEEEEEEEEEEEEER!!」

上条「良いぜ、俺がいつまでも運転が下手糞だと思ってるなら、まずはそのふざけた幻想を……」

ガコンガコンガコン……

上条「っとあぶねぇ、エンストするところだった」

禁書「スイフトにかかればとうまやジェレミーなんてぶっちぎりなんだよ!」

ブオオオオオオオオォォォ……




リチャード「……」ポツーン
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:38:42.85 ID:jgP0UjZB0
妹さらってこいwww
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 06:39:57.08 ID:RVko62cK0
リチャード「とりあえず、体の勢いを使って少しでも前進しておこう」

リチャード「フンッ、フンッ! ……ふぅ」

リチャード「フンッ、フンッ! ……5cmは進んだかな」

御坂「……なーにやってんのよ、あんたは」

リチャード「おかえり、待ってたよ!」

御坂「あんた、よくも人をスペースシャトルの打ち上げロケットみたいに切り離してくれたわねぇ、
    おかげで私がどんな目にあったか……」ビリビリビリ

リチャード「話は後だ! 早くこのG-wizを動かしてくれ!」

御坂「うっさい! 私の怒りは……」

リチャード「もうレースが始まってるんだ! すでに半周以上差が付いてる!」

御坂「はあ!? そんなことどうだって……あー、なるほどね。そっかそっか……」ニヤァ
171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:00:15.16 ID:RVko62cK0
御坂「いいわよ、どうせあんたは運転できないんだし、私が外から遠隔操作で動かしてあげるわ」

リチャード「そうしてくれると助かるよ」

御坂「さーぁ、しっかりつかまってなさい」

ギュルギュルギュルギュル!

御坂「いっけえええええええええええ!」

リチャード「ああああああああああああああああああ!!!?」

上条「なんだ!? ものすごい追い上げだぞ!?」

御坂「これがあんた直伝の、パワースライドよおおおおおおおっ!!」

ギャギャギャギャギャギャッ!

リチャード「首がっ……首がグキッて……!」

禁書「なっ!? 一瞬で並ばれたんだよ!」

ジェレミー「リチャードか。だが、対策はしてある」
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:04:03.72 ID:RVko62cK0
ジェレミー「助手席に、最初の課題の時に取り外した後部ドアを積んでおいた。これを投げ捨てて妨害する」

ポイポイッ、ドガッ! ズザザァッ!

リチャード「ジェレミー!? 殺す気か!」

御坂「心配いらないわよ、リチャード!」チャリン

御坂「吹っ飛べえぇ!」バチバチバチッ

ドガアァァァン!

上条「れ、レールガン!? ビリビリさんんん!?」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:07:17.01 ID:RVko62cK0
神裂「ジェレミー、何と卑劣な走りでしょう。武士の風上にも置けません」

神裂「ジェレミー! あなたには任せておけません、交代です!」

ジェレミー《2周したところで、私とサムライニンジャガールが交代です》

神裂「はやく窓を乗り越えてください」

ジェレミー「そう急かすな」

神裂「ああもう、まどろっこしいですね! 少しはやせる努力をしたらどうなんですか。
   イギリスのまずい料理でなぜそこまで太れるんです? ほとんど神の奇跡ですよ」

ジェレミー「それはありがた迷惑な奇跡だ! 神様におせっかいはよせと伝えてくれ!」

リチャード《ジェレミーたちがもめている間に、僕も2周を終え、電気少女と交代します》

リチャード「……」ボロッ

御坂「ちょっとあんた、大丈夫?」

リチャード「……おかげさまで……ハハ……ハハハ……」

御坂「ま、まあ遅れは取り戻せたみたいだし、いいんじゃないかしら? さ、さーて、私もがんばろーっと。じゃあいってくるわねー」

ブイイィィーーン……

リチャード「……明らかに僕の時よりも遅い」
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:10:57.37 ID:RVko62cK0
禁書「むっ、ジェレミーとリチャードが交代してるんだよ、私たちもここで交代したほうがいいかも!」

禁書「スティグ、後お願いなんだよ!」

スティグ「          」

禁書「スティグはこのメンバーの中で一番速いから、あとは任せておけば楽勝なんだよ」


上条「ジェームズ! ジェームズさん!」

ジェームズ「……?」

上条「とりあえず一周でいいから走ってくれないか? そうしたらまた交代して、後は俺が走るから!」

ジェームズ「うっぷ……オ、オーケー……」ヨロヨロ

上条(大丈夫かな……?)


ジェームズ「ひどい車内の臭いだ。悪化しているとしか思えない」

ジェームズ「早くコースを回って外に出よう」
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:14:42.67 ID:RVko62cK0
リチャード《二周を終えた時点で全チームがドライバー交代です。まだチーム毎に大きな差はありません。順位を見てみましょう》

1.神裂・ジェレミー(ドライバー:ジェレミー→神裂)
2.御坂・リチャード(ドライバー:リチャード→御坂)
3.禁書・スティグ(ドライバー:禁書→スティグ)
4.上条・ジェームズ(ドライバー:上条→ジェームズ)


御坂「どきなさい! この露出狂痴女!」

神裂「なっ、それはまさか私のことですか!?」

御坂「他に誰がいるってのよ。そんな無駄にでかい脂肪の塊くっつけちゃってレースに勝てると思ってんの?」

神裂「ふん、あなたのようなフルフラットはさぞかし軽量で抵抗も少なくレースむきなんでしょうね」

御坂「うっさい! とにかく車の性能ではこっちの方が上よ! 抜かせてもらうわ」

神裂「くっ、行かせませんよ!」シャキン

御坂「ちょっとあんた、その日本刀どうする気……」

神裂「はあっ!」

ドスッ!

上条「神裂がG-wizを横から串刺しにしたぞ!?」

禁書「助手席側から運転席側に貫通してるんだよ……短髪、まさか……」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:18:44.85 ID:RVko62cK0
御坂「あっぶね! あっぶねー! これ、よけなかったらマジで死んでたわよ! ふざけんじゃないわよ」

神裂「仕留めそこないましたか……」

御坂「調子乗んなっ、この行き遅れが!」ビリビリビリッ

神裂(しまった、七天七刀を伝って電撃が!)

バチバチバチバチッ!

禁書「かおりのプリウスがスピンしたんだよ! あっ、短髪のG-wizを巻き添えにして……」

ドガッ! ガシャーン!

上条「仲良くコースアウトしやがった……ってことは!?」


ジェームズ「うっぷ……また吐きそうだ」


リチャード《3周目までの暫定順位を見てみましょう》

1.禁書・スティグ(ドライバー:スティグ)3周目終了
2.上条・ジェームズ(ドライバー:ジェームズ)3周目終了
3.御坂・リチャード(ドライバー:御坂)3周目途中
3.神裂・ジェレミー(ドライバー:神裂)3周目途中
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:24:28.11 ID:RVko62cK0
リチャード《しかし、ここまで順調だった禁書・スティグチームに異変が起きます》

禁書「あれ? スティグが車を降りてくるんだよ……どうしたのかな?」

禁書「スティグ? 椅子に座っちゃってどうしたの? まだあと2周残ってるんだよ?」

ジェレミー「これは電池切れだ」

禁書「電池!? スティグは電池で動いてたの!?」

リチャード「知らなかった? 10万3000冊も頭の中の魔道書詰め込んでおいて、そんなことも書いてないの?」

禁書「知るわけないんだよ! と、とにかく私が代わりに走らないと……」

ジェームズ《一方、僕も何とか一周して戻ってきました》

上条「おーい、ジェームズ! こっちだ!」

上条「良く頑張ってくれたな、後は俺に任せろ!」バタン

上条「よし、行くぜ……って、くさっ! 酸っぱいにおいがすんぞ、何だこりゃ!?」

上条「……う」

上条「あのー……ジェームズさん……」

ジェームズ「……」ニコッ
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:28:03.57 ID:RVko62cK0
1.禁書・スティグ(ドライバー:スティグ→禁書)4周目突入
2.上条・ジェームズ(ドライバー:ジェームズ→上条)4周目突入
3.御坂・リチャード(ドライバー:御坂)3周目途中
3.神裂・ジェレミー(ドライバー:神裂)3周目途中


ジェレミー《そのころコース上では、サムライニンジャガールと電気少女が車をコースに復帰させていました》


神裂「よくもやってくれましたね……この決着はレースで付けることにしましょう」

御坂「望むところよ、ほえ面かかせてやるわ」

ジェレミー《決着も何も、もともとレースの勝負です》

ジェレミー「ようやく走り出した」

リチャード「先頭とは半周近く差が付いてるぞ。ここから挽回できると思う?」

ジェレミー「全く思わない」
181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:32:02.67 ID:RVko62cK0
上条「ハンドルとシフトレバーがべたべたする……気を抜いたらもらいゲロしそうだぜ……」

上条「とにかく、神裂と御坂が遅れてる今がチャンスだ。敵は実質インデックス一人!」

上条「俺のチームは今のところポイント50点、インデックスは60点だ。俺が一位、
    インデックスが二位になれば、両チームとも100点で購入費は全額返還される!」

上条「つまり俺は何としてでもインデックスに勝たないといけないんだ!」

禁書「お先に、とうま!」

ブオオオオン

上条「なんでだああああ! お前も少しは考えろおおお!」

禁書「車に張り付けた護符のおかげで、どんなにラフな走り方をしても絶対にコースから外れないんだよ、だから遠慮なく飛ばせるんだよ!」

上条「聞いてねえよそんなこと!」


1.禁書・スティグ(ドライバー:禁書)4周目途中
2.上条・ジェームズ(ドライバー:上条)4周目途中
3.御坂・リチャード(ドライバー:御坂)3周目終了
4.神裂・ジェレミー(ドライバー:神裂)3周目途中
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 07:36:56.81 ID:RVko62cK0
御坂「くっそー、あの痴女と揉めてたせいでだいぶ遅れちゃったじゃない……」

御坂「こうなったら最後の手段よ」

ジェレミー「どうしたんだ? G-wizがピットに向かってくるぞ」

リチャード「おいおいうそだろやめてくれよ」

御坂「リチャード、あんた乗りなさい!」

リチャード「絶対ごめんだよ! 僕を乗せてとんでもない無謀運転するつもりだろ! G-wizの中で死ぬなんて、死に場所としては最悪だ」

御坂「それしか勝つ方法はないのよ、ごちゃごちゃ言ってないでさっさと乗れええぇ!」ビリビリビリ

リチャード「」プスプスプス……

御坂「え? なに? 乗りたくなった? そう、だったら最初から遠慮しないで言えばいいのに」

ジェレミー「おい、電気ウナ……」

御坂「ああ!?」

ジェレミー「リチャード、がんばれ!」

御坂「ほら、ジェレミーも応援してるわよ」

リチャード「」ビクンビクン

御坂「さ、ドアを閉めて……と。よーし、それじゃあいっくわよー! 遅れを取り戻すんだから!」
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:12:07.38 ID:RVko62cK0
1.禁書・スティグ(ドライバー:禁書)4周目終了→5周目へ
2.上条・ジェームズ(ドライバー:上条)4周目終了→5周目へ
3.御坂・リチャード(ドライバー:リチャード?)4周目途中
4.神裂・ジェレミー(ドライバー:神裂)3周目終了→4周目へ


上条「インデックスー! 俺の話を聞けええええ!」

禁書「ラスト一周! これなら一位はゆるぎないかも! でも油断せずに行くんだよ!」

上条「くそっ、もうゴールまで一周しかないぞ……」

上条「ん、あれは……神裂?」



神裂「くっ……先ほど衝突してからというもの、どうも動きが鈍いですね……」ノロノロノロ

神裂「まずいです、後ろからインデックスがやってきてしまいました」


禁書「かおり!? 遅すぎて周回遅れになっちゃったんだよ」
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:16:45.40 ID:RVko62cK0
プップー!

禁書「かおり! のろのろ走ってないで道を開けるんだよ!」

神裂「そうはいきません、進路を妨害してせめてもの抵抗を試みますよ! どれほど醜くとも、最後の花弁一つまで咲き続ける、これこそ騎士道の精神!」

禁書「あーもう! こうなったら追突してでもどかせるからね! ふん!」

ブオオオオオ……キィーッ!

禁書「信じらんない! 車に張った護符の力で追突前に自動でブレーキがかかっちゃうんだよ!」

上条「なんだか分からないけど、神裂がインデックスを妨害してるぞ……今がチャンスだ!」

禁書「とうまに並ばれた!」


1.禁書・スティグ(ドライバー:禁書)5周目途中
1.上条・ジェームズ(ドライバー:上条)5周目途中
3.御坂・リチャード(ドライバー:リチャード?)5周目突入
4.神裂・ジェレミー(ドライバー:神裂)4周目途中
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:23:27.19 ID:RVko62cK0
御坂「さーてと、そろそろね」

ジェレミー「どこへ行く? コースに入るのは危ないぞ」

御坂「いいのいいの。入らないと意味ないし」

御坂「普通に走ってたんじゃ勝ち目は薄いわ。私たちが勝つためにはドカンと一発ショートカットしかないわけ」

御坂「まずはG-wizをコース上に止めて、と」

リチャード「……はっ、ここは……G-wizの中!? 出してくれ! 助けて……」

御坂「あんた昔、すっごい事故起こしたけど生還したんですって? なら今回も大丈夫ね、きっと」

リチャード「何をする気だ! 出してくれ! 頼む! ジェレミー!! ジェームズ!! このトンマを止めてくれ!」

御坂「ちょっと衝撃でかいから、歯ぁ食いしばりなさい!」バチバチバチ

御坂「G-wizをレールガンの弾にしてゴール前までぶっ飛ばすわよ!」ゴツン!

ジェレミー「G-wizを殴っ……!?」

ドゴオオオオオオオオオオオン!
187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:27:48.20 ID:RVko62cK0
禁書「かおり! 邪魔なんだよ! 蛇行運転はうざいかも!」

上条「神裂、いいぞ、インデックスをブロックしろ!」

神裂「なんといわれようと、私は道を譲るつもりはありま……」

ガオオオオオオオオオオオオンッ!

禁書「え……今、一瞬ものすごい光が……」

上条「神裂の車が……消えた?」



御坂「げっ、コントロールミスってあの痴女に当たっちゃったわ……」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:33:06.76 ID:RVko62cK0
禁書「とにかく、邪魔者はいなくなったんだよ!」

上条「あとは俺とお前の一騎打ちだな!」

ブオオオオオオオオオオオオオオオン!

上条「くそっ、車体性能がそもそも違うってのに、おまけにあっちは護符の力があるから高速でコーナーを曲がれる……勝ち目はないか!?」

上条「いや……だったら俺がこの右手で触れれば!」

禁書「ちょっととうま!? 触らないでほしいかも!」

上条「あとちょっとだ、くそっ……」

禁書「とうまとうま、よく考えてほしいかも! 今、とうまのチームは50点、私のチームは60点。とうまが一位で私が二位ならどっちも100点だけど……」

上条「わかってんじゃねえか! だったらここは譲って……」

禁書「ばかとうま! 私が一位になれば110点、つまり全額返金に加えて10%分余分にもらえるんだよ! スイフトは150万だったから15万円ももらえる計算になるんだよ」

禁書「とうまが2位になった場合の点数は90点だから、シビック10万円のうち1万円は自己負担だけど、それを差し引いても14万円が手元に残るんだよ!」

上条「た……たしかに! インデックス、お前はそこまで考えていてくれたのか……」

禁書「当然なんだよ、とうまのためを思えばこそなんだよ」

上条「分かった。インデックス、先に行ってくれ」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:38:18.83 ID:RVko62cK0
同時刻、路上にて

垣根(さっきのクラッシュで車外に投げ出されちまった……くそっ、どうすりゃいいんだよ)

垣根(って、車がこっちに向かって走ってくるじゃねえか! やばいやばいやばい、このままじゃ轢かれてぐしゃぐしゃのミンチになっちまう!)

垣根(あわてるな、脳の表面を未現物質でコーティング、摩擦係数ゼロの特性を付与!)

ブオオオオオオオオオオオン

垣根(きやがれ! スリップさせてやるぜ!)



上条「なんだありゃ……コース上に何か落ちてるぞ。車の破片か何かか?」

上条「まあいいか、大した大きさでもないし、そのまま踏みつけていこう」

ふみっ
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:43:56.92 ID:RVko62cK0
つるんっ

上条「うああああああっ! なんだ!? 車がスリップして……インデックスとぶつかるっ!」

キキキキキキキキキキィ!

たっち

禁書「あ」

上条「あ」

上条「反射的にガードした右手が……スイフトの車体に……」

禁書「うああああああああああん、とうまのばかああああ! 何で言ったそばから触っちゃうのかな!」

上条「別に悪気があってやったわけじゃねえんだよ! っていうか前見ろ前! カーブだぞ!」

禁書「え、あ……ぎゃあああああ!!」

ドガシャアアア

上条「グリーンに突入して、横転しやがった……あれ、俺のせいじゃないよな……?」

上条「……と、とりあえずゴールしとくか……」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:51:52.96 ID:RVko62cK0
スタジオ

パチパチパチパチ

リチャード「本当にあの時は死を覚悟したよ」

ジェレミー「しぶといな。今度こそくたばったと思ったんだが」

リチャード「人間砲台でもあるまいし、自分がレールガンの弾になって飛ぶなんてそう経験できることじゃない」

ジェレミー「地球上できみくらいだろうな」

リチャード「見てくれよこのG-wizの有様を」

ジェームズ「なんというか……黒こげで半分溶けかけた『何か』だ」

ジェレミー「車だと言われてもまだ信じられない」

ジェームズ「なんにしろ良いことだ。これでまた地球上からG?wizがひとつ減った」

リチャード「プリウスはどうなった?」

ジェレミー「レールガンの的にされたが、それほどの損傷はなかった。車体が真っ二つになった程度だ」

ジェームズ「どうってことないな」

リチャード「もともとクズ同然だったからね」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 08:57:05.42 ID:RVko62cK0
ジェレミー「シビックの臭いはどれほどひどいんだ?」

ジェームズ「嗅いでみろ」

ジェレミー「きみのゲロの臭いだろ、遠慮しておく」

リチャード「ジェームズ、きみはテレビ放送を何だと思ってる? 以前の企画でもうんちしたりしてたよね、BBCはホモスカ専用チャンネルじゃないんだぞ」

ジェームズ「……」ニコッ

リチャード「スイフトが一番損傷が少ない?」

ジェームズ「いや、実は車内に卵が落ちていたらしく」

ジェレミー「卵? なぜ? シスターの卵子か?」

ジェームズ「三つ目の課題で使った余りらしい。で、それが横転した時に盛大に砕けて……」

リチャード「オーウ……」

ジェームズ「しかも、時間がたって腐り始めている」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:02:12.61 ID:RVko62cK0
ジェームズ「さて、それじゃあ最終スコアをまとめよう」

ジェレミー「といっても、完走できたのは一台だけだ。シビックタイプR」

ジェームズ「YEAH」

リチャード「ということは最終的には……ジェームズたちの勝利だ!」

累計ポイント
禁書・スティグ0+40+20+0=60
神裂・ジェレミー0+20+30+0=50
上条・ジェームズ20+10+20+50=100
御坂・リチャード30+0+20+0=50

ジェレミー「今回の企画で分かったことは、優秀な未来の車は、中古で冠水した、ゲロ臭いシビックだということだ」


ジェレミー「それでは番組終了の時間になりました」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:07:38.97 ID:RVko62cK0
上条宅・テレビ前

ジェレミー『それでは番組終了の時間になりました』

禁書「うわー、私たち本当にテレビに映ってたね、とうま!」

上条「そうだな。それにしても、車の購入費は結局演出で、番組が全部負担してくれて助かったぜ」

ジェレミー『また来週お会いしましょう、さようなら!』

ピッ、ブツン……

禁書「TV切って、と。とうま、おなか減ったんだよ。ギャラが出たんだからたまにはおいしいものが食べたいかも」

上条「ああ、そうだな。上条さん的にはつつましくやりたいんですが、ま、インデックスも頑張ったしな!」

禁書「それじゃあさっそく行くんだよ! 思い立ったが吉日かも!」

上条「へいへい、そんなに引っ張るなよ」

……バタン
195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:13:33.30 ID:RVko62cK0
スフィンクス「んなー」リモコンフミッ

ピッ(テレビON)

スフィンクス「ニャッ!?」

ジェレミー『……と、お別れの前に、ひとつ言い忘れていました』

ジェレミー『今回登場した未来の車たちは、プロデューサーの粋な計らいによって学園都市の学生たちに
       プレゼントされることになりました』

ジェームズ『こんな廃車同然のごみを押し付けるのか?』

ジェレミー『違う。これには未来の技術が詰まっている。学園都市の彼らには、これをプロトタイプとしてさらに発展させてほしい』

リチャード『それは……それは……それはとても必要なことだね! この鉄クz……G-wizはぜひミサカにもらってほしいよ』

ジェレミー『そうだろう』

ジェレミー『おめでとう、諸君。安全には注意して乗るように。それでは今度こそ、さようなら!』

パチパチパチパチ
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:18:47.81 ID:RVko62cK0
以上になります。
読んでくださった皆様、支援して下さった皆様どうもありがとうございました。

そういえば今日はBSフジでトップギアの日ですね。
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:22:14.85 ID:DvwweW+80

いいセンスだった
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:25:04.25 ID:jgP0UjZB0
乙!面白かったよ
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 09:42:26.81 ID:bg0VtGy00
乙。
EP3って車名にユーロ付いてたっけ?

まぁ楽しませてもらったよ!禁書知らないけど!
201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 10:16:03.59 ID:fYhFKBfX0
>>26
誰も言ってねぇから亀ながら言わせてくれ

Don’t say that!!
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 13:58:51.65 ID:vW08wJpW0
トップギアなわけないよなとか思ったらトップギアで俺大歓喜
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 14:06:18.81 ID:7G49mcx9O
なにこの俺得SSw
よんでくる
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/06(土) 15:45:34.97 ID:DBBsGB110
何でこんな発想が出来たのか未だに分からないwwww
そしてトップギアが国営放送と言う事実をNHKは真摯に受け止めるべき

コメント

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